クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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RAV4PHV

マツダのプラグインハイブリッドSUV「CX-60」が欧州デビュー。国産ライバルと簡単比較

エンジンは2.5リッター4気筒ガソリン、バッテリー総電力量は17.8kWh、システム最高出力は327馬力

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マツダが開発した完全に新しいFRプラットフォームを基にした新型モデル「CX-60」が欧州で発表されています。直列6気筒エンジン仕様も用意される、このプラットフォームですが欧州デビューしたのは彼の地のニーズに合わせたPHEV(プラグインハイブリッド車)バージョン。


ちなみに、マツダの公式発表によると車名の読み方は「シーエックス シックスティー」だそうですが、日本では”シーエックスろくじゅう”と通称されることになりそうであります(汗)


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RAV4PHVとの価格差は200万円以上、レクサスNXのプラグインハイブリッドは買いか?

RAV4PHVの価格帯は469~539万円、レクサスNX450h+は714~738万円

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レクサスのSUVモデル「NX」がフルモデルチェンジを発表しました(発売は11月以降)。パワートレインは駆動方式も含めて区別すると6つのバリエーションを用意しております。

2.5L 直列4気筒プラグインハイブリッドシステム[AWD]
2.5L 直列4気筒ハイブリッドシステム[FF/AWD]
2.4L 直列4気筒ターボ[AWD]
2.5L 直列4気筒自然吸気[FF/AWD]



機能面での特徴はありにも多いのでリンク先の公式リリースをご覧いただくとして、いわゆるレベル2相当の先進運転支援システムを搭載しているのはもちろんドライバー異常時対応システムも採用するなど最新のレクサスらしい内容。スマートフォンによる操作で駐車場の出し入れができる、高度運転支援技術 アドバンスト パーク[Lexus Teammate Advanced Park](リモート機能付き)も用意しているのでした。スタイリングは最近のレクサスにしては珍しくオーソドックスで、あまりチャレンジしていない印象もあるのですが、中身は最新のレクサスらしいSUVというわけです。


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レクサスが2021年にプラグインハイブリッドをローンチすることを宣言

2021年にはLEXUSとして初となるPHEVを量販モデルに導入を発表、夏頃にフルモデルチェンジのNXにRAV4 PHVのシステムを移植か?



電動化が叫ばれるようになる前からハイブリッドを幅広く設定していたのがトヨタのプレミアムブランド「LEXUS(レクサス)」。そのレクサスが2021年4月末に電動車の全世界累計販売台数200万台を達成したことを発表しました。同時に、2021年内にプラグインハイブリッドをリリースすることも公表しております。おそらく夏頃にフルモデルチェンジが噂されているNXに、RAV4 PHVのシステムを搭載したプラグインハイブリッド車が登場すると予想されるところ。

 

電動車普及を更に加速すべく、2021年にはLEXUSとして初となるPHEVを量販モデルに導入し、2022年には全く新しいBEV専用車の導入を計画しています。また、長年に渡ってHEVで培ってきたモーター、インバーター、バッテリーなどの電動化技術を活かし、LEXUSの電動車ならではの新しい価値やドライビング体験を実現していきます。

具体的には、新しい4輪駆動力制御技術「DIRECT4」による高精度な駆動力コントロールや、ステアバイワイヤによる直感的なステアリング操作を組み合わせることで、ドライバーの操作とクルマの挙動がよりシンクロし、従来のクルマとは一線を画した高い運動性能や五感に訴える走りを実現します。また、これらの技術を今後に市販する予定の電動車にも順次導入していく計画です。

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プラグインハイブリッド比較、RAV4 PHVの危機回避能力に疑問あり【 Teknikens Värld】

1.9t近い車重を外輪だけで支えるのは無理があるのか? スウェーデンの自動車メディアのテストでRAV4 PHVがダメ出しされる



以前、ハイラックスの危機回避能力(エルクテスト)において紹介したこともあるスウェーデンの自動車雑誌「Teknikens Värld 」のテストにおいて今度はRAV4 PHVが危険な挙動を示したという動画が公開され一部で話題になっている模様。

タイヤがリム落ちしそうになっているサムネイルも刺激的ですが、動画のほうではオーバースピード領域において横滑り防止装置で姿勢コントロールしきれていないというか、とにかくスピンモードに入ってしまっているのは気になるところ。

この動画ではRAV4 PHVの挙動だけでなくプラグインハイブリッドSUVのライバルとしてボルボXC40や三菱アウトランダーで同じテストを行なった様子も比較しているのですが、左上に出ている速度表示を見ているかぎり、RAV4 PHVが限界を迎えるのは他車より5km/h程度は低い速度域であって、たしかに回避能力を求められるギリギリの運動性能領域においては物足りないのも事実だなぁと思う次第。



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意外? ボディサイズや重量の近いRAV4 PHVとARIYAを比べてみる

2020年話題の2台。RAV4 PHVとARIYAは車格が同じプラグイン車

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ハイブリッド王国といえる日本市場ですが、一方でプラグインハイブリッドはさほど売れないといったトレンドを打破したのがトヨタのパフォーマンス系プラグインハイブリッド「RAV4 PHV」。あまりの売れっぷりに受注停止するほどで、電動化への理解が進んでいるというか、やはり通常のモデルより高いクルマを買おうというユーザー層にとってはハイパフォーマンスというのは重要なファクターなのだなぁと思ったりするわけですが、そうしたトレンド分析が正しいとすれば、こちらもそれなりに売れちゃいそうと感じているのが、日産のBEV(バッテリーEV)「ARIYA(アリア)」。

まだ発売まで間があるということで大まかなスペックは公開されたものの、価格は未公表なアリアですが、補助金を考慮するとユーザー負担は500万円~とアナウンスがありました。先日、Honda eのCEV補助金を試算するというエントリをあげましたが、事実上の補助金上限が42万円であることを考えると、アリアのスターティングプライスは税抜き496.5万円あたりと考えるのが妥当。RAV4 PHVの最上級グレードの税抜き価格は490万円ですから、補助金を考えるとRAV4 PHVよりARIYAのほうがわずかながら手が届きやすい可能性があるのかも、と思ってみたりする今日この頃なのでした。





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18.1kWhの大バッテリーを積むRAV4 PHV、とても気になる冷却と充電について

普通充電だけの設定なのはBEVに対する配慮。バッテリー冷却はエアコン冷媒を使用する


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先日、トヨタのプラグインハイブリッドSUV「RAV4 PHV」のカットモデルを見る機会があったので、じっくり拝見すると同時に、自動車コラムニストとしての職業的な興味、また一人のEVオーナーとして興味深いところもあったので、メーカーのエンジニア氏にもいくつか質問をしてきたのでした。

気になるQ&Aの内容をまずは書いてしまいましょう。

  • 質問1:バッテリーの冷却はどのようにしているか
  • 回答1:エアコン冷媒を利用している。バッテリーケースの下にパイプを這わしている
  • 質問2:普通充電しか設定していない理由は?
  • 回答2:プラグインハイブリッド車が公共の急速充電器を使うことでBEVオーナーに迷惑がかかるのを防ぐため
では、バッテリーの適温は? プリウスPHVは急速充電に対応しているが? という疑問も浮かびますが、もちろんそうした点についてさらに突っ込んで聞いてあります。





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