クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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Toyota

新型センチュリーはSUVに非ず。どこを目指したフォルムなのか?

変わり過ぎた新型センチュリーが話題騒然。先入観を排さないと真意を理解するのは難しい

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世界初公開されたトヨタのフラッグシップにして、国産車では唯一といえる生粋のショーファーカー「センチュリー」。先日、世界初公開された姿が自動車ファンの間でおおいに話題となっているようです。

下半身をシルバーに塗り分けた姿は、たしかにセンチュリーの伝統を受け継いだものですが、ずんぐりむっくりとした塊感のあるフォルムは、クロスオーバーSUV的。前々からセンチュリーのSUVバージョンが登場するという噂があったこともあって、この新型センチュリーをSUVムーブメントに迎合したバリエーションと理解する向きも少なくないよう。

しかしながら、メディア向け発表会で取材した小生の印象はSUVを目指して生まれてきたフラッグシップではない、というのが第一印象。あくまでショーファーカーとしての乗降所作にこだわるといったアプローチから生まれたパッケージが、新型センチュリーを生み出したと感じたのでありました。

そのあたり詳しくは、以下のコラムをご覧いただきたいのですが、ポイントを抜き出せば”100年先まで通用するショーファーカーのパッケージを考え抜いた結果”が、新型センチュリーといえるのではないでしょうか。

パッケージという視点で新型センチュリーを見ることができてこそ、その真意と真価を理解できるのかもしれませんが、さて?



そのほか、新型センチュリーに関するコラムを書いていますので、お目通しいただけると幸いです。続きを読む

日野とふそうを統合。ダイムラーとトヨタのどちらが舵取り?

日野自動車は、トヨタの連結対象から外れる見込み。縁を切るという強い意志が感じられた
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いまを遡ること1年ちょっと前、2022年3月に日野自動車の不正が明らかになったわけで、それから日野自動車の処遇といいますか、対応については宙ぶらりんのような状態が続いていた印象もあるわけですが、大きな動きが発表されました。



簡単にまとめると、トヨタ傘下の日野自動車と、ダイムラートラック傘下の三菱ふそうを統合して別会社にまとめてしまうということ。両社統合の持株会社の株式をダイムラートラックとトヨタが同割合で保有、持株会社を上場させることを予定しているとなっております。

三菱ふそうと日野自動車という伝統ある名前は、おそらく消えてしまうのでしょう。そして、新会社はグローバル企業ではなくアジア担当のエリア企業のような位置づけになると予想されます。



このあたりの第一印象についてYouTubeライブのほうでもお伝えしたのですが、こちらも簡単にまとめると、トヨタは日野をグループから外し、三菱ふそうを復活させたダイムラーに一任すると決心したというのが個人的な感想。

三菱ふそうといえば、かつて「空飛ぶタイヤ」事件を起こすなど企業体質に問題ありとされていたわけですが、ダイムラートラックの傘下となって矯正できたとトヨタは感じているのかもしれない…というのがライブで話した骨子であります。

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