クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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SNSで非難轟々、HondaGO。ホンダのレンタルバイクが「立ちゴケ」対応の新補償サービスを設定

レンタルバイク用車両保険のオプションとして「安心補償GO」を設定。原付だと合計3400円で自己負担ゼロの安心感



2020年になってホンダが始めたレンタルバイクビジネス「Honda GO」を利用したユーザーが「立ちゴケで何十万円も請求された」とツイートしたことがバズり、レンタルバイクのリスクが表立って話題になり、「車両保険に入っても立ちゴケは全額自己負担なのでは怖くて利用できない」という声も出てきたりして、始めたばかりのHondaGOというビジネスに暗雲垂れ込めたのですが……。

ホンダは、それを良しとしていたわけではなく、しっかりと対応しております。それが「安心補償GO」という新サービスであります。基本の車両保険にオプションとしてつけることで、立ちゴケ含めてほとんどの事故・損傷において自己負担ゼロとなるというもの。まさにネットの声に素早く対応したといったところでしょうか。







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USモータースポーツで”は”、ホンダ絶好調。次のステップは?

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インディ500の勝利だけじゃない! NSX GT3が初勝利、GRCも好調
F1では厳しい状況にあることは言うまでもないホンダレーシングでありますが、北米でのモータースポーツは好調。インディ500でホンダエンジンを使う佐藤琢磨選手が日本人初優勝を遂げたのはもちろん、シビックで参戦するGRC(グローバルラリークロス)でもフォードやフォルクスワーゲンを相手に勝利をあげております。さらにアキュラNSXのレーシング仕様であるGT3も初勝利といった具合。

言ってしまうと、HPD(北米のモータースポーツ統括組織)マターの案件は好調ということだけかもしれませんが……。仮に、北米でのブランディングを考えると、デイトナとル・マンという”ハコ”の24時間レースで結果を残したいと考えるはずで、この勢いでフォードGTやシボレー・コルベットなどが競うル・マンGTEクラスへのチャレンジなど期待してしまったりするのは季節柄の妄想でしょうか(汗)


精進します。
  




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アクセラ・ハイブリッドに衝突被害軽減ブレーキが標準装備で思う

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「マツダ アクセラ」ハイブリッド車を一部改良−衝突被害軽減ブレーキ標準化など、装備を充実−

『アクセラ』のハイブリッド車に、低速走行時の衝突被害をブレーキの自動制御で回避または軽減する「スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)」&AT誤発進抑制制御を標準装備化しました。これにより安全を重視してクルマ選びをされるお客様のニーズに応えます。衝突被害の回避または軽減をサポートする自動ブレーキを、ハイブリッド車の全機種に標準装備化するのは、日本メーカーでは初めて
なるほど、プリウスでもメーカーオプション(一部グレードに標準装備)のプリクラッシュセーフティシステムを、アクセラは全車に装備という差別化であります。

ただし、プリウスのプリクラッシュセーフティシステムは、ミリ波レーダーを使用していて、レーダークルーズコントロールも備えているのに対して、アクセラのそれは赤外線レーザーを使ったもの。コストを無視して、ハードウェアとして見ればプリウス優勢といえそう。

もっとも、トヨタ系のプリクラッシュセーフティシステムはミリ波レーダーを使っていても、止まる性能面でかなり厳しいという結果が、先日のJNCAPテストで出ているので、ミリ波レーダーだから優れているとはいえないのですが……。

動画再生時には音量注意。






マツダの衝突被害軽減ブレーキにしても、テスト結果はさほど変わらないというか、もちろん30km/hでの違いはあるのですが、トップランナーと比べると五十歩百歩という印象であります。ちなみに、テスト車両はアクセラXDで、赤外線・ミリ波レーダー併用タイプ。一応、30km/h以上ではミリ波レーダー、30km/h以下では赤外線を使って障害物を検知しているという設定になっているはず。

ちなみに、アクセラ・ハイブリッド(セダンボディ全般)はミリ波レーダーはオプションでもつけることができないので、この性能を出せるという意味で動画を貼っているわけではありません、悪しからず。





 

それにしても、プリクラッシュセーフティシステム、単純についているというだけで諸手を上げて商品性として評価していいものかどうか迷うところではあります。

ただ、こうして標準装備が増えていくことで、ハードウェアの量産効果や、ソフトウェア(制御系)の煮詰めが期待できますから、プリクラッシュセーフティシステムの拡大そのものはウェルカムなのは間違いないところ。

一方で、追従クルーズコントロールは体験できても、衝突被害軽減ブレーキは並列で評価できるほどの状況を作るのが難しく、ハードウェアによる差がパフォーマンスに対して絶対的に影響するのでないとしたら、こうした機関による試験結果を参考にするほかないのが歯痒いところでもあり。


精進します。



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