クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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Sクラス

電気自動車のSクラス、メルセデスEQS日本発売。245kW・568Nm・700km・1578万円

全長:5225mm・全幅:1925mm・全高:1520mm・車両重量:2530kg・バッテリー総電力量:107.8kWh。そしてCd値は0.20 !!

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メルセデスの電気自動車(BEV))フラッグシップ「EQS」が日本に正式上陸。メルセデスベンツ日本より導入が発表されております。

グレード構成とメーカー希望小売価格は次の通り。絶対的には高価ですが、BEVとしては十分にリーズナブルという印象もありなのでした。

EQS450+:1578万円
AMG EQS 53 4MATIC+:2372万円

グレード名からも想像つくようにEQS450+は標準的で、EQS 53はAMGのパワフル仕様。前者はRWD、後者は4WDとなっているのは、BEVのパワフル仕様は前後ツインモーターにするということでしょうか。

 

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豪華キャストでお送りします、新型メルセデスSクラスのワールドプレミア

パワートレインやシャシーの情報はなくてもお腹いっぱい。新型Sクラスのユーザーエクスペリエンスは驚異的なこと間違いなし



メルセデス・ベンツCEOのオーラ・ケレニウス氏のプレゼンテーションからはじまるニューSクラスのデジタル・ワールドプレミア。テクノロジーオリエンテッドなダイムラー(メルセデス)のフラッグシップといえるSクラスですから、すなわち2020年時点で最高・最良・最新の技術が満載されているといえるわけで、20分を超えるプレゼンテーションが間延びする感じはなく、あっという間に終わってしまうのは流石であります。





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メルセデスの自律走行は、ラウンドアバウトもクリアする

自動運転中にもブレーキペダルはピクピク動くテスラ・モデルSの動画を紹介するエントリをあげたばかりですが、どこか既視感があると感じていた、ようやく思い出しました。

2013年にダイムラーがメルセデスSクラスをベースとした自律走行車によってデモンストレーションした自動運転のムービーと雰囲気が似ているのです。

雰囲気どころか、自動運転のレベルとしても同等感。それぞれ動画というのは編集している可能性もありますからなんとも言えませんが、あらためて動画を見比べるとテスラの自動運転というのは2013年のメルセデスに追いついたという印象でもあります、ハイ。

といいますか、信号のない横断歩道で歩行者を認識して停止しているといったシーンもありますし、ラウンドアバウト(環状交差点)もクリアしています。さらに歩行者や路駐車の避け方でも2013年のメルセデスが、すでに洗練された感を受けるのは気のせいでしょうか(汗)

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テスラはブランドイメージを巧みに演出しているので、ついつい最先端といったイメージを受けてしまいますが、なるほど自動運転に関しては、自動車メーカーとしては平均的なレベルなのかもしれません。もし、そうだとすると、あのレベルの走行を可能にすることは珍しくないわけで、少なくともメルセデスが2013年の段階で、この域に達していたということは、意外にレベル4の自動運転テクノロジーは2020年くらいには登場可能なのかもしれませんが、さて?


精進します。
  







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メルセデスに復活した3.0L 直列6気筒ガソリンエンジン「M256」型、300kWを発生

メルセデスから直列6気筒エンジンが復活です。以前にもエントリを挙げているようにそのエンジン単体の画像が公開されております。
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新世代ストレート6エンジン「M256」のスペックは以下の通り。

総排気量:2999cc
気筒あたり排気量:500cc
ボアピッチ:90mm
ボア:83mm
ストローク:92.4mm
圧縮比:10.5
コンロッド長:140.5mm
出力:300kW
トルク:500Nm超


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もちろん過給エンジンなわけですが、ISGの採用と同時に48V化も実施。電動ターボを実現することで、ターボラグをほぼゼロにしているというのも注目。具体的には300ミリ秒で70000rpmまでターボチャージャーを回すとあります。また、ISGのスペックは15kW、220Nmとなっている模様。

