クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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RENAULT

Renaultの2モータープラグインハイブリッドシステムの構造がひと目でわかるムービー

日産とも、三菱とも異なる2モーター+ギアボックスで構成されるユニット。これはこれで興味深いもののアライアンス内における電動ユニットの開発リソースがバラバラに機能している?


ルノー・キャプチャーやメガーヌに採用されている「E-TECH plug-in」なるシステムがあるようです。

ワンペダルドライブも可能というのがこのシステムの特徴で、そのあたりは日産の知見が入っているのかな? と思ったりするわけです。


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ルノー日産アライアンス解消という報道についての公式見解は……

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ルノー日産(三菱自)アライアンス解消という観測報道あり、日産は即座に否定
カルロス・ゴーン氏が日本脱出しようがルノー日産アライアンスにはもう何も関係がないのでありますが、ゴーの離日というのはなんらかインパクトはあるわけで、報道も加熱気味。「ルノー日産アライアンス解消」といった報道も出ているよう。

アライアンスに関する当社のスタンスについて、海外メディアにおいて様々な憶測報道がなされていますが、当社としてアライアンスの解消といったことについての検討は何もしていません。

日産としては即座に否定するステートメントを出したわけですが、実際問題としてルノー日産アライアンスを解消するというのは考えづらいですし、仮に株のやり取りによって資本関係を解消したところで自動車メーカーとして「明日から別の道」というわけにはいかないはず。

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ルノー、新型メガーヌをフランクフルトショーで発表

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ルノーがIAAフランクフルトモーターショーにて、新型メガーヌをワールドプレミアするという発表と同時に公開したのが、こちらのイラスト。

おそらく、次期メガーヌのシルエットを示したものなのでしょうが、かなりスポーツクーペよりになっているようで、そうなると後々追加されるであろう次期メガーヌ・ルノースポールへの期待も高まるところ。

かりにスポーツ度を増したメガーヌに、さらにルノースポールが出てくるとなると、シビック・タイプRの達成したFF世界最速の座も、塗り替えられること必至でありまして。もっとも、そうした切磋琢磨がなければ、世界最速という肩書の価値も下がってしまうのでありますけれども(出汁)







精進します。














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ルノーのDセグ・ニューフェイスに日産プリメーラを期待

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ルノーからDセグメントの新顔が登場。ダウンサイジング指向の過給エンジン(ガソリン&ディーゼル)で、トランスミッションはDCTを基本とするラインナップは、いかにも欧州トレンドのど真ん中。もっとも、四輪操舵とダンパー制御を組み合わせたシャシーに提案感はあれど、パッケージとしてはオーソドックスで、手堅い商品という印象あり。

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そして、プラットフォームに、ルノー日産アライアンスの推し進めるCMFを使っているとなれば、日産版も想像してしまうのであります。とはいえ、このカテゴリに数は見込めないのでグリルを変えたくらいのOEMになってしまうかもしれませんが(汗)

それでも、全長:4.85m 全幅:1.87m 全高:1.46mのスリーサイズに、200馬力級ダウンサイジングガソリンターボと7速DCTを搭載したDセグメントで、セダンとステーションワゴンのバリエーションを持つモデルとなれば、やはり「プリメーラ」という名前を想像してしまうのです。

現時点で発表されているプロフィールから想像すれ範囲では、このニューモデルには「プリメーラ」の名前に相応しいハンドリング性能も期待できそうな印象もありますが、さてどうなりますでしょうか。



精進します。














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グローバル化と空洞化を感じるルノーグループ的エピソード


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4,000 Nissan Rogue vehicles, produced in Renault Samsung Motors’ plant in Busan, Korea, were shipped today to North America

北米日産が販売する「日産ローグ」は見ての通りエクストレイルの兄弟車。しかし、その生産は、日産ではなく韓国・釜山にあるルノーサムスンモータース(RSM)が担当しているのでありました。

9月に発表された、ルノーグループによるニュースリリースは、そのRSMから4000台が初出荷されたことを報じるもので、いろいろグローバル化が進んでいるのを実感。

ごく一部かもしれませんが、北米日産で販売されているクルマの中に、しかもOEMに見えないのに、日産が生産していないものがあるという事実。しかも、それがメキシコも含めた北米地域の現地生産ではなく、アジアからの輸出製品という事実。

いまや日産はルノーグループの一員であるので、こうした生産拠点の最適化は不思議な話ではないにせよ、為替がどうこう、関税がどうこうという政治的なテーマとは別のところで、グローバル化や国内生産の空洞化は減速しないのだろうな、と実感するニュースでもありました。

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ちなみに、このイベントではルノーグループのアジア・パシフィック地域を統括するトップが次のように述べたということ。

“in the future, Renault Samsung Motors will continue to play a leading role as the Asian Hub of Renault Group.”

イベントにおけるリップ・サービスもあるにせよ、グループにおけるアジアのハブを釜山に置くという発言は、日本国内の製造規模を守るという視点からは穏やかではありません。もっとも、まだ規模としては小さいので、すぐにRSMがルノーグループのアジア・パシフィックの拠点になるというわけではないでしょうけれども。

しかし、ルノーグループでこうしたケースが増えてくると、現時点では誤差範囲かもしれませんが、将来的には日産の生産・販売実績を読み解く難易度が上がりそうではあります。ま、すでにNMKVでの軽自動車など難易度は高いのではありますが(汗)
 

精進します。

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5代目エスパスは、アヴァンタイムの生まれ変わり?

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2014年10月のパリ・サロンにて、地元勢のルノーがESPACE(エスパス)の5代目モデルをお披露目。


4代目エスパスが、クリオ的な顔で後ろだけ大きくしたような、それでいてフルゴネットともいえない微妙なスタイルだと感じていたので、このフルモデルチェンジは大革新だなあ、と思うのでした。

大径タイヤのクロスオーバー的ミニバンというコンセプトだけ聞くと、、三菱デリカの二番煎じ感もありますが、実際のスタイルは、たしかにクロスオーバー的ではありますが、それほどSUVチックでもないという絶妙な印象。

むしろ、リアの造形が示す骨格的なイメージから、かつて異色のクロスオーバー・クーペとして存在感を放ったアヴァンタイムを思い出すのでありました。

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ミニバン風の2ドアクーペというアヴァンタイム、ビジネスとしては成功していない記憶ありますが、今回の5代目エスパスにより「下半身はSUVの力強さ、上半身は4ドアクーペのスマートさ、中身はミニバンの広さ」を具現化したことで、アヴァンタイムのコンセプトをリベンジ、あらためて世に問うという感じでしょうか。

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そして、日本市場では、徐々に勢いを失っているミニバンですが、欧州ではそのムーブメントが大きくなりそうな予感もする今日このごろでありました。とくに根拠のない印象でありますが(汗)





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