クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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S660最後の50台に申し込んでみた。商談権がWEB抽選となる50台の選び方は?

S660追加生産、WEB申込の段階でグレードとトランスミッションの指定は必須項目


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先日、拙ブログでも紹介したように2022年3月での生産終了が決まっているホンダの軽ミッドシップスポーツカーS660の追加生産が発表されております。追加分は650台で、そのうち600台は商談中のユーザーに優先的に割り当てられ、残りの50台がWEB抽選で商談する権利が決まるという、まさに最後の運試しといったお祭りモードが始まったのでした。

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ホンダチューン! 250馬力オーバーの軽自動車用エンジン

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というわけで、ホンダ製のに使われたというエンジンがこちら。ヘッド内がエキマニが集合しているタイプのエンジンは最近増えていて、そうしたケースではビッグタービン化が難しいという先入観もありましたが、このように変換アダプターを介せばいいのだ、と示しているようです。もっとも市販車では搭載要件というか、エンジンルームの余裕から、この手は使いづらいケースもままありましょうが。

面白いのはクラッチがレース用で見かける小径タイプとなっている点。おそらく6速シーケンシャルトランスミッションの仕様から決まった要素だとは思いますが、さて?
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そしてインジェクターは純正からデュアル仕様でありますから、当然のようにギッシリと並んでおります。とはいえ、純正の容量で足りるはずもなく(そもそも燃料がエタノール)。最高出力188kW(254PS)/7700rpm、最大トルク239Nm/7000rpmということは、昔ながらのガソリンターボの感覚でいうと、260~280cc/分の6本駆動といった想像をしてしまったりするのでありました(汗)
最高速アタックマシンということでギア比がロングでしょうから、結果的に低速トルクがない状態なのでしょうが、このエンジンをガソリン仕様として、S660に搭載したら、どんな走りになるのか気になる次第。ひとまず、純正トランスミッションでは耐えきれないでしょうが……。

精進します。
  







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青山で見られます! 世界最速の660ccエンジン搭載車?

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2016年9月17日、アメリカ・ソルトレイクのボンネビルにて開催されたスピード競技にて、平均速度421km/hを記録したストリームライナーが、本田技研工業の青山ビル1Fにて飾られております。

なぜなら、このストリームライナーを製作したのは、本田技術研究所 四輪R&Dセンターの若手有志チームであり、その心臓部は、あのスポーツカーから流用されているから。

そうです、S660の3気筒エンジンを搭載したストリームライナーなのでした。
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公表されているデータシートによれば、排気量は658ccのままで、レブリミットを1万rpmまで上げ、見ての通りアダプターを介してビッグタービンへグレードアップ。燃料はエタノール仕様となり、最高出力188kW(254PS)/7700rpm、最大トルク239Nm/7000rpmまでスープアップした仕様とのこと。

ブロック、クランク、ピストン……主要パーツのことを考えても、純正部品でこのパワーに耐えられるとは思えないので、ほとんど別モノになっていると想像しますが、いずれにせよ658ccのシングルタービン仕様で250馬力オーバーというのは、果たしてどんなエンジンフィールなのか想像もつきません。軽自動車エンジンで130馬力くらいまでなら全開にしたことがあるのですが(汗)

ちなみに、純正では3ボルトのタービンは、アダプターによって4ボルト仕様になっているわけですが、タービンのサプライヤーはギャレット、いわゆるタイプでいえば「GT20系」で、UK製でありました。それにしてもウエストゲート仕様ではなく、アクチュエータ仕様なのは意外であります。

軽自動車のエンジンで回すタービンじゃないぞ、こりゃ

Sinya Yamamotoさん(@sinyayamamoto)が投稿した写真 -


もうひとつ余談をいえば、このホンダの作ったストリームライナーについて日本製としては初めてという情報もあるようですが、四半世紀前にが存在していたことは、その実物を手押ししたこともある自分としては記しておきたいところ。もっとも、塩湖でもあるソルトレイクのアタック時に、雨が降ったために感電の危険性があり、出走を断念したと聞いておりますので、記録には残っていないかもしれません(汗)

精進します。
   







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