クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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WTCC

WTCCマシンも、ずいぶんゴテゴテしてきました。

2014年からWTCC(世界ツーリングカー選手権)に、セバスチャン・ローブを擁して参戦するシトロエン・レーシングのマシンが、どうにもシトロエンに見えない今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。


とまあ茶化してしまいましたが、お披露目された Citroën C-Elysée WTCC が、どうにもシトロエンらしさが薄いという第一印象。レギュレーションに合わせて、ベストを目指しているのでしょうし、カラーリングでシトロエンらしいブランディングをしていくのでしょうが、もうちょっとシルエットとしてシトロエンぽいユニークさがあったほうがマーケティングになるのでは? などとも思うのですが、WTCCがプロモーションの対象としているであろうエリア(東欧・南欧~中東・東南アジア)でいうと、このスタイリングがウケるということなのだと思う次第。

その意味では、シビックWTCCは、ヨーロッパのメインストリームでウケそうなスタイリングで、ブランド力とマーケティングのバランスが、こうした違いを生むのかどうか、気になるところでもあります。

2014_wtcc_civic



しかし、2014年のWTCCマシンはずいぶん派手になりました。以前のマシンが市販車ベースというイメージなのに対して、市販車のイメージを残すレーシングカーという印象。もっとも実態としては、たいして変わっていないのでしょうけれど(汗)

WTCC Civic

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WTCCシビックのストリート版がタイプRというストーリーでPRする?

Civic Type R 01

シビック・タイプRが2015年に復活。

NSXやS660コンセプトと並んで、いやホンダファンにとってはそれ以上に現実的なのが、この企画かもしれません。これまで、EK9、EP3、FD2、FN2と国内ではタイプRの名前を持つシビックが市販されてきましたが、いずれもストリート育ちのサーキットベストといったコンセプトだったような気がします。

しかし、次のシビック・タイプRは違うイメージになりそうと思う今日このごろ。

すでにプロトタイプの姿は明らかになっている次期シビック・タイプRですが、2.0リッター直噴ガソリンターボのFWDというパワートレインとのこと。
Civic Type R 02

Civic201402

スタンダードなシビックとくらべて、明らかにワイド化している後付フェンダー は試作車的でもありますが、こうした処理は市販まで受け継がれるような気もしているのでありまして。なぜなら、そのほうがWTCCマシンのイメージに近づけると、思うから。

2014_wtcc_civic
 
2014年モデルのWTCC(世界ツーリングカー選手権)のマシンはイメージイラストが公開されているだけで、実車のフォルムは不明ながら、レギュレーション変更にあわせて、かなりのド迫力フォルムになっている模様。

ならば、WTCCマシンのストリート版という位置づけで、今度のタイプRをプロモーションするのではないかと想像する次第なのでありました。

そうなると、サーキットベストのタイプRではなく、サーキットマシンのデチューンがタイプRという風になってしまうので、ちょっと難しい面があるのかもしれませんが……。


 

ボルボのWTCCマシンの「コレジャナイ」感……いや、空飛ぶレンガの再来?

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ボルボが2011年のWTCCで走らせていたVolvo C30 1.6Tを上海ラウンド限定で復活。ドライバーは、今シーズンのSTCCチャンピオンである Thed Björk 選手だそうで、ご褒美的なスポット参戦 兼 来季を見据えたテストというところでしょうか。

しかし、あらためてボルボのWTCC C30を見ると、みょうにルーフが高いというか、レギュレーションの中でベストを尽くしたのでしょうが、とにかく「コレジャナイ」感あり。

ボルボのニュースリリースではモータースポーツはS60ベースのマシンでブランディングしたいという意図も見えますが、たしかにレーシングでアピールするならば、スタイリッシュに見えるようなベースを選んだほうがメリットありなのでしょう。

もっとも、1980年代に『空飛ぶレンガ』との異名をとったボルボですから、カタマリ感を強調していくのも、ヘリテージ的なブランディングなのかも? いやいや、角ばったボルボという時代はとうに昔話なのでしょうが。

 
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