クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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スズキが1Q決算を発表。ハヤブサ効果で売上64.5%増!

スズキ、2022年3月期第1四半期決算を発表。連結売上高は8454億円と倍増するも、インドでの新型コロナウイルス感染再拡大や日本での半導体不足といった課題は残る

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スズキが2022年3月期の1Q(第1四半期)決算を発表。前年が新型コロナウイルスの影響を大きく受けていることもあって、全体に数字は倍増しております。

連結売上高:8,454億円(4,201億円増加)
営業利益:545億円(532億円増加)


ただし、十分に復活したわけではなく、前々年同期と比べると、売上高で621億円減少、営業利益で82億円減少となっているとのことです。このあたり、インドでの新型コロナウイルス感染再拡大や日本での半導体不足による減産影響、原材料価格高騰といったネガティブ要素が大きく影響しているのだとか。


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車両型式「DAA-MH44S」、ワゴンRの『S-エネチャージ』はハイブリッドか?


ワゴンR FZ クリスタルホワイトパール

というわけで、ワゴンRに、車両型式としても正しくハイブリッドな新グレード「FZ」が登場であります。二次バッテリーはエネチャージ同様で、インテグレーテッドスタータージェネレーター(ISG)に置き換えたという成り立ち。

軽自動車のハイブリッド! というインパクトはありますが、FFの車両価格を比べると、従来からのエネチャージ搭載グレード「FX」に対して、差額が227,880円ですから、ISG代としては価格アップが大きい印象もあり。これがエンジンとミッションの間に薄型モーターを挟んでいるというのであれば納得できるかもしれませんが……。

FZ・2WD 1,372,680円(モード燃費32.4km/L)
FX・2WD 1,144,800円
(モード燃費30.0km/L)

とはいえ、実のところFZには低速域プリクラッシュブレーキである「レーダーブレーキサポート」や、横滑り防止装置「ESP」が標準装備されているので、単純に価格差をISG代とはいえないのではありますが。

ちなみに、FXにオプションのレーダーブレーキサポートをつけると----

FX・2WDレーダーブレーキサポート 1,196,640円

FZとFXの装備差で目立つのは、アルミホイールと本革ステアリングくらいですが、それを考慮して15万円くらいはISGのコストとすると、やっぱり高価なマイルドハイブリッドという印象ではります、ハイ。

ここからは、徒然に思いつきなツイート群をペタペタ。
そういえば、軽自動車も旧車増税がはじまるわけですが、現時点はハイブリッドカーは増税対象外となっておりまして。その点でいえば、長く乗ったときに「車両型式(排ガス記号)」としてハイブリッドカーに分類されるのはメリットになるのかもしれませんけれども、そこまで意識しているのかどうか。












一部に、軽自動車のハイブリッドは出力が上がるので政府筋に睨まれるのを嫌って、ハイブリッドではなくS-エネチャージという名前にしたという見方もあるようですが、いやいや47kWに自主規制しているとはいえ、過給エンジンというのが軽自動車に昔々から存在しているので、ちょっとナンセンスな指摘という印象であります。


閑話休題

コスト的にこなれてくれば、の話ではありますが。40km/Lで「S-エネチャージ」のアルトエコなど出てくると、インパクトはあるでしょうし、軽自動車のイメージリーダーとしてマーケティングとして有効な商品になるのでは?

そして、個人的な趣味でいえば、国内ではキャリイに採用したAGS(オートギヤシフト)と薄型モーターを組み合わせた、ツインハイブリッドの再来的なメカに期待してしまうのですが、現実味はない妄想なのでありました(汗)
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