クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

YouTubeチャンネルで動画を公開しています。チャンネル登録よろしくお願いします。お問合わせや情報などは、こちらのアドレスまで ysplaning@gmail.com   Instagramでも情報発信しています   Facebookページ随時更新中 noteで無料&投げ銭方式のコンテンツを公開しています。

RAYS

ル・マン24時間 3連覇のトヨタGAZOO Racingがハイパーカーを走らせら昂るに決まってるでしょ

TOYOTA、LEXUSにつづくブランドとして”GR”が確立するためのターニングポイント。GR Super Sportがカモフラージュボディながらサーキットを走行した!

新型コロナウイルスの影響で例年とは異なるスケジュールで、なおかつ無観客で開催されたル・マン24時間耐久レース。なんとかTOYOTA GAZOO Racingが3連覇を飾ったのは、ご存知の通り。

ですが、トラブルで一台が遅れたときには「これで勝てなかったらGRブランドの危機」とさえ感じたのでした。なにしろ、今回のル・マンについてはトヨタ(GR)は勝たねばならぬ状況だったから。というのも、決勝レースを前にGR Super Sportのデモランを行なっているから。


GR Super Sport(仮称)がサルト・サーキットで初走行を披露
第88回ル・マン24時間レースの決勝を前に、開発中のハイパーカー、GR Super Sport(仮称)でサルト・サーキットを走行し、その様子を公開しました。
東京オートサロンで、その存在が明らかになったGR Super Sportは、トヨタのWECマシン直系の「レーシングハイブリッド」技術などを投入されたハイパーカーで、来シーズンからのWEC参戦マシンになると同時に、GR(GAZOO Racing)というブランドを完全に独立させたものとするために欠かせない存在だともいえるから。

そんなGR Super Sportのデモランをしておきながら、TOYOTA GAZOO Racingのマシンが勝利できないとなれば、ブランディングのスタートで躓くといえますので。その意味でも、モータースポーツ畑ではない、ブランディングの関係者も今回の勝利にはホッとしているのでは、と思うわけです。


続きを読む

ル・マンのトヨタ、衝撃のストップはインタークーラーのパイプ破損が原因?

04_E91I8831_s

2016年のル・マン24時間耐久レース。トップを走りながら残り5分で衝撃のストップとなってしまったトヨタTS050h(5号車)のトラブルについて公式な発表が届きました。

TOYOTA GAZOO Racingから届いたメールに書かれていたのは次の理由。
ル・マン24時間レースの最終盤、TS050 HYBRID #5号車を襲ったトラブルは、ターボチャージャーとインタークーラーを繋ぐ吸気ダクト回りの不具合によるもので、これにより、ターボチャージャーの制御が失われた。

不具合発生時、原因が特定されていない段階で、低下したエンジン出力を回復させるべく制御系の設定変更が試みられた。結果的には#5号車はファイナルラップを走り切ることが出来る状態となったものの、その対応には時間がかかり、規定されている6分以内にファイナルラップを終えることが出来なかった。
このレベルのエンジン(パワートレイン)の構造は不明ながら、仮にターボチャージャーとインタークーラーを結ぶパイプが抜けるなり割れるなりしただけであれば、ローパワーであっても動くことはできたと思われ。メインストレートのピット前で止まらずに、あのまま走っていれば表彰台にはのぼれたのかもしれないかも。そう思うと残念でありますが、ローパワーを認識した段階では、そのままエンジンが止まってしまう可能性を第一に考えたはずで、原因もわからないままにコースを周回させるという判断をするほうが無責任であり危険。仕方ないことなのでありましょう。

それにしても、この印象的なシーンで記憶に残るのは、新しいスポーティを提案するレイズのホイール。このデザインを市販モデルに落とし込んだモデルの登場が心待ちな今日このごろなのであります、ハイ(汗)


精進します。
  







人気ブログランキングへ
記事検索
アクセスカウンター
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