クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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SGP

新型レヴォーグのボディにまったく不満なし。ねじり剛性は旧型比で+44%!

新世代プラットフォームをベースにインナーフレーム構造を採用。構造用接着剤や樹脂リンフォースも効果アリ

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2020年10月15日の発売開始に向けて8月20日より情報公開の始まったSUBARUの新型レヴォーグ。新設計エンジン、SUBARU初の可変ダンパー、3D高精度地図を用いた「アイサイトX」などなど見どころ満載すぎて何から話せばいいのかわからなくなりますが、まさしくクルマの基礎であるボディの進化ぶりも注目点のひとつ。

現行インプレッサから採用されているSGP(スバルグローバルプラットフォーム)は四輪接地の良さが、最大の好印象ポイントと個人的に感じているのですが、そうした面がさらに強化されていると感じたのが新型レヴォーグのボディでありました(もちろん、サスペンションセッティングも貢献しているはずです)。

ステーションワゴンというボディ形状は、性質的にリアのねじり剛性がウィークポイントになる傾向が強いのですが、まったくそんなことは気にならず、スラローム的な走りを楽しんでいるときにボディに関する不満は皆無でありました。だからこそ映像の中でもボディに言及することはなかったわけです。

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SUBARU WRX S4のSTIコンプリートカー、500台が完売になったわけ

瞬殺ではなかったけれど、およそ2週間で500台の予約を集めたWRX S4 STI Sport #

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以前、「SUBARU WRX S4、最後を飾るSTIコンプリート「#」のポイントは?」というブログエントリをあげたのですが、500台限定のコンプリートカーが予約受付終了のお知らせ。
STIチューンの内容や、特別なアピアランスを考えれば完売御礼状態になるのは不思議ではないものの、とはいえWRX S4がCVTだけの設定で、古くからのMTにこだわるスバルファンとは相容れない部分もあることを思うと、予約開始から約2週間での受注終了(完売宣言)というのは、思っていたより早かったと感じる向きもあるのでは?






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次期レヴォーグは「スバルグローバルプラットフォーム」初のターボ車になるか?

東京モーターショーでワールドプレミア、レヴォーグのフルモデルチェンジはどうなる?
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SUBARUのステーションワゴン「レヴォーグ」といえば基本的には日本向けのモデル。初代のデビューも2013年の東京モーターショーだったわけですが、ついに敢行される初めてのフルモデルチェンジについても、2019年の東京モーターショーにおいて情報発信となる模様。つまり、相変わらず日本向けのボディサイズを維持していることが期待できるわけです。



もちろん、このタイミングでのフルモデルチェンジでありますから、その基本アーキテクチャはスバルの新世代プラットフォームである「SGP(スバルグローバルプラットフォーム)」をベースにしていることは間違いなく、現行レヴォーグが全車ターボエンジンであり、エンジンフードのインレットがアイデンティティであることを思うと、SGP初のターボ車となる可能性は大。四輪の接地感、舵の効きの良さといったSGPの良さとボクサーターボの組み合わせが、どのような走りを披露してくれるのか、非常に気になる一台であることも、また間違いないところ。当然、レヴォーグの走りやメカニズムは次期WRX系のパフォーマンスを想像する大きな要素にもなるでありましょうし。




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SJ型からSK型へ、明確に進化したスバルのクロスオーバーSUV【動画】


スバル・フォレスターがフルモデルチェンジ。クローズドコースで新旧比較試乗ムービー
海外ショーでのお披露目などなどチラ見せが続いていたスバル・フォレスターに本格試乗の機会あり。といっても、10分程度の試乗でしたので第一印象的なインプレッションになるわけですが……。試乗ステージは日本サイクルスポーツセンター、路面の整備されたクローズドコースなので乗り心地などは判断するのは難しいところですし、高速の直進安定性も見極めるのは難しいステージ。

というわけで、ワインディングでの気持ちよさ、それもクロスオーバーSUVとしてのロードクリアランス(220mm)と舗装路でのコーナリング性能のバランスをメインに確認する時間となったのでした。ただし、最近のスバルが開催するメディア向けテストドライブではおなじみとなった旧型モデルとの比較試乗ができたのは貴重な機会で、とくにプラットフォームを一新した進化の度合いを確認。こうした機会を設けることからも、作り手の自信さえ感じるのでした。

いや、旧型フォレスター(SJ型)にしても、後期型のターボにはアクティブ・トルクベクタリングを採用するなどSUVらしからぬコーナリング性能を与えていたのではありますが、どこかフワッとした車高を感じさせる挙動があったのも事実。それが新型フォレスター(SK型)ではコーナリングについてはSUVだからというエクスキューズをまったく感じさせないレベルにまで高められているのは、この比較動画でも明確なところ。なお、この動画で乗っている旧型はNAエンジン車であります。

下りの右旋回から左に曲がって橋を渡り、タイトに左に回り込むという冒頭のシーンで比較しても、右旋回でのスキール音が出ている旧型に対して、より速度が乗っている新型はビタッと曲がっていくのが見て取れるはず。橋を渡ったあとの回り込んだ左コーナーでも新型のほうがクイックに、正確に向きを変えているのが確認できるのでは?

なによりブレーキングの違いは明確。新型ではレスポンス、制動力ともに上回っていることもあり、信頼感を高めているのは、全体的なペースの違いにもあらわれているところであります。新搭載された2.5リッターの直噴エンジンとリニアトロニック(CVT)のコンビネーションは、そのプロフィールから想像するようなダルさがないことも、前半の新型ドライブの映像で確認できると思うのですが、いかがでしょう? エンジンの美味しいところを使おうとすると少々高回転寄りになってしまうのはいまどきのクルマとしてはネガに見えるかもしれませんが、エンジンを回さずにレスポンスよくトルクを出したい向きにはe-BOXERなるハイブリッドパワートレインを選ぶという手もありますので……。

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精進します。
  




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