クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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LIDAR

ホンダセンシングエリートのキーデバイスはやっぱりヴァレオ製LiDARだった?

世界初にして唯一の量産・自動運転レベル3を実現したホンダセンシングエリート。そのLiDARはヴァレオ製だったと発表された?

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2021年といえば、自動運転レベル3の量産車が登場したことはまさにエポックメーキングな出来事。それが、ホンダ・レジェンド ホンダセンシングエリートが実現した『トラフィックジャムパイロット』なわけです。そのキーデバイスとして前後5か所に備わっているLiDAR(レーザーセンサー)についてはサプライヤーはシークレットというのがホンダの見解で、以前のエントリではヴァレオ製ではないかと予想していたのですが、おそらくその予想は合っていた模様。



というのも、ヴァレオがドイツ・ミュンヘンで開催される自動車ショー「IAAモビリティ(旧フランクフルトモーターショー)」の展示内容発表において、以下の一文があったから。

自動運転レベル3を達成した世界初の車が発売されたことにより、モビリティの歴史に残る1年となります。そしてその車両にはヴァレオのLiDAR技術が搭載されています。


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東北道での多重事故、最新の運転支援システムがあれば起きなかった?

ホワイトアウトの影響だとすればカメラ系センサーは使い物にならない可能性大。ミリ波レーダーなら何とかなるか?

2021年1月18日、東北道・古河インターあたりで3桁のクルマが絡む多重衝突事故が起きたとの報道あり。まずは亡くなられた方のご冥福をお祈りいたしますし、ケガをされた方にお見舞い申し上げます。



さて、主な事故原因としては「ホワイトアウト」によると報道されております。ホワイトアウトとは吹雪などによって周りがすべて真っ白にみえてしまい、実質的に視界が失われる状態を指すといえますが、そうなってしまうとドライバーとしては成す術なしというのが正直なところで、その場で停まってしまうクルマと、そのまま走ろうとするクルマが混在していれば、多重衝突事故が起きてしまうのもやむなしでありましょう。






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レクサスLSが先進運転支援システム「レクサスチームメイト」採用。果たしてLIDARの採用はあるか?

「アドバンスドドライブ」は高速道路での手放し運転を可能することを示唆。クリーニング機能付きセンサーはLIDARを思わせるが……



レクサスLSが2020年初冬にビッグマイナーチェンジを実施することを発表。古典的なマイナーチェンジの内容としては内外装のブラッシュアップ&ディテールアップが中心といいたくなりえますが、メーカーのリリースにおける文字量(面積比)を見てもわかるように、大きな進化ポイントはADAS機能、いわゆる先進運転支援システムに注目のマイナーチェンジとなっております。

これまでもLSは各種センサーてんこ盛りで、かなり高性能な部類にありましたが、新たに「レクサス チームメイト」と名付けられたADASシステムは、ディープラーニングで鍛えたAIに、トヨタの凄腕ドライバーのテイストを練り込んだというのがセールスポイント。

じつは、数年前にトヨタのレベル3自動運転実験車に乗ったとき、「乗員が心地よいと感じる加減速のフィールを実現するために、トップガンと呼ばれるトップクラスのテストドライバーの運転を分析している」という話を聞いたことがあるのですが、まさにADAS制御にそうしたノウハウを採用してきたということでありましょうか。



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アウディA8が自動運転LEVEL3を量産モデルとして初めて実現。ただし、渋滞時限定

ミリ波レーダー、カメラ、超音波ソナー、そしてLIDARを量産車として初搭載して周囲を認識。60km/h以下での自動運転レベル3を実現する

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アウディのフラッグシップ「A8/A8L」がフルモデルチェンジ。エンジンは3.0リッターV6(ディーゼル&ガソリン)、4.0リッターV8(ディーゼル&ガソリン)、6.0リッターW12(ガソリン)の5種類で、いずれも48VのBAS(ベルト駆動のオルタネーター&スターター)を組み合わせたマイルドハイブリッドを基本としている模様。さらにシステム出力330kW、システムトルク700Nmで約50kmを電気だけで走ることのできるプラグインハイブリッドも用意しているという、いまどきのラインナップであります。
World premiere: the pilot-driving Audi A8

The new A8 is the first production automobile to have been developed specially for highly automated driving. The Audi AI traffic jam pilot takes charge of driving in slow-moving traffic at up to 60 km/h (37.3 mph) on freeways and highways where a physical barrier separates the two carriageways. The system is activated using the AI button on the center console.

The traffic jam pilot manages starting, accelerating, steering and braking. The driver no longer needs to monitor the car permanently. They can take their hands off the steering wheel permanently and, depending on the national laws, focus on a different activity that is supported by the car, such as watching the on-board TV. As soon as the system reaches its limits, it calls on the driver to take back control of the task of driving.

