クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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WRC

トヨタ、WRCで5度目の製造者チャンピオン。ヤリスで復帰後は2度目

ラリー・モンツァでトヨタがワンツー・フィニッシュ。2021年のチャンピオンを決めた

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現行レギュレーションで開催される最後のWRC(世界ラリー選手権)、ラリー・モンツァでトヨタガズーレーシングのセバスチャン・オジェ/ジュリアン・イングラシア組が優勝。二人がチャンピオンを決めると同時に、トヨタのメーカーズチャンピオンシップも確定。これにて、トヨタは史上5度目のチャンピオン獲得となっております。

さらに、ラリー・モンツァではヤリスWRCがワンツー・フィニッシュで、2021年シーズンの最期を飾ったかたちとなった模様。現実的なライバルであるヒュンデi20クーペを退けてチャンピオンを獲得したシーズンを象徴する最終戦のフィニッシュになったというところでしょうか。

 

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本来なら東京オートサロンの開幕日。トヨタが2台の世界選手権参戦マシンを発表

赤と黒、GAZOO RacingのGRを身にまとったラリーマシンYARIS WRCとWECマシンGR010 HYBRIDイパーカーGR010 HYBRIDハイ

2021年1月15日金曜日、新型コロナウイルスの流行がなければ幕張メッセにて東京オートサロンが開幕していたその日に、トヨタがWEC(世界耐久選手権)とWRC(世界ラリー選手権)に参戦するワークスマシンをフォトデビューさせた。

WEC参戦マシンは今シーズンからの新レギュレーション「ハイパーカー」規定にあわせたGR010 HYBRID。500kWを生み出す3.5リッターV6ツインターボエンジンで後輪を駆動、フロントはアイシンAWとDENSOが共同開発した200kWのモータージェネレーターユニット(MGU)で駆動するパラレルハイブリッドのレーシングマシン。

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WRCのほうは来年からレギュレーションが変わる関係もあり、昨年までのマシンをリファインした旧型ヤリス(ヴィッツ)ベースのヤリスWRCで継続参戦。GAZOO Racingの略称であるGRの文字をモチーフとしたカラーリングが大きな変更点で、今シーズンはサプライヤーの変更によりピレリタイヤを履いているのも違いとして目立つところ。

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1.5リッターエンジンのFF・CVTは共通。ヤリスとGRヤリスのスペックを比べてみる

GRヤリスの量産スペック公表。1.5リッターNAエンジンを搭載するRSグレードを標準ボディのヤリスと比較。パワーウエイトレシオではGRのつかないヤリスが有利。



アルミのアウターパネル、CFRPのルーフを与えられたトヨタのWRCウエポン「GRヤリス」の量産グレードとスペックが公表されております。目立っているのは1.6リッターターボを積むRZ系グレードですが、個人的に興味津々なのは1.5リッターNAエンジンにCVTを組み合わせたFFモデルの「RS」グレードだったりするのでした。

その理由については、このブログに貼り付けた2つの動画で話していますが、全日本ラリーJN-6クラスでの活躍が期待できるプロフィールだから。パーキングブレーキがEPBのようで、そのままではサイドターンが使えないのはネガにも思えますが、以前に取材したスポーツCVTがさらに進化していると想像できますし、そのテクノロジーが市販車にフィードバックされていることも期待できますので…。




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GRヤリスの正式情報は出てこないが、映像はすこしだけ長くなった

48秒のムービーを公開。擬装で隠し切れないマッチョボディ、エキゾーストノートはさすがに改造後?
  

2020年の東京オートサロンにてワールドプレミアを飾る予定のトヨタ「GRヤリス」。以前、SNSで公開されたものよりちょっと長めのティザームービーがYoutubeにて公開されております。映像としては同じもののロングバケーションという内容ですので、新たな発見というのはあまりないのですが、擬装で隠し切れないワイドボディはよりじっくりと確認することができるのでは?

基本的には、スリッピーなグラベルで大きな円をかくといった映像で、スペックなど詳細な情報はまだまだ未公開。ティザームービーですから当然ですが、期待を高めるための48秒であります。とはいえ、この短い映像から、クルマの挙動を読み解くのもおもしろそう。


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トヨタ・ヤリスに「 #GR4 」を予告。WRCマシンレプリカの登場か?

電動化時代をリードするトヨタは、エンジンにもこだわり続けるという宣言。ヤリスに4WDターボの登場を予告?
TOYOTA GAZOO Racingが「GR Yaris」や「GR4」といったハッシュタグをつけて短いティザームービーを公開。代表取締役社長 豊田章男ではなく、マスタードライバー モリゾーがアクセルを踏み込むと、グッとリアを沈みこませ、四輪で路面をかきむしるヤリスの後ろ姿が映っているという25秒足らずの映像。
カモフラージュされたボディには「GR-4」という文字が確認できますが、その音や動きからヤリスのGRバージョンは4WDになるということでしょう。おそらくエンジンもターボなりで過給されている感じですが、いずれにしてもエンジン始動シーンのスムースさから想像するに完全に市販車として仕上げられたパワーユニットであることは間違いなく、WRCマシンのエンジンをデチューンして載せているという感じではなさそう。

この映像では、ドアミラーやテールランプこそベースモデル同様に見えますが、前後のフェンダーはブリスター状に膨らんでいるように感じられるのもポイントでしょうか。さらにいえば、ドライバーの影から右ハンドル仕様で撮影しているのも、トヨタのプライドというか、日本的なものづくりをアピールしているように感じるのでありました。



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ラリーマシンも空力モンスターになってしまうのだなぁ……

数メートル目前を駆け抜けたトヨタ・ヤリスWRCの空力ボディ感に気圧される
これまで停止状態では何度か見かけたことのあったトヨタ・ヤリスWRCですが、過去に見たのがディスプレイモデルだったせいなのか、これほどの迫力は感じなかったなあ、と思ったのが2018年10月7日。お台場で開催された東京モーターフェスにて、ヤリスWRCのデモンストレーションを本当に間近に感じたのでした。その距離、2mほどだったでしょうか。本当に鼻先を駆け抜けていったヤリスWRCは、その迫力あるサウンドに対して驚くほどクリーンな排ガスに21世紀のワークスマシンであることを感じさせられたのも、また生で触れたからこその印象といえましょうか。
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それにしても、ラリーというシチュエーションにおける最適解として生まれた空力ボディは、なんとも迫力あるシルエット。ディフューザーのためにマフラーはセンターに配置され、フェンダーアウトレットの処理もド迫力。このボディを再現したメーカー製レプリカが生まれれば、それはそれは価値ある一台になりそうな気がしてみたり。まともに作ると1000万円コースになってしまうかもしれませんが……。それにしても、これほどのモンスターマシンを手懐けてしまうトヨタ自動車・豊田章男社長(62)の技量には驚くばかりであります、ハイ。正直、還暦を過ぎて、ワークスマシンを振り回そうという気になる人は、そうそういないでありましょう(汗)



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精進します。
  




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