クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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R8

アウディとポルシェがプラットフォームの共有化を宣言!

911のアーキテクチャは門外不出、A8がFRになる可能性はありや
フォルクスワーゲン・グループのプレミアム系ブランドのアウディとポルシェからビークルアーキテクチャを共有化するという発表であります。もともとグループ内でのリソースを有効化する方向ですから、それほど驚きではありませんし、実際にプラットフォームやエンジンを共通としているモデルもありますから、あらためて明確にアナウンスしたということでしょうか。
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今回のリリースでは、明確な車種やカテゴリーは示されておりませんが、SUVだけにとどまらずパナメーラの兄弟モデルがアウディからも出てくるのでは? と想像するところ。A8クラスであれば、FRプラットフォームを使うことでニーズの拡大もあるかもしれませんし。さすがに911のアーキテクチャはアウディにとっても使い道はないでしょうし、ブランディングからも門外不出でありましょう。
Audi and Porsche join forces for shared vehicle architecture

個人的には、718系のプラットフォームに直4エンジンを載せた、R8の弟分キャラのスポーツカーなど期待しますが、さて?

精進します。
   




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アウディR8登場、50馬力アップの価格差は450万円

新型 Audi R8 の日本導入が正式発表。

日本仕様のパワートレインは5.2リッターV10自然吸気で、quattroフルタイム4輪駆動システムと7速Sトロニックの組み合わせ。ベースグレードのR8 V10の最高出力は540PS、ハイパワーバージョンとなるR8 V10 plusは最高出力610PSというのが違い。

そのほか、plusにはレーザーハイビームのヘッドライトも装備されるということですが……


それにしても450万円の価格差というのは、なかなかどうしてシビれるものであります。

そもそも2500~3000万円の価格帯のクルマを買おうというユーザーにとっての450万円の価値というのが、想像はできたとしても肌感覚でわかるものではないのでありますが(汗)


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それはさておき、気筒あたり排気量520ccの10気筒エンジンで、最高出力の発生回転数が8250rpmというのは、ハイレビングという一点だけで商品性というか、スーパースポーツならではという印象。運転してみたいとは思わないまでも、その吹け上がりぶりを見てみたいくらいには興味を惹かれるのであります、エエ。

精進します。










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アウディR8 e-tron,This car is not yet on sale.

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2代目となるアウディR8にもピュアEVの”e-tron”は用意されているようで、いまは売っていないモデルながら前後からの透視図が公開されていたので、ほとんど情報はないままにチラ見、いやガン見であります。

何パターンもの透視図が用意されているということは、それぞれに意味があるのでありましょう。

たとえば、こちら。高圧電装系のイラストで気になるのは巨大なバッテリーケースではなく、フロント側
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エアコンやヒーターといった空調システムが高電圧系に組み込まれているということでしょうか。以前からそうだったのかもしれませんし、そもそもリーフでもエアコンやヒーター(水を温めるユニット)は高電圧系なので驚くことではありませんが。それでもミッドシップエンジン車ではエンジンによりコンプレッサーをベルト駆動していることを考えると、電動車両というのは配置の自由度や最適化にメリットあるのだなあ、と再確認であります。

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黒いバッテリーケースが、かなりのスペースを占めていて、1970年代のスーパーカー・ブームにおいて、某車を『12気筒エンジンを運びながら走るクルマ』といった表現をしたことを思い出してみたり。

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なにより、注目なのは駆動モーター。ウネウネとオレンジ色の高電圧配線が表現されているのですが、よく見ていくとコントローラーからして左右独立した二系統システムとなっているようで。

すなわち、ツインモーター、であります。

単純に要求出力と持ち駒の関係でツインモーターとしているのかもしれませんが、左右のトルクベクタリングによるヨーコントロールをしていないわけはなく。

果たして、その狙いが高出力・左右独立モーターでなければ出せないような特別なものなのかどうか、それとも内燃機関的なテイストを再現するために使っているのか、その辺りの方向性と理由(市場調査の結果?)などが気になる今日このごろなのでありました。

そして、コントローラーなどの筐体に入ったZytekのロゴも気になります(汗)

精進します。













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モータースポーツと市販車をリンクすることで予算は拡大する?


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  Cockpit view Audi R8 and Audi R18 e-tron quattro

というわけで、ル・マン24時間耐久レースの直前に、アウディがPR的に公開していたのが、こちらの画像。

市販スーパースポーツの「R8」と、ル・マンLMP1マシン「R18」のコクピットを並べてアピール。ステアリングスイッチに共通性あり、ということでありましょうか。

もちろん、LMP1レーシングカーと市販スポーツカーではドライバーの動線も異なりましょうし、市販モデルでステアリングスイッチが多いのはUI的な視点ではマイナスもありましょう。エンジンスタート/ストップボタンをステアリングに置いておく必要があるかどうかは疑問ですが、ムードアップという点では効果的なのは疑問なし。

スポーツカーには機能性だけでなく、ムードやストーリーも必要でありますから。





その意味では、ル・マンで勝利することは、その関係性からしてダイレクトにマーケティングに繋がる要素でありましょう。であれば、残念ながら勝利できなくとも「ファステストラップは記録した」とリリースを出して、速さをアピールするのも納得。

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しかし、これほどの多機能ステアリング(スイッチ)をレーシングしながら操作できるというのはリスペクトであります。

ちなみに、2015年のル・マン24時間レースのオーバーオールでの勝者は、復帰二年目にしてワン・ツーフィニッシュを果たしたポルシェでありました。

それにしても、市販車とレーシングカーの関係性が濃いほどに、メーカーのブランディングに加えて、個別商品のブランディングとしても費用をかけることができましょう。

トヨタも”TS040 HYBRID”だけではなく、”プリウススポーツ”的なサブネームをつけて市販車との関連性を築き上げることができれば、違う展開もあり得たのかも? などと夢想してみたり…。


精進します。












 
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