クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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#日産リーフ10周年 個人的にもリーフ初乗りから10年が経って思うこと

初代リーフの発表日は2010年12月3日、初試乗したのは12月4日でした



12月3日は日産リーフの初代モデルが発表された、いわゆる誕生日。初代のデビューは2010年でした、つまり2020年12月3日は日産リーフ10周年というわけです。その節目の日に、ひとりの現役リーフオーナーとして、日産・電気自動車への思いを語ったのが、こちらの動画。

そして、個人的に初めてリーフに乗った記念日が12月4日。そうです、発表会の翌日に一般向けに開催された試乗会に応募してなんとか乗ることができたのでした。そんな当時の思い出はこちらのリンクから確認できますが、いわゆるガラケーで速報的にあげているのでボリューム的にはブログというよりもTwitterかInstagramかという感じでありますが、10年前のリアルとしてお目通しいただければ幸いです(汗)

















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日産リーフ(初代)を買った理由。人柱になるつもりが…

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最初は60万円以下の初期モノを狙っていたが、AEBSの性能を知って後期にターゲットをチェンジ
今年の4月に日産リーフ(初代モデルの後期型・AZE0)を新たな愛車として導入したのですが、もともとは初代リーフの初期モノでバッテリーが傷んでいる個体ならば50万円以下の価格で流通していることに気付いたのがリーフの購入に興味を持ったきっかけ。正直、仕事上の経験も含めてセカンドカーとして買おうと考えていたので航続距離が多少短いのは問題ないと思っておりましたし、なんならバッテリー交換までチャレンジしてみるのも経験としてはプラスになると考えていたわけです。さらに日産系の中古車センターで購入すればになるというキャンペーンもありました。初期モノの年式と50~60万円という価格を考えると、一回で減価償却できるというのもあって、具体的なタマ探しに入っていったわけです。中古EVの維持費はどうなるのか、という個人的な興味は、人柱にもなると覚悟を決めていたのでありました。

そうしてリサーチしている中で、方針を変更することになったきっかけは、に気付いてしまったこと。2018年に選ぶクルマで、それがEVという先進イメージであれば先進安全機能を持っていないのは考えづらく、ここは単眼カメラを使ったAEBS(衝突被害軽減ブレーキ)を積んでいる個体を狙おうと考え始めたのでありました。そうなると、自然とターゲットはバッテリー総電力量が30kWhの後期型になりますし、中古車の流通価格も当初の予算より100万円アップとなってしまいますが、もともと50万円で車両を買ってきて、40~50万円でバッテリーを入れ替えるという構想で予算を考えておりましたので、150万円程度であれば”ギリギリ”想定の範囲内でありましたし……。

とはいえ、平行して当初の「バッテリーが傷んだ初期モノ」もターゲットから完全に外したわけではなく、二つの方向性で探していて、ネタとしてもおいしそうなタマが出てきたところで決めてしまおうと考えていたのです。逆にいうと、おいしそうなタマに出会えなければ、初代リーフを買うというプランはポシャっていたかもしれません。実際、購入することになった個体は、事前に検索していたものではなく、たまたま立ち寄ったお店の店頭にあったもの。走行距離も短く、コンディションもよく(、それでいて価格も割安に感じたので即決。中古車は一期一会で迷ったら後悔しますから(笑)

それにしても、まだマイカーとして乗り始めて半年足らずですが、は驚きと感激を覚えるばかり。これだけ低コストであればエンジン車に乗れなくなると感じる人がいるのも納得ですし、もしバッテリーが厳しい状態の初期モノを手に入れていれば、こうしたコストメリットは車両価格も含めて満足いくものだったと思う次第。もっとも、好コンディションの30kWh車を手に入れたおかげで航続距離についての不満を感じることなく運用できているという面があるのは否定できないところ。実際、仕事として移動するのは現実的に片道100kmがせいぜいですから、満充電でする能力があれば不満に感じませんし、不思議なことに慣れてしまうとけっこうギリギリの航続可能距離表示でも不安にならないのでした。距離表示がそれなりに正確で、さらに余裕を残してあることを経験的に知っていくのもありますが、意外に急速充電インフラが整備されていて途中で電気を足しながら移動することのリアリティを実感してしまったからかもしれません。その分、SAやPAで食事を摂ることが増えたかもしれませんけれど(汗)

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ひと世代前とは思えない初代リーフの優れたプリクラッシュセーフティ性能


初代リーフの後期に搭載されたエマージェンシーブレーキはクルマの陰から出てくる歩行者にも対応
いま中古で日産リーフ(初代)をメーカー系の販売店で購入すると急速充電の利用が最長4年ほど実質無料になるというキャンペーン中。その細かい内容などはリンク先でご確認いただくとして、エンジン車でいうところの燃料代が不要になるというキャンペーンでありますから、気にならないわけありません。しかも、初代リーフといえばバッテリーの劣化問題で中古車価格はかなり低めという印象もありますから。ほとんど近距離ユースで、なおかつ近所に日産のサポートプログラムに対応した急速充電設備があるなら、今回のキャンペーンというのは、かなりお得なカーライフを送ることができる、と思う次第。

そんなわけで、急激に初代リーフが気になっている今日この頃。さすがに50万円台の初期モノはいろいろ考えてしまいますが、それでもバッテリーの保証がついているのであれば狙い目かもしれません。いまのところ、新車登録から13年を経過しても増税にはならないはずですし。もっとも、個人的に気になるのはエマージェンシーブレーキを備えた後期型。そして、その性能をJNCAPの映像で確認してみると、ひと世代前のモデルとは思えないほど高性能なのでありました。停止車両に対しては50㎞/hからでも衝突回避できていますし、物陰から飛び出してくる歩行者に対しても40㎞/hの試験ではしっかりと停止しておりますので。

これだけの性能を実現しているのであれば、ひとつ前のモデルではありますが、衝突被害軽減ブレーキの性能としては現行ラインナップ(他社を含む)の中で、まだまだトップクラスの性能といえるのでは。そして、150万円~で選べる中古車としては、かなり高いレベルのプリクラッシュセーフティ性能と思えます。バッテリーの心配、そもそもの航続距離がニーズを満たさないというケースもあるでしょうから万人向けとはいえなくとも、初代リーフの中古車を日産系販売店で買うというのは、充電環境と航続距離について問題のないユーザーであれば、いい選択になるのでは? と思ったりするのですが、さて。


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