クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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SH-AWD

ホンダNSXが2022年12月の生産終了を発表。F1参戦終了との関係は?

2021年8月12日(北米時間)に最初で最後の限定車タイプSが発表される!

2022 Acura NSX Type S_002-1200x800

Hondaのチャレンジの象徴「NSX」が2022年いっぱいでの生産終了を発表。現行モデルの誕生は2016年1月でありましたから実質的に7年間のモデルライフとなるというわけです。これが長いのか短いのかは議論があるところでしょうが、少なくとも初代NSXのモデルライフ(1990年~2005年)に比べると約半分の長さだったというのは単純な事実といったところでしょうか。

あわせてファイナルエディションとなる限定車「タイプS」が世界350台限定で発売されるということもアナウンスされております(日本向けは30台)。タイプSがどのような仕様になるのか、現時点では上の画像でもわかるようにマットカラーの設定があるくらいしか公表されておりませんが、アメリカ時間8月12日にその詳細は明らかになる模様。

 

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エンジンを卒業するはずのホンダが新開発したV6ターボがパイクスピークに参戦

355馬力のV6ターボとトルクスプリット4WDの組み合わせ。ドライバーはTVキャスターのアント・アンステッド氏が務める

Acura_Pikes Peak_2021_Pace_Car Solo-1200x800 
ご存知のように、2040年には市販車からハイブリッドを含むエンジン搭載車をゼロにするという方針を示しているホンダ。2025年には国内のエンジン部品製造工場も整理すると発表するなど、着々とエンジンの終わりに向けてカウントダウン状態と思っていましたが、とはいえ純粋な新型エンジンも登場しております。



それが、グローバルに展開するプレミアムブランド「ACURA(アキュラ)」のスポーツセダンTLXタイプSに搭載されるV6ターボエンジンで、次のような特徴があるのだとか。

All-new 3.0-liter Type S Turbo V6 engine
355 horsepower
354 lb.-ft. of torque
Single twin-scroll turbo
Forged crankshaft and connecting rods
6-bolt main caps for improved durability
Close-coupled catalytic converter
Compact cylinder heads and valvetrain
Variable Cylinder ManagementÔ to improve fuel efficiency and reduce emissions
Active Exhaust
Performance-tuned 10-speed automatic with stronger internals, quicker shifts and rev-matched downshifts
4th Generation Super Handling All-Wheel Drive™ with improved response


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アキュラ・ブランドのルーツ的SUVモデルに最新パワートレインを移植すると…

350馬力のVTECターボと10速AT、トルクベクタリングAWD機構まで搭載!
アメリカで謎のいすゞビッグホーンが登場、と思いきやビッグホーンではなくアキュラ「SLX」なのでありました。そう、まだホンダがSUVを作っていなかった時期、いすゞやローバーからのOEMによってSUVラインナップを用意していた時代があったのです。そんな時代を黒歴史として隠してしまうのではなく、アキュラとして初めてのSUVとしてリスペクトしたプロモーションとして製作されたのが、このSuper Handling SLXであります。
Acura SH-SLX_002-1200x800 

今週土曜日に開催される80's~90'sカーショーである”RADwood Car Show”で展示するために製作されたというスーパーハンドリングSLXは、きっちりオリジナル状態でレストアしてピカピカなボディに、最新のメカニズムをインストールしたというスタイルのカスタマイズを施されているのがポイント。

オリジナルは3.2リッターV6エンジンに4速AT、副変速機を持つ4WDシステムの組み合わせだったわけですが、90年代にクロカン4WD雑誌のスタッフとしてビッグホーンを乗り回していた経験からするとクロカン4WDとしては異例なくらい上まで回るエンジンで、クラス初の200馬力を達成していたことも記憶に残っております。とはいえ、現在のレベルでいえば物足りないのも事実。そこで、アキュラの最新SUVである「RDX」からパワートレインを移植してしまったのが、このショーカーであります。



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NSX 2020MYは「インディイエロー・パール」の新設定がニュース

