クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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MIRAI

デビュー当初は奪い合い状態だった初代MIRAIも中古価格暴落?

燃料電池車のリセールはどうなっている? 初代MIRAIは順調すぎる右肩下がりだが……

2016_Toyota_Fuel_Cell_Vehicle_004

先日もエントリをあげていますが、ヒョンデ・ネッソに試乗することができました。クルマ自体は非常に好印象だったことは、拙ブログほかWEBメディア向けの試乗レポートでも触れたいるのですが、実際に購入するとなると、個人ユースで気になるのはリセールバリューでしょうか。

じつはネッソに試乗したのはインポーター主催のメディア向け試乗会ということで、そのあたりの事情についてヒョンデ モビリティ ジャパンのスタッフと意見交換をする機会もあったのですが、FCEVのリセールについては読み切れないというのが、自動車業界に長いスタッフの正直な印象という話でありました。実際、日本で中古車市場で流通している燃料電池車はトヨタMIRAIしかないのが現実で、それをもってリセールバリューを云々するには情報不足というのも、また現実であります。



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デンソーは電動化時代のキーテクノロジーとなるSiCパワー半導体を量産化

トヨタの燃料電池自動車「MIRAI」向けに量産開始。
SiC専用ブランド「REVOSIC」で世界にアピール

revosiclogo
201210_SiC power semiconductor wafer 

苦節10年といいますが、拙ブログ的にいうと2008年あたりから気にしてきていた車載用SiC半導体がついに量産開始との発表あり。簡単にいうと電力損失を大幅に低減できる半導体であって、つまり電動車両においては航続距離だったり、ハイブリッドでいえば燃費を伸ばす効果が期待できる次世代半導体。ずいぶん前から各社が開発してきたことは知られていて、すでにホンダのクラリティFCにはSiC半導体が搭載されている(量産モデルとして世界初)のは知られていましたが、このたび日本のメガサプライヤーであるデンソーがSiC半導体の量産化を始めたとの発表があったのでした。



車載用SiCダイオードについては、すでに燃料電池バス「TOYOTA SORA」に採用実績あり(2018年)ということですが、新たに車載用SiCトランジスタも開発したことで、デンソーとしては初めてSiCトランジスタとSiCダイオードの両方が量産車に搭載されるというのが価値あるニュースといったところでしょうか。

個人的には数年前から各種イベントで公開されるデンソーのSiC半導体の進捗状況をウォッチしてきたのもあって感無量であります(ちょっと大袈裟)



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レクサスISフルモデルチェンジ! 6月10日にオンライン発表会を開催

コンパクトFRスポーツセダン「IS」の新型モデルを2020年6月10日午前8時にオンライン世界初披露

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トヨタが、レクサスISをフルモデルチェンジ、新型モデルを2020年6月10日の朝8時にオンライン上で世界一斉公開することを発表しております。



予告として公開されたのは、テールレンズのシグネチャーを示す一枚の画像と短いリリース文だけですが、ここで注目なのは新型ISについて『コンパクトFRスポーツセダン』と紹介していること。先日、GSが2020年8月で生産終了になってしまうという発表をしたことで、レクサスのFR系は消滅してしまうなどといった予想もありましたが、LSとは違うラインのFRプラットフォームは残るというわけです。

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存在感はレクサスLS級。次期MIRAIはショーファードリブンになる?

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想像以上にボリューム感のあった次世代燃料電池車「MIRAI」コンセプト
そういえば、東京モーターショーの会場ではない場所に飾られていたトヨタのMIRAI CONCEPTも軽くチェックしていたのでした。事前発表のデータや画像からはクラウンの置き換え的存在と感じていたのですが、リア駆動となり、20インチタイヤを得たMIRAIのたたずまいはクラウンクラスを超えたもので、むしろレクサスLSに近いというか、トヨタのエンブレムをつけていることからセルシオ的なイメージが強いものでありました。モデルチェンジのたびにクラウンがパーソナルサルーン色を強くしているために空席となりつつある、トヨタブランドのショーファードリブンというポジションにぴったり収まるであろうムードを持った一台と感じたわけです。ボディサイズ的にはマジェスタ後継と捉えるべきかもしれませんけれど…。


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隠し玉あり? トヨタの東京モーターショーは多点展開がポイント

プレスディ前日の午前11時の時点で展示車両のリストが一台隠されている!


メイン会場となる東京ビッグサイトの事情(オリパラ対応)もあって、2019年の東京モーターショーはお台場エリアを広く使い、会場が分散しております。ビッグサイトの西・南の展示棟と臨時の青海展示棟を使い、およそ1.5kmというビッグサイトと青海展示棟の間をオープンロード(ここは入場無料)でつなぐというのは、試みとしてはおもしろいと感じる次第。取材する立場としては移動距離が長くてツライ部分もありますが(汗)


 
というわけで、2019年のモーターショーでは目当てのメーカーが、どこにブースを構えているかをリサーチしておく必要があるのですが、中でもトヨタの多点的な展開は展示車両を見るためには事前に勉強が必要なレベル。すでに発表されている展示車両は6台ですが、そのすべてがトヨタブース(青海展示棟)にあるわけではないのでした。

新型グランエース:トヨタ車体ブース(青海展示棟)
新型ヤリス:ヴィーナスフォート(https://www.venusfort.co.jp/
新型小型EV:FUTURE EXPO会場(MEGA WEB)
コンセプトカー「LQ」:FUTURE EXPO会場(MEGA WEB)
MIRAI Concept:FUTURE EXPO会場(MEGA WEB)
e-Palette(東京2020オリンピック・パラリンピック仕様):トヨタブース(青海展示棟)

むしろ、ほとんどMEGA WEB会場に置かれているというのは、モーターショーというよりはトヨタ的には通常運転なのかもしれません(苦笑)


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燃料電池車のFMC、次期型はクラウンFCVといえる成り立ちに!

トヨタが次期MIRAI(燃料電池車)を東京モーターショーで公開する!
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トヨタより『東京モーターショー FUTURE EXPOにて「MIRAI Concept」を初公開』という発表あり。航続距離と性能のバランスではEVを凌ぐという見方もある燃料電池車(FCV)ですが、インフラの課題もあってなかなかブレイクできていない状況で、フルモデルチェンジを宣言というわけであります。
サイドからのプロポーションで一目瞭然、クラウンなどに採用されているFR系TNGAによるFCVといえるのが二代目MIRAI。つまり後輪駆動を採用していると発表されているのですが、FCVはモーター駆動でありますからフロントにモーターを積んでリアタイヤを駆動する必然性はなく、水素タンク・コントロールユニット・二次電池・モーターをどのようにレイアウトしているかは気になるところ。そのあたりの追加情報は東京モーターショーで公開されるのでありましょうか……。なお、ホイールベースは2920mmでクラウンと同一であります。

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