クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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honda

さよなら「ヤチヨ」。八千代工業よ、永遠なれ!

ケイレツ以上の深い関係といえる八千代工業をホンダは手放すことにした

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ホンダが八千代工業をTOBをかけ、インド系の外資企業へ売却するという発表が、いわゆる【悲報】という視点で話題となっているようです。

八千代工業といえば、ホンダ創業初期から関係の深いサプライヤーであり、かつてアクティ、ビート、ライフ、S660などの軽自動車を生産委託していたほど切っても切れない間柄と思われていた、ケイレツを超える系列企業でした。

自動車業界のEVシフトは、そんな八千代工業でさえ子会社として守っていけない状態にホンダを追い込んでいるという見方もあれば、ホンダ自身が脱エンジンを押し進めていることが誤った判断ではと批判する見方もあるようです。

小生としては、以下のコラムでも触れたように『「早い者勝ち」の精神がホンダに連綿と続くDNAだとすれば、ZEVシフトに向けた系列再編は、まさしくホンダらしい判断といえそう』というのが八千代工業・売却についての総合的な印象ではあります。

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ホンダ・フィットは「RS」復活のマイナーチェンジで蘇るか?

RSグレードを追加して、NESSを廃止。バンパーの変更でそれぞれの個性を明確に

ホンダの主力モデルでありながら、癒し系に進化した現行型では周囲が思っているほど売れていない印象もある「フィット」が2022年秋のマイナーチェンジを目前に、ティザーサイトをオープンであります。



クルマ好きからすると、フィットRSの復活が注目度高しでしょうか。

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フィットRSといえば、グランツーリスモで強制的に乗ることになるモデルというのがネットでのイメージかもしれませんが、そうした知名度があるからこそスポーティグレードである「フィットRS」の復活は意味があると思ってみたりするのですが、いかがでしょうか。

ちなみに、RSグレードの復活に伴い、従来までスポーティテイストのグレードとして用意されていたNESSは廃盤になる模様です。スポーツウェアのようなイメージのNESSグレードは提案としては非常にユニークだと感じていましたが、市場はもっとわかりやすいRSを求めたというところかもしれません。

というわけで、いまや貴重なNESSに試乗している模様の動画はこちらです。





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売れ筋ミニバン、ホンダ・フリードが商品改良と特別仕様車を発表

グリルレスデザインのトレンドに変化あり? 特別仕様車BLACK STYLEにメッキグリルが採用された!

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ホンダの売れてるコンパクトミニバン「フリード/フリード+」が一部改良および特別仕様車の設定を発表しております。改良によって標準装備化された機能は以下の通り。


運転席・助手席シートヒーター
コンフォートビューパッケージ
ロールサンシェード
撥水撥油加工が施された「FABTECT(ファブテクト)」シート表皮

なるほど、商品力を上げてきているわけですが、残念ながらEPB(電動パーキングブレーキ)は採用されなかった模様。街なかでの信号待ちにおいて足がフリーになる「オートホールド」機能は、このコンパクトクラスでも当たり前になりつつある時代を考えると、アップデートしきれなかったというのが、商品改良の内容を見ての率直な感想であります。

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最後のNSXが鈴鹿ラップを2秒短縮できたワケ

システム最高出力は+27hpの600馬力にパワーアップ。専用設計のピレリP-Zeroタイヤ、フロントモーター減速比のローギヤード化による駆動力の向上



第二世代NSXの最期を飾る特別限定モデル「タイプS」の全容が北米で発表されております。注目の価格は169,500ドル(ライトウェイトパッケージで182,500ドル)。21年型のスタンダードモデルの価格は159,495ドルですから、個人的な予想よりタイプSになったからといって価格は上昇しておりませんが、パフォーマンスは想像以上に向上している模様。

なにしろ、鈴鹿サーキットでのラップタイムが2秒も速くなっていると公表されているのでした。

さらに3.5リッターV6ツインターボと前後あわせて3基のモーターによるスポーツハイブリッドSH-AWDのシステム最高出力は、北米スペックで573馬力から600馬力へとパワーアップしていることも発表されております。基本的なメカニズムはそのままに各部のブラッシュアップを果たしたようですが、その内容とは?

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ホンダ・インテグラが帰ってくる? タイプRと言ってはいない

北米のアキュラ・ブランドから「インテグラ」が2022年に復活することが発表された

Acura Integra Teaser Sketch

”レジェンド・リターンズ”という、ある意味で挑発的ともいえるニュースリリースがアメリカのホンダから発表されました。ここで言うレジェンドというのは、もちろん日本でいうフラッグシップモデルのレジェンドではなく、伝説的モデルの復活という意味。そのモデルとは、それはティザーイラストでもわかるように「インテグラ」であります。

言われてみれば、北米でホンダがプレミアムブランド「アキュラ」を展開した最初期のモデルがインテグラでありまして、たしかに伝説的モデルの復活といえそう。ただし、アキュラ・ブランドですからタイプR的なインテグラではないイメージで考えるべきかもしれません……。

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ホンダNSXが2022年12月の生産終了を発表。F1参戦終了との関係は?

2021年8月12日(北米時間)に最初で最後の限定車タイプSが発表される!

2022 Acura NSX Type S_002-1200x800

Hondaのチャレンジの象徴「NSX」が2022年いっぱいでの生産終了を発表。現行モデルの誕生は2016年1月でありましたから実質的に7年間のモデルライフとなるというわけです。これが長いのか短いのかは議論があるところでしょうが、少なくとも初代NSXのモデルライフ(1990年~2005年)に比べると約半分の長さだったというのは単純な事実といったところでしょうか。

あわせてファイナルエディションとなる限定車「タイプS」が世界350台限定で発売されるということもアナウンスされております(日本向けは30台)。タイプSがどのような仕様になるのか、現時点では上の画像でもわかるようにマットカラーの設定があるくらいしか公表されておりませんが、アメリカ時間8月12日にその詳細は明らかになる模様。

 

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