クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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THS

もしプリウスに機械的欠陥があるとすれば……

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プリウスと同様の操作系、メカニズムを持つトヨタ車に同様の問題が起きないはずはない?
プリウスの操作系、トヨタ独自のパワートレインに起因するアクシデントの可能性を指摘している文言を見るたびに思うのは、「ならば、プリウスαやノア/ヴォクシー/エスクァイアでも同様の事象が発生しているべき」と思うわけです。上の画像はヴォクシーハイブリッドのシフト操作系ですが、とくにノア/ヴォクシーのハイブリッドは母数も着実に増えているはずなので。

そう思うと、プリウスだけに問題が起きるというのは不自然というのは以前から思っているところ。あくまで暴露率と印象の残りやすさに起因しているイメージの話と思うわけです。そして先入観もありましょう。クルマ好きからすればプリウスのTHSは20年近くブラッシュアップを繰り返してきた、いわゆる「枯れたシステム」になりつつあるのですが、世間的には「先進的で何が起きているのかわからない」ブラックボックス的イメージがあるのかもしれません。

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それにしても、ABペダルの踏み間違えにおいて「ブレーキを踏んでも減速しない」と焦るのであれば、N(ニュートラル)にするという手もありますし、パワーボタンの長押しでシステムを落としてしまうという手もあるのでしょうが、パニック状態でそうした操作をできるドライバーのほうが圧倒的に少数であって、今後の安全性アップのためには、混乱した(それさえも自覚できていない)ドライバーの目を覚まさせる仕組みの誕生を優先するフェイズだと思う次第であります。

【追記ツイート】




バイワイヤ操作系の信号が混信したら恐ろしいことになる


それはともかく、クルマの操作系というのはバイワイヤ化が進んでおります。アクセルペダルはケーブルでスロットルボディを開いているのではなく、あくまでECUに信号を送っているだけでありますし、協調制御のブレーキなどバイワイヤは珍しくありません。ステアリング系でもハンドルとギアが機械的に結合されていないタイプは複数メーカーで存在しているほど。

もちろん、制御信号が混信するといった事態は起きないように設計されているでしょうが、万が一起きてしまうとインプットとアウトプットがぐちゃぐちゃになってしまうわけで、そうなるとドライバーにとっては操作不能という恐ろしい事に。もっとも、正常に走行中している最中に突然、混信が起きてしまうというのは考えづらい話であります。

そうしたリスクを考えると、OBDIIからCAN信号を出し入れするような製品選びには十分に配慮していかないといけないかもしれませんが、さて?


精進します。

【追記 2016/12/06】


  







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トヨタ・ハイブリッド操作系に、むしろ合理性を感ず

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先日、久しぶりにヴォクシー・ハイブリッドにちょい乗り。トヨタの2モーターハイブリッドシステム「THS II」採用車には、昔ながらのゲート式シフトパターンもありますが、プリウスなどはハイブリッド専用のパターンを採用しております。P(パーキング)が独立した、この操作系は従来の感覚では間違えやすいという指摘もありますが、実際に使ってみると、非常に合理的で、むしろ通常のATもこうすべきだと思うことしきり。

なんといっても、パーキング状態から前進するときにダイレクトにD(ドライブ)を選択できるのでありますから。ゲート式、ストレート式のATではPからDに入れるにはR(リバース)やN(ニュートラル)を必ず通るわけで(ごく一部に例外あり)、Dに入れたつもりでNだったなんてことも起きるわけですが、むしろプリウスなどのパターンであれば、そうしたミスは減らせるという印象さえ受けるほど。

よくよく考えてみれば、エンジン始動から発進(前進)までのシークエンスにおいて、必ずRポジションを通るという操作系はミスを誘発する可能性が高くなると感じるもので、機械式ATでは仕方ない選択だったとはいえ、最初からプリウスタイプのシフトパターンが可能であったら(バイワイヤ前提なのであり得ない仮説ですが)、こちらのほうが合理的なパターンとして多くのユーザーに支持されたのだろうな、と思ったのでありますが、さて?

精進します。
  







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最新トヨタハイブリッドのコア部品をアイシンブースで #44thTMS

4代目プリウスのハイブリッドシステムのコア部分、東京モーターショーではじっくり見ることができるのであります。

この手のショーを見慣れていれば、ブルーに塗られたケースでもわかるように、2つのモーターを含むコアユニットを見ることができるのはアイシングループのブース。

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アイシンのブースでは『FF2モーターハイブリッドトランスミッション』と書かれているのみでシンプルな展示となっておりますが、歯車の構成からも明らかでありますし、説明員の方にうかがったところでも、4代目プリウス用のハイブリッドユニットで間違いないとのこと。

それにしても、ここまでがっちりカットモデル化されていると、複雑な制御をしているはずのトヨタ・ハイブリッドシステムの動きが感じられるような気がするから不思議なもの。

そして、すべてがギアで噛み合った、硬質な雰囲気は高効率なイメージを強めてくれるのでありました。



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ディファレンシャル側もカットされていますので、前からも後ろからもじっくり見て楽しめるのも好印象(汗)




精進します。













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三菱のハイブリッドはトヨタと「まったく違う」という指摘

三菱自動車の新PHEVはシリーズ・パラレル型 というエントリにおいて記した以下の一文について『ぜんぜん違う』というコメントをいただきました。

 従来のアウトランダーから、ほぼTHSという内容ではありましたが(汗)

ご指摘の通り、異なる機構であって、まるで同じメカニズムを採用しているように思われたとしたら、誤解を招く表現だったことをお詫び申し上げます。






なお、三菱のハイブリッドシステムがトヨタとほぼ同じとしたのは、最初からシリーズ・パラレルとして使えるようになっているという点を指してのこと。アウトランダーPHEVでは高速領域での使い分けとしていますが、エンジンパワーやギア比などによっては、そうしたエリアが移動することもあるだろうとイメージしたのでありました。

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精進します。










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