それにしても、クラッシャブルゾーンを確保しやすいなどの理由から、比較的短く作れるV型エンジンをモジュール設計するのがトレンドとなっておりましたが、いろいろあってSクラスが直列6気筒に回帰したのは、直列4気筒、直列3気筒とのモジュール化を意識したからでありましょうか。気筒あたり排気量500ccという数値は、まさに2.0リッター4気筒、1.5リッター3気筒といったバリエーションを想像させるところ。割合にボアが小さめなのも横置きを考慮しているような気もしますし……。

ニュースリリースに以下の一文があるのも、そうした想像をふくらませる理由なのですが、さてはて。
The M 256 is the first member of a new family of premium petrol engines that have for the first time been systematically designed for electrification from the outset.
精進します。

  







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44年ぶりに復活、ベンツの最高級4座オープン「Sクラス・カブリオレ」

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今年のフランクフルトショーにおいてお披露目されるというメルセデスの新しい4座オープン「Sクラス・カブリオレ」のティザーがスタート。1961~1971年にかけて発売されていた、かつてのSクラス・オープンとのヘリテージをアピールする2ショット画像が発表されたのでした。

ボディサイドのラインからすると、Sクラス・クーペを基本にルーフを切り落としたスタイルなのでしょうが、ともかく最初に公開されたのは、この一枚きり。Eクラス・カブリオレで採用されている、エアキャップ(ディフレクターからの送風によってキャビンへの走行風の巻き込みを低減)やエアスカーフ(首周りを温める暖房システム)といった快適装備が搭載されることは明言されておりますが、もちろんメルセデスの4座オープンとしてのフラッグシップモデルになるわけで、それだけでは済まない新テクノロジーに期待が高まるのですが、さて。





Coveted dream car of the 1960s meets star of the 2015 International Motor Show in Frankfurt: the new Mercedes-Benz S-Class Cabriolet is following in the tradition of the open-top S-Class (model series 111 and 112) from the period 1961 to 1971. Unmistakeable, exclusive design, fine materials with maximum high-class appeal in the interior and state-of-the-art technology in the S-Class characterise the concept behind both cabriolets.
それにしても、「お高いんででしょう?」 以外の言葉が浮かばない自分に、いろいろな意味で”貧しさ”を感じるのでありました(出汁)


精進します。














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システム最大トルク650Nm、CO2排出量65g/kmのS500ハイブリッド


the Mercedes-Benz S 500 PLUG-IN HYBRID can be ordered for prices from 108,944.50 euros

日本円換算でおよそ1500万円というS500プラグインハイブリッド。外部充電にかかる時間は充電率20%から100%で約4.1時間(230V/8A)で、EV走行で33kmほど走れるというスペック。もっとも、公表されているパーセンテージの数字は、バッテリーに対するものなのか、SOCの上限を100とした数字なのかは不明でありますが。

それはさておき、S500プラグインハイブリッドは3.0リッターV6直噴ターボエンジン(245kW・480Nm)とモーターを組み合わせてシステムでは最高出力325kW、最大トルク650Nmとなっております。

その一方で、二酸化炭素排出量は65g/kmとなっておりますが、これはもちろんNEDCモードでの計測における数字であって、プラグインハイブリッド全般に、連続走行になって外部充電でのメリットが減っていく走らせ方になるとスペックとは桁違いの二酸化炭素排出量になるのは周知の事実。

だからといって、スペックの数字が参考にならないと一刀両断してしまうのは、ある種の気持ちよさはあっても建設的ではないのも、また事実であります。

NEDCでも、JC08モードでも、いずれにせよすべての運用方法にマッチさせるのは不可能で、そこに差が出てくるのは必然。ならば、せめてプラグインハイブリッドのメリットが出てくる連続走行の上限値みたいのを参考データとして表示できるとユーザーの役には立ちそうなどと考える次第。たとえば、計測モード的な走らせ方として、連続走行は何kmまでがプラグインの効果を引き出せるのか、といったもの。それにしても、使い方は千差万別なのですべてのユーザーが納得いくものにはならないにせよ……などと思う今日このごろです。

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