クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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ZEV

2020年代のクルマ選びは安全性の高いゼロエミッションビークルが基本

初代リーフに乗りながら考える。いまどきクルマ選びの基本条件に先進運転支援システムの充実は欠かせない



先日、自分のYouTubeチャンネルで2つの動画を公開しました。ひとつは『高速巡行しながら安全運転について考える』、もうひとつが『電動化時代にBEVの次に買うべきクルマの条件を考える』というもので、それぞれの動画で話したことをまとめると、もはや乗用車としてZEV(ゼロエミッションビークル)を選ぶことは避けられない未来であり、また交通事故ゼロを目指そうというのが自動車業界のトレンド的。であれば、ユーザーとしても優秀な運転支援システムを積極的に活用すべきだろうということであります。

それはともかくBEV(電気自動車)のスムースネスとしては初代リーフであっても最新モデルと互角の気持ちよさを持っていると思っているのですが、NVHについては最新モデルでは進化を感じるポイント。動画の中でも触れているHonda eはモーターがリアに配置されているということもあって、インバーター由来の高周波ノイズの侵入が抑えられると思ったということも話しております。

そして安全運転についてはテクニックよりも心持ちで決まるというのも、この動画で伝えたい部分。




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Peugeot Sport が手掛けるプラグインハイブリッドのハイパフォーマンスモデル

1エンジン+2モーター=360馬力。ハイパフォーマンスと電動化時代をつなぐモデルが登場

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プジョースポールといえば、古くは205がWRCを走っていた時代からプジョーファンにとっては憧れのワークスブランドで日本でも様々なチューニングパーツが売られていたことを思い出したりするわけですが、そんなプジョースポールが関わる「PEUGEOT SPORT ENGINEERED(プジョースポールエンジニアード)」という新しいサブブランドが登場。

そんなわけでフラッグシップモデルの508にラインナップされた「508 PEUGEOT SPORT ENGINEERED」は、プジョースポールというイメージからゴリゴリのエンジンチューニングを受けているのかと思いきや、なんとプラグインハイブリッドのハイパフォーマンスモデル。細かいデータは不明ですが、モーターだけで42kmほど走行可能というくらいのバッテリーを搭載し、駆動モーターは前後に配置。さらにエンジンを組み合わせることでシステム最高出力は360馬力、同最大トルクは520Nmと発表されております。

 

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化石燃料インフラの未来は? 異なるメディアに寄稿したコラムが、じつはつながっていたというお話

イギリスがエンジン車の販売を禁止したときにガソリンスタンドというビジネスが続くとは思えない。つまり、燃料インフラの不足が自ずとエンジン車の需要を減らしてZEVへの移行を促していくだろう
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2020年1月の実績でWEBに寄稿したコラムが51本、編集者の方にテーマをサジェストしていただくことも多いのですが、自らの好奇心からテーマを見つけたコラムも20本近くを書かせていただきました。情報収集をしようと意識しているわけではないのですが、なにかをアウトプットしようと思うと関連情報もチェックすることになり、そこから発展して次のテーマが見つかるなんてことも珍しくなく、アウトプットすることでインプットが加速していると感じる今日この頃であるのでした。

さて、2月に入ってすぐ話題となったのは、当ブログでもエントリをあげたイギリスの内燃機関車の販売禁止宣言。EUが目指す2040年に先んじて、2035年にはハイブリッドカーを含む内燃機関を搭載した乗用車の販売を止めようというもの。現在売られている乗用車をすべてZEV(ゼロエミッションビークル)に置きかえるというのは荒唐無稽というか、無茶な話というか、いずれにしても非現実的だとは思いますが、マイカーを持つというスタイルがなくなり、すべてカーシェアリングになると考えるとあながち非現実的ともいえないような気がするのでした。
そんなことをベストシナリオとして考察したのが、こちらのコラム記事。再生可能エネルギーとEV、FCVの相性の良さや、CO2排出量取引におけるイニシアティブをとることなど、EUを脱退したイギリスだからこそ、その道に突き進む意義があるのかもしれないとも思うわけです。EUから5年のリードタイムを得ようという宣言にも、そうした狙いがあると考えると納得できるもの。

