2016年のル・マン24時間耐久レース。トップを走りながら残り5分で衝撃のストップとなってしまったトヨタTS050h(5号車)のトラブルについて公式な発表が届きました。
TOYOTA GAZOO Racingから届いたメールに書かれていたのは次の理由。
ル・マン24時間レースの最終盤、TS050 HYBRID #5号車を襲ったトラブルは、ターボチャージャーとインタークーラーを繋ぐ吸気ダクト回りの不具合によるもので、これにより、ターボチャージャーの制御が失われた。このレベルのエンジン(パワートレイン)の構造は不明ながら、仮にターボチャージャーとインタークーラーを結ぶパイプが抜けるなり割れるなりしただけであれば、ローパワーであっても動くことはできたと思われ。メインストレートのピット前で止まらずに、あのまま走っていれば表彰台にはのぼれたのかもしれないかも。そう思うと残念でありますが、ローパワーを認識した段階では、そのままエンジンが止まってしまう可能性を第一に考えたはずで、原因もわからないままにコースを周回させるという判断をするほうが無責任であり危険。仕方ないことなのでありましょう。
不具合発生時、原因が特定されていない段階で、低下したエンジン出力を回復させるべく制御系の設定変更が試みられた。結果的には#5号車はファイナルラップを走り切ることが出来る状態となったものの、その対応には時間がかかり、規定されている6分以内にファイナルラップを終えることが出来なかった。
それにしても、この印象的なシーンで記憶に残るのは、新しいスポーティを提案するレイズのホイール。このデザインを市販モデルに落とし込んだモデルの登場が心待ちな今日このごろなのであります、ハイ(汗)
精進します。
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