クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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明暗はっきり、トヨタ・ヤリスの好調ぶりとホンダ・フィットの沈み具合

2021年4月の販売台数は前年同月比197.4%のヤリスに対して、フィットは37.4%

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トヨタ・ヴィッツの後継モデルとしてグローバルネームとなった「ヤリス」が登場したのは2020年2月10日。ほぼ同じタイミングで同年2月13日にフルモデルチェンジを発表したのがホンダ・フィット(4代目)。というわけで、デビューのタイミングからしてもガチンコのライバルになると見られていたヤリスとフィットですが、販売状況はライバル視するのも憚られるほどの大差がついております。



具体的に、2021年4月のセールス状況を自販連のデータから抜き出せば次の通り。

トヨタ・ヤリス 19,974台(前年同月比197.4%) 登録車ランキング 1位
ホンダ・フィット 3,359台(前年同月比 37.4%) 登録車ランキング 17位

通称名におけるヤリスには、いわゆる5ドアハッチバックのヤリスだけでなく、SUVのヤリスクロス、3ドアハッチバックのスポーツモデルGRヤリスも含まれるので、そのまま比較するのはアンフェアという見方もできましょうが、それでも前年同月比で40%以下となっているフィットの惨状は目を覆いたくなるばかり。半導体不足による生産調整など様々な背景もあるとはいえ、この数値はもはやフィットがマーケットから評価されていないといえる数値では?


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これは新しい!トヨタGRが競技車両の個人売買サービスを開始

ニッチな価値を持つ競技車両を適正にトレード。個人売買により裾野の拡大が期待できるか?

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TOYOTA GAZOO Racing(TGR)が、モータースポーツの拡大を狙った新サービス「TGR TRADE」をローンチ。競技用車両特化の個人間売買サイトであります。

公道走行ができない競技専用車両はもちろん、ナンバー付きであってもラリーやレース、ジムカーナにダートトライアルなどで使われた競技車両というのは通常の中古車市場では取引の対象にならないというか、まず適正な取引がされないというイメージが強く、また探すのも一苦労。ここ数年はネットオークションやSNSを通じて、そうした通常の市場では価値が正当に評価されないマシンが取引されてきたという現状もありますが、なかなか売りたい人と欲しい人のマッチングは難しかった印象もあり。

そんな中、TGRが始めた新サービスは国内の競技活動の活性化を願って始めた、というのがポイント。新カテゴリーにステップアップしたいユーザーが、これまで使っていたマシンを希望の価格で売ることで次の競技車を作る資金になり得ますし、これから始めようというユーザーにとってはリーズナブルに即参戦可能なマシンが手に入るということで、モータースポーツのハードルが下がるというWin-Winのサービスといえそう。


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ハイブリッド4WDで2,515,000円から。コスパ際立つヤリスクロスが発売開始

2020年4月にはじまったティザーがついに完結。ガソリン車で1,798,000円のスターティングプライスにライバル激震間違いなし

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2020年8月31日午前0時、トヨタ・ヤリスクロスの発売が正式発表。これまで散々ティザーサイトで情報を出してきたヤリスクロスですが、業界の慣習として正式発表=価格と燃費の公表というわけで、メーカー希望小売価格は1.5リッターガソリンエンジン車で1,798,000円~2,441,000円、同じく1.5リッターハイブリッド車で2,284,000円~2,815,000円となったのでした。

そして燃費性能は、グレードによって異なりますが最良グレードでいうと、ハイブリッド車(2WD)が30.8km/L、ハイブリッド4WDが28.7km/L、ガソリン車(2WD)で20.2km/L、ガソリン車(4WD)は18.5km/Lなっております(いずれもWLTCモード)。







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1.5リッターエンジンのFF・CVTは共通。ヤリスとGRヤリスのスペックを比べてみる

GRヤリスの量産スペック公表。1.5リッターNAエンジンを搭載するRSグレードを標準ボディのヤリスと比較。パワーウエイトレシオではGRのつかないヤリスが有利。



アルミのアウターパネル、CFRPのルーフを与えられたトヨタのWRCウエポン「GRヤリス」の量産グレードとスペックが公表されております。目立っているのは1.6リッターターボを積むRZ系グレードですが、個人的に興味津々なのは1.5リッターNAエンジンにCVTを組み合わせたFFモデルの「RS」グレードだったりするのでした。

その理由については、このブログに貼り付けた2つの動画で話していますが、全日本ラリーJN-6クラスでの活躍が期待できるプロフィールだから。パーキングブレーキがEPBのようで、そのままではサイドターンが使えないのはネガにも思えますが、以前に取材したスポーツCVTがさらに進化していると想像できますし、そのテクノロジーが市販車にフィードバックされていることも期待できますので…。




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