とはいえ、それまで販売されてきた自動車が残っている限り、ガソリンや軽油を燃やして走るエンジン車は消えないわけで、急激にCO2排出量を減らすことにはならないのでは? と思うわけですが、さにあらず。下記のコラム記事で触れているように、ガソリンや軽油の販売量が減るとわかっていて、そのビジネスを続ける企業があるとは考えづらく、ガソリンスタンドが減っていくことでエンジン車は機械の寿命よりも速いスピードで消えていくでしょうし、ZEVの普及を加速させる可能性があるとも考えられるわけです。

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クルマはEVシフトが明確になりつつある。はたして水素社会はやってくるか

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CO2排出量削減で再生可能エネルギーの活用が増えると、自然と電気や水素で走るクルマが増える
気候変動や地球温暖化について異議を申し立てる人もいますし、CO2排出量の削減が無意味だと指摘する人もいます。しかし、おそらくゼロエミッションへの流れが変わらないのは単純に生活圏の空気がきれいに感じられるようになっているからで、大きなマインドとしては大気汚染対策として認められつつあるからだろう、と思う今日この頃。そのためには排ガスを出さないことが理想で、結局は化石燃料を極力使わない方向に単純化されるというのも感じているところ。そうなると結果的にCO2排出量の削減にもつながるわけですが……。


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CO2排出量の問題プラス都市部の大気汚染がZEVの推進力になると予想

効率やバランス面では内燃機関を程よく使うことも重要ですが、ゼロエミッション化の優先順位が上がっていると感じる昨今
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自動車に限らず、モビリティ業界全般、いや産業界を含めた社会全体での環境対応というのは急務。とくに気候変動への対策と、その手段としてのCO2排出量削減は、その象徴といえるでしょうか。また、先進国・途上国を問わず都市部での大気汚染(スモッグ)というのは定期的に話題になるところ。日本は目に見える大気汚染(黒煙などのPM系)については他国に先んじてクリアした感はありますが、それでも夏場には光化学スモッグが発生することもあり。内燃機関を使っている限り、大気汚染のリスクは常に背負っている状態といえるわけです。

走行中に排ガスを出さないゼロエミッション車であれば大気汚染のリスクがゼロになるかといえば、生産や発電などの過程で発生する分がありますからそうとはいえないのでしょうが、それでもリスクを抑えることにはつながるはず。CO2排出量の削減と同時に大気汚染への対応を考えると、少なくともパーソナリティモビリティについては再生可能エネルギーを利用したゼロエミッション車を走らせるという方向に向かうだろうというのが、いろいろと眺めてきた上での個人的な予測。自動車メーカーが、そこまでは考えていないというのは理解しつつも、資本経済の仕組みからすると社会的なニーズが生き残る商品を生むわけで。ともかく次世代モビリティを予測するには、CO2排出量削減だけでなく大気汚染の視点も常に持っておく必要があるとは思う次第。もちろん、コネクテッドや自動運転といったテクノロジーも重要なピースになりますから、いずれにしても単純な話にはならないのでありました。

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オリンピックに合わせて都市交通は再構築するか

2020年、東京オリンピックが決定したというニュースで盛り上がった日曜日ですが、こうしたビッグイベントというのはインフラ整備のいい機会というイメージあり。単純に、前回の東京オリンピックを機会に東海道新幹線が整備されたり、長野オリンピックの際に高速道路が整備されたりといった記憶によるものではありますが。

そして、東京オリンピックはコンパクトに行なうという情報もあるよう。ならば、都内の交通インフラが、どのように変わるかに興味を持って、想像してしまうのはサガでしょうか。

競技する環境としては、空気がきれいなほうがいいわけですから、それを見越して競技場やマラソンコースの周囲数kmについては、イベントの一年前から排ガスを出さないクルマ(ZEV=ゼロエミッションビークル)だけが走行可能にすると、イメージアップにもなるでしょうし、また実際のコンディションも改善しそう。

もちろん、ただZEV以外は進入禁止とするのでは、クルマが走らない道路ができるだけ。

電気自動車や燃料電池車が走りやすいようなインフラ整備も合わせて行なうことも合わせての期待ではあります。

2020年というと、ロードマップ的にも燃料電池車がそれなりに存在しているというか、各社より燃料電池車が市販されているはず、というタイミング。

また、急激な変化に対応するためにコンバージョンEVへの需要が刺激されるかも、と想像は膨らむわけです、ハイ。


というわけで、手持ちのZEVな画像を。

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