クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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ND

マツダ・ロードスターに新採用されたKPCってなんだろう?

評価者としては失格かもしれませんが、作動がわからないことを評価すべき電子デバイスだと思う



2021年12月のマイナーチェンジで採用された「KPC」こと、KINEMATIC POSTURE CONTROL(キネマティック・ポスチャー・コントロール)の効果を首都高のジャンクションにて確認してみたという動画がこちら。

KPCを簡単に説明すると、0.3G以上での旋回時にイン側の後輪ブレーキをわずかに作動させることで、サスペンションのアンチリフト効果を利用して車体の浮き上がりを抑えるという機能。

少し専門的にいうと摩擦円の大きさを変えるほどのベクタリング効果を発生させるわけではないので、Z軸まわりの力、いわゆるヨーを生んで曲がりやすくするわけではなく、あくまでもインリフトを抑えて気持ちのいい車体姿勢を実現するというのが、このKPCの狙いといったところでしょうか。


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マツダ・ロードスターに軽量バージョン「990S」が登場。気になる価格は289万3千円

レイズの鍛造アルミホイール「ZE40 RS」を標準装備。ブレンボのブレーキも装着しつつ車重1トン切りを実現したスペシャルバージョン

ROADSTER (1)_サイズ変更

マツダ・ロードスター関係でいえば最大のお祭りともいえる軽井沢ミーティングでお披露目されていたロードスターの超軽量バージョン「990S」が正式発表、2022年1月の発売に向けて予約開始となっております。

そのメーカー希望小売価格は289万3000円。そもそも1トン切りの最軽量グレード”S”をベースに、レイズの鍛造アルミホイール(16インチのまま)の採用によるバネ下重量の低減、ブレンボのブレーキシステムの採用、そして軽量バージョンならではのシャシーとエンジンの専用セッティングを与えられているという、現行ND型におけるピュアなロードスター・スピリットを感じさせる特別仕様車に仕上がってる模様。すでに多くのオーダーを集めているというのも納得の特別仕様車であります。

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アメリカでマツダMX-5(日本名:ロードスター)が売れているって知ってますか?

マツダMX-5の北米における販売台数は2021年7月が1226台、6月も1227台といずれも各月での過去最高記録を更新

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日本の自動車シーンではGR86/BRZのフルモデルチェンジや、日産Zの新型発表で、FRスポーツカーへの注目が高まっているような気もしますが、ずっとFRスポーツとして独自のポジションを守り続けているマツダ・ロードスター(海外名:MX-5)については「あって当たり前の存在」となっているようで、あらためてリスペクトする流れも感じられません。

しかし北米市場では違うようです。



2021年7月におけるMX-5の販売台数は1226台で、これは7月としてのベストセールス(2006年以来の更新)、さらに6月も1227台を販売しており、これまた6月としてのベストセールスを更新した(2007年以来)のだとか。モデルライフ的にはけっしてフレッシュとはいえないMX-5(ロードスター)が史上最高に売れているというのはなぜなのでしょうか。

 
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No密のトレンドはオープンカーのムーブメントを生むかどうか?

クルマのキャビンは密閉空間。しかしオープンカーなら「密」を避けることができる?



新型コロナウイルス(COVID-19)の集団発生防止として「3密」というキーワードはすっかりおなじみになりました。あらためて整理すれば、換気の悪い密閉空間、多数が集まる密集場所、間近で会話する密接場面という3つのを避けようというキャンペーン。同時にソーシャルディスタンスなんて言葉もある種の独り歩きをしているような気もする今日この頃なのですが、こうした密を嫌う傾向というのはアフターコロナになっても残るだろうな、と思う次第。

いや、アフターコロナではなく”with コロナ”で生活を組み立てていく時代になれば、ソーシャルディスタンスをとることを優先したライフスタイルに変化するのでは? と思うわけです。ちなみに、ソーシャルディスタンスというのは他人と1.8m程度の距離をとることだそうですが、乗用車でソーシャルディスタンスを確保するのは至難の業。ミニバンの1列目と3列目に座ればギリギリ保てるというくらいでしょうか(汗)

いずれにしても公共交通機関でソーシャルディスタンスを確保することは、ほとんど無理といえる話であって、マイカー回帰の流れは加速するだろうなとも思うのでした。そして、そのときに選ばれる条件として密閉を避けることが重視されるとすれば……。


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2018年12月24日までの限定販売、マツダ・ロードスターの期間限定 特別仕様車

マツダ・ロードスターといえば、やっぱり「タン内装」という貴方に……

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先日、横浜・子安にあるマツダR&Dセンターを訪れた際、ロビーに飾ってあったNDロードスターに目が留まり、近づいていくとなんとタン内装。そしてソフトトップも微妙に赤みを感じる標準とは異なる仕様でありました。これは2018年12月24日までの限定販売となる特別仕様車「キャラメルトップ」、お値段は税込価格でMTが3,094,200円、ATは3,207,600円ということであります。

それにしても、ロードスターにはタン内装が似合うと感じるのは、初代モデルによる刷り込みなのかもしれませんが、こうした色味は走り一辺倒ではないキャラクターをアピールしていると感じるところ。シートは本革(ドアトリムやインパネのタン部分は合成皮革)。あえてATを選んでのんびりツーリング派を気取ってみるのも、この特別仕様車には似合うのかもしれなと思ってみたりするのでありました。

画像では分かりづらいのですが、アルミホイールはノーマルモデルと同じ意匠ながら高輝度塗装を施すことで特別仕様車だけの装備として見逃せないところ。じつはドアミラーもボディ同色仕様になっているというのも、キャラメルトップの特別な装備なのだそうで。このあたりも期間限定のモデルをオーダーしたくなるきっかけになるのかも?
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もっとも個人的には、タン内装をレギュラー化して、選択できるようにすればいいのにと思ったりもするのですが、そうなるとロードスターRF(こちらの上級グレードにはタン内装を設定)との差別化がしづらくなるのかもしれません。逆にいうと、ロードスターRFで選べるナッパレザー・オーバーン内装を持つ特別仕様車が、この次に控えているのかもしれませんが…(汗)

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精進します。
  




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ニュータイヤで筑波1分3秒台に突入したという1.5リッターターボ

筑波2000で1分5秒切りのNDロードスターがさらにタイムを削ってきたという情報が筑波方面から届きました。


ダンロップの新スポーツラジアル「ディレッツァZ III」を履いてのアタックで1分3秒台へと突入
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見ての通り、ノーマルではNAの1.5リッターエンジンにターボをボルトオンしている仕様とはいえ、エンジン本体はノーマルといいますからブーストはそれほど上げることはできない仕様。それでいて、このタイムというのはNDロードスターの素性の良さを示していると思うばかり。

もともとが悪いとチューニングの効果が出やすいように感じるかもしれませんが、素性が悪いクルマはタイムが伸び悩むものですし、逆にノーマルで完成度の高いクルマはバランスを崩しやすいイメージあり。このように着実にタイムが伸びるというのは、まさしくベースポテンシャルが高いというわけで、どんな仕様で乗っても楽しめるクルマなのだなあ、と感じる次第であります、ハイ。

それにしても、ボルトオンターボとストリートラジアル(もちろん、車高調やLSDなども装備されておりますが)といった仕様で筑波2000が1分3秒台というのは、コストパフォーマンス的にも”いいところ”を突いているのでは? さすがに連続走行をするには厳しいかもしれませんが……。



精進します。
  




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