V6ツインターボのミドル級スーパースポーツには黄色いボディが似合う
日本のHondaホームページで、NSX 2019年モデルの販売が終了していたことを知った翌々日くらいだったでしょうか、アメリカでアキュラNSXの2020年モデルが発表されていたのでした。

NSX20_004

今回のトピックスは、ボディカラーに初代NSXの中後期型で人気だった「インディイエロー・パール」が復活したこと。ハードウェアの変更はないので、新色追加だけのマイナーチェンジというわけです。

NSX20_013

それにしても、初代でも時期によっては20%のオーナーが選んでいたというインディイエロー・パールは確かにNSXのキャラクターによく似合っているという印象あり。フェラーリなどでもそうですが、12気筒ではないミドル級スーパースポーツには赤よりも黄色のほうがマッチするのかもしれません。3モーターハイブリッドとはいえ、エンジンは3.5リッターV6ツインターボのNSXですから、そうしたキャラクターからイエローパールの持つ軽快感がフィットするのかも、と思ってみたり。
 



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進化するレジェンド、アキュラはスポーツハイブリッドSH-AWD推しで

ホンダ(アキュラ)の3モーターハイブリッド・ラインナップでハイテク・ブランディング
RLX18_009
3つのモーターレイアウトを示す、こちらのイメージイラストは、アキュラRLX(日本名:ホンダ・レジェンド)のマイナーチェンジに合わせて公開されたオフィシャルフォトに含まれていたもの。左からNSX、RLX、MDXというアキュラの各カテゴリーにおけるフラッグシップを並べて、3モーター・スポーツハイブリッドSH-AWDをアピールするもの。すなわち、アキュラのフラッグシップ≒スポーツハイブリッドSH-AWDというブランディングを感じさせる一枚ともいえましょうか。
システム最高出力を発生するシチュエーションでは、バッテリーから供給される電力で3つのモーターをフル稼働させているであろうスポーツハイブリッドSH-AWDでありますが、コーナリングするための駆動力といえる左右独立モーターを適切に動かすためには、エンジン側にあるモーターは駆動というよりも発電機として使って、旋回を生み出すのに必要な電力を供給しているという面もあるのが、このシステムの特徴。その意味では、同時進行的な意味で真の「シリーズ・パラレル・ハイブリッド」であります。

でありますから、旋回のための駆動力を生み出す左右独立モーターだけでは成立しない(バッテリーがエンプティ状態になったら機能しない)のがスポーツハイブリッドSH-AWDであって、最低でも3つのモーターが必要なシステム。もっともアキュラのフラッグシップとするならば、ホンダの2モーターハイブリッド「i-MMD」を発展させたプラグインハイブリッドユニットをフロントに置き、リアには左右独立モーターを配置した、フル電気駆動の全部のせハイブリッドを提案することで、電動化ムーブメントにも合致した、アキュラらしい新パワートレインの提案になるのでは? と妄想する今日このごろであります、ハイ(汗)

 
精進します。
  




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スバル・インプレッサ、日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞……

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スバル・インプレッサが日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したそうで。そのビッグウェーブに乗っていくべく、某ネット書店ではインプレッサ関連本の半額セールなどやっている模様。
その中でもこちらの本には、いくつか原稿を寄せているので、自分もビッグウェーブのお零れを預かりたい気分であります、ハイ(汗)

こういうお祭りとは縁遠いところにいる身としては、遠くで打ち上がる花火の音が聞こえてくる程度で、ほとんど影響ないという気もしますが…。

ところで、こちらのムック本でもメインの記事ではありませんが、ちょっとだけ寄稿していたり。


こう振り返ると、すでに魅力あるクルマ「スバル・インプレッサ」という豊作マシンの落穂ひろいで、この秋、助かっていたのでありました(大汗)

ありがたいことです。

ついでと言っては怒られるかもしれませんが、イノベーション部門は日産セレナだったそうです。




精進します。
  




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