クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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N-BOX

トヨタ・ヤリスが20万台を販売して2020年度の新車販売トップに

宿敵N-BOXの販売台数は19万7900台、オーバーオールでトップを奪取

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全軽自協や自販連から2021年3月の新車販売速報が発表されております。軽自動車のトップがホンダN-BOX(19万7900台)に対して、登録車のほうはトヨタ・ヤリス(20万2652台)となり、プリウスが総合トップだった2016年度以来の登録車かつトヨタ車が軽自動車を打ち負かすという結果になりました。

そうか5年前はプリウスが国民車のように売れていたのだなぁと、すっかり時代が変わってしまったことを実感しつつ、ヤリスのトップ奪還にはホンダのアシストもあったのかもと思ったり。というのも本来であればヤリスのライバルとなるはずのホンダ・フィットが伸び悩んでいるから。

フィットの2020年度販売台数は9万4311台で、ヤリスにはダブルスコアで負けているばかりか、2021年になってからは月別ランキングでトップ10に入れないこともあるほどで完全に押されているから。フィットがもう少し頑張っていれば(評価されていれば)ヤリスの販売台数がここまで伸びることはなかったかもしれませんので。





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ホンダの軽商用車「N-VAN」が商品改良。ADASの全車標準化と新色追加がニュース

価格帯は1,276,000円~1,872,200円と相変わらず軽商用車としては高め。新色は「フレームレッド」「サーフブルー」の2色

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ホンダの軽商用車「N-VAN」がマイナーチェンジというほどではない商品改良を実施。機能面ではミリ波レーダーと単眼カメラを併用するADAS(先進運転支援システム)である「ホンダセンシング」の全車標準化が目立つところ。もちろん、AEB(衝突被害軽減ブレーキ)を含む安全パッケージとなっております。ただし、「誤発進抑制機能」「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」「車線維持支援システム(LKAS)」「後方誤発進抑制機能」は6MT車には装備されません。6MTであってもACC対応可能なのはN-ONEが示したところでありますし、せめてLKASくらいは装備しておいて欲しいと思うのですが、ここはちょっと残念ポイント。







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軽自動車が売れているのは、ニッポンのユーザーがリセールバリューに気付いたから?

意識的なのか、無意識なのか。リセールバリューを考えるといまの日本市場で軽自動車を選ぶのは賢い



2020年の軽四輪販売台数は171万8088台で、乗用車だけに絞ると133万1149台(全軽自協しらべ)。一方で、登録車の販売台数は乗用車だけに絞ると247万8832台(自販連しらべ)。つまり一般ユーザーの選んでいるクルマ(乗用車)でいうと、軽自動車と登録車(小型・普通の合計)の比率は35:65となって新車の3台に1台が軽自動車という状況になっております。

軽自動車のシェアが増えている状況を、業界では「軽高登低」と呼んでいたりするのですが、単純に景気が悪いので”車両価格が安い軽自動車が売れている”というわけではないのはご存知の通り。なにしろ、日本一売れている乗用車であるホンダN-BOXのスターティングプライスはカーナビなどを付けると150万円オーバーという世界でありますから。





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【ライズ&ロッキー】実質的に日本で一番売れている登録車はハイブリッドを持たないSUVだった

2020年の販売台数はトヨタ・ライズが126,038台、ダイハツ・ロッキーが31,153台で合計157,191台!

通常、日本一売れているクルマというと、2020年暦年で195,984台を売ったホンダN-BOXか、もしくは登録車でトップとなる151,766台を販売したトヨタ・ヤリスと紹介されることが多いのですが、じつは登録車の実質的な最人気モデルは別のクルマであることをお気づきでしょうか。

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それがトヨタ・ライズ&ダイハツ・ロッキー。

エンブレム以外はまったく同じといえる兄弟車なので街中で見かける印象で言えば同一モデルとカウントしていいのでは? と思うわけです。そして、全長4m未満の扱いやすいコンパクトなボディにパワフルな1.0リッター3気筒ターボを積んだ、この小さなSUVは2モデルの合計で157,191台を販売。ヤリスを超えて、堂々トップとなるのでした。

ソースはコチラでご確認ください。
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N-BOXにマイナーチェンジで加わったコーディネートスタイルは22万円高の価値があるか

アイボリーのボディにブラウンのルーフはいい感じ。FFの価格1,779,800円は内容を考えると高い?!

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2020年のクリスマスイブにマイナーチェンジを発表したホンダの軽自動車「N-BOX」。大きく変わったというわけではなく、売れているモデルらしい全体にブラシュアップした内容となっているのですが、マイナーチェンジでのポイントのひとつが、洒落た2トーン内外装に仕上げた新グレード『コーディネートスタイル』の設定でありましょう。

 

標準ボディのLグレードに設定される「L・コーディネートスタイル」の特徴をメーカーリリースから引用すると次の通り。
2トーンの外装色をブラウンルーフへ統一し、メッキドアハンドルに加え新たにディッシュホイールを追加しました。インテリアは、ダークブラウンの内装に加えて、塗装加飾とシート表皮をブラウン色調とすることで仕立ての良さを引き立てたスタイルとしました
とはいえ、コーディネートスタイルのメーカー希望小売価格は177万9800円で、ベースとなったLグレードの価格は155万9800円。専用デザインとはいえ足元は14インチのスチールホイールで、2トーンの内外装だけで22万円高というのは、いくらなんでも高過ぎると思ってしまうのですが、さにあらず。
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【マイナーチェンジ】キング・オブ・軽自動車、ホンダN-BOXの隠れた進化ポイントとは?

圧倒的なブランド力を持つN-BOX、しかしEPB、全車速対応ACC、ハイブリッド……などなど持たない機能も目立つようになってきた

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2020年の暮れも押し迫った12月24日、キング・オブ・軽自動車として名高いホンダN-BOXがマイナーチェンジを発表。上に画像を貼った標準車ではフロントグリルのメッキ部分の面積を拡大、さらにアンダーグリルにメッキ加飾のラインを入れるなど、確実にユーザー層の好みを捉えた進化を遂げているのでした。



メーカー発表のほうでは、そうしたスタイリング変更とリアパーキングセンサーの増量(?)くらいにしか触れられていませんが、じつはメカニズムについてもひっそりと進化を遂げているのでした。その最大のトピックスがCVTに関するものでありましょう。




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