From a technical perspective the traffic jam pilot is revolutionary. During piloted driving, a central driver assistance controller (zFAS) now permanently computes an image of the surroundings by merging the sensor data. As well as the radar sensors, a front camera and the ultrasonic sensors, Audi is the first car manufacturer also to use a laser scanner. The introduction of the Audi AI traffic jam pilot means the statutory framework will need to be clarified in each individual market, along with the country-specific definition of the application and testing of the system. The brand’s high quality standards are equally applicable in the realm of highly automated driving. In addition, a range of approval procedures and their corresponding timescales will need to be observed worldwide. Audi will therefore be adopting a step-by-step approach to the introduction of the traffic jam pilot in production models.

The Audi AI remote parking pilot and the Audi AI remote garage pilot autonomously steer the A8 into and out of a parking space or a garage, while the maneuver is monitored by the driver. The driver need not be sitting in the car. They start the appropriate system from their smartphone using the new myAudi app. To monitor the parking maneuver, they hold the Audi AI button pressed to watch a live display from the car’s 360 degree cameras on their device.
そして、注目はドライバーがステアリング保持からも解放されるレベル3相当のオートメーテッドドライブ(自動運転)を世界で初めて量産車に搭載したことでありましょうか。とはいえ、発表の文言を見ている限りは60km/h以下の渋滞シチュエーションに限定した機能であって、ユーザーからすると加減速&操舵をアシストするレベル2相当の自動運転技術とさほど変わらないという印象を受けるかも。しかし、10km/h以上の速度域においてステアリングから手を離すことができるというのは、技術的(規制緩和的)な進化を感じさせるのであります。そのためにミリ波レーダー、カメラ、超音波ソナー、そして旬のセンサーであるLIDAR(レーザースキャナー)も搭載しているという先進安全装備の満漢全席状態。機能名は「アウディAIトラフィックジャムパイロット」となっておりますが、AIというのは人工知能ではなく、あくまでイメージ優先にネーミングと感じるところですが、いかに?

さて、そのセンサーと機能の解説からすると、に近い機能と思えるわけですが、ホンダがテストコースで走らせている時期に、リアルワールドに投入できるのですからアウディは何歩も先を行っているのは間違いないところ。とはいえ、市販車でLIDARという高価なパーツを使うことができるのは、フラッグシップクラスに限定される話なのでありましょう、当面は。そして、とくにドイツのカンパニーカー制度を考えると、こうした機能へのニーズは高いのだろうな、と思ったりするのであります、ハイ。


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ホンダの自動運転車が使うミリ波レーダーとLIDAR(赤外線センサー)、その配置はどうなっている?

現時点ではミリ波レーダー・LIDARをそれぞれ5個、単眼カメラを2個使う自動運転レベル3技術
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こちらのレジェンド、そこいらで売られているクルマとはまったく異なる中身を持っています。先日、ホンダが2020年に市販を宣言した「高速道路限定の自動運転」を体感してきたわけですが、その高速道路での自動運転を可能にした仕様なのであります。

ハイブリッドのレジェンドをベースにしている理由は、コストをのせやすいフラッグシップモデルということもあるのでしょうが、メカニカルブレーキと回生ブレーキの2系統で減速できる(レジェンドは電動AWD)というフェールセーフ的な構造が自動運転とマッチするという面もあるそう。メーカーは異なりますが日産e-POWERがワンペダルドライビングで停止まで可能にしているのは、電動車両ゆえでありまして、自動運転と電動車両の相性の良さを、ホンダの自動運転プロトタイプでも感じたのでありました。

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さて、センサーの情報によって自律走行を行なうという自動運転プロトタイプ。そのセンサーとして使っているのはミリ波レーダーが5つとLIDARが5つ、そして単眼カメラが2つ。ミリ波レーダーのうちフロント中央にある長距離タイプと、リア左右ななめ後方を見ている中距離タイプはレジェンドが純正で装備しているもので、リアの左右を見ているのと似たタイプをフロントの左右にも配しているそうで。

自動運転テクノロジーにおいてトレンドのど真ん中にあるといえるセンサー「LIDAR」は、赤外線によって物体の形状を知ることができる空間センサー。この自動運転プロトタイプでは、フロント左右とリア左右に配置され、さらに真後ろを把握するためのリアバンパー中央に置かれているのでありました(上の画像)。

ちなみに、単眼カメラも純正で装備しているものと同等で、2つセットされているのは、これまたフェールセーフ的な意味合いが強いようですが、市販に向けてのテーマは、それぞれの信頼性を上げることでセンサーの数を減らしていくことが重要と思うのでありました。

それにしても、それなりに高価といわれているLIDARを5つも使っているということから車線変更までも自律的に行なう自動運転技術が高コストなテクノロジーであると想像できるところで、高価なセンサーを使って自律走行のロジックなどが組み上がったら、今度はカメラのような、いい意味で枯れた技術を使って状況把握をできるような方向性に向かうべきでは? と思ったりするのは気が早い話でしょうか(汗)



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