クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

YouTubeチャンネルで動画を公開しています。チャンネル登録よろしくお願いします。お問合わせや情報などは、こちらのアドレスまで ysplaning@gmail.com   Instagramでも情報発信しています   Facebookページ随時更新中 noteで無料&投げ銭方式のコンテンツを公開しています。

bZ

トヨタが電気自動車で本気を見せた! 15台のコンセプトカーに感じること

まさに多様な15車種の電気自動車を見せたトヨタ。仕向け地のバランスも感じられるラインナップ

20211214_BEV_06_s

2021年12月14日、トヨタが開催した「バッテリーEV戦略に関する説明会」で発表された内容を、多くのメディアが興奮気味に伝えています。

これまで電気自動車に消極的という印象もあったトヨタが、いきなり16台もの電気自動車(その多くはコンセプトカー)を並べ、電気自動車時代にも主役の座は譲らないと宣言したのですから、ある意味で変節ぶりにメディアは驚いたという面があるのかもしれません。

 

そうしたインパクトを演出するために、これまで豊田章男社長が「エンジン愛」を語っていたのであれば、なかなかの役者といったところですが、それにしても2030年までに30車種の電気自動車と出すという宣言に加えて、16台がカタチになっているのを見せる(おそらく2年内には市販される)というのは、まさにトヨタの本気といったところでしょうか。

まあ、9月には全固体電池についての発表をするなど、着々と準備が進んでいることは示していましたし、燃料電池車を量産できるということは電気自動車を量産する技術を持っていることは明らかで、トヨタの規模で電池の調達ができる目途が立てば、いつかはこうした発表をするであろうと思っていましたが……。

続きを読む

SUBARU版も気になる、トヨタの電気自動車「bZ4X」の未来的コクピット

新ブランド「bZ」はゼロエミッションを超える存在をイメージ。チャレンジングすぎるコクピットはアーリーアダプターに刺さるか?

20210419_01_02_s

いかにもトヨタらしく、カーボンニュートラルにおいても全方位対応を目指しております。

ハイブリッドとe-fuel(カーボンニュートラル燃料)を組み合わせるというレガシーを活用する方法から燃料電池車までローエミッション、ゼロエミッションモデルに対して様々なソリューションを提供していこうという方針を示しているのでした。

というわけで、ゼロエミッションの本命といえる電気自動車においては、ゼロエミッションを超えていくという思いを込めた電気自動車のサブブランド「bZ(beyond ZEROの意)」を中国で発表というのは4月半ばのトピックス。すわ完全電動化へシフトと思いきや、その後日本ではe-fuelによるカーボンニュートラルへの対応を発表するなどしたのもご存知の通りでしょうか……。

 

さて、上海モーターショーで発表したbZブランドの第一弾となるのが「TOYOTA bZ4X(トヨタ ビーズィーフォーエックス)」。以前、SUBARUがトヨタと電気自動車を共同開発をしているという発表をしていましたが、まさにその共同開発のトヨタ版というわけです。

新開発プラットフォームということですが、パッと見にはRAV4やハリアーの流れも感じさせるオーソドックスなSUVフォルム。フロントマスクこそ電気自動車らしい造形で違いをアピールしていますが、いかにもトヨタ・SUBARU共同開発らしい手堅い感じだなあと思ってインテリアの画像を見て驚いた。

なんと異形ステアリングで、こちらはバイワイヤ(電気的につながっている仕様)になっているのだとか。なるほど、だとすれば持ち変える必要がないセッティングも可能でありまして、こうした異形ステアリングもありなのですが、シルエットの手堅い感じとは一転、攻めたコクピットと感じるのでありました。はたしてSUBARU版も同様の異形ステアリングになっているのかは気になります。

20210419_01_12_s
続きを読む
記事検索
アクセスカウンター
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