クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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L15B

ホンダ・フリード、ガソリン直噴とハイブリッドのどちらが買い?

先日、フルモデルチェンジを果たしたホンダ・フリード。2列シート仕様の名前が「フリード+(プラス)」に変わったこともトピックでありますが、従来と同じく1.5リッターの排気量ながら、パワートレインも一新されております。

ガソリンは直噴エンジン+CVT、ハイブリッドは7速DCTとシングルモーターのi-DCDというのは、シャトルなどと共通する設定で、同等グレードで比べるとガソリン直噴とハイブリッドの価格差は35万円前後といったところでしょうか。

こういう話題になると燃費で元を取れるかどうか、的な話にもなりがちですが、そもそも燃費で価格差を埋めようと思うのなら中古車を買ったほうが良かったりもしますし、選択肢が新車で、同一車種のグレード違いでという前提条件に立つこと自体がナンセンス。

しかも、重量の嵩むミニバンとなればパフォーマンスの違いでパワートレインを選択すべきだと思うわけです。

一名乗車で乗り比べるとガソリン直噴でも十分以上のパフォーマンスを感じるところでありますし、むしろCVTのスムースネスというのは多人数乗車のミニバンでは歓迎すべき特性といえそう。

ただし、踏み込んだときのパワフルさではハイブリッドにアドバンテージがあり、フル積載状態での余裕を考えるとハイブリッドを選んだほうがいいかもしれません。とはいえ、同一エンジンのNAとターボほどの違いは感じないのも事実。

そんなわけで、フリードの道具感にマッチするのは直噴エンジンというのが第一印象。

この直噴エンジン、i-VTEC DOHCヘッドで最高出力131馬力となれば、かつてのホンダZCエンジンばりの力強さはあるわけで、とくにフリード+とはキャラクター的にも合っているように感じるのでありました。

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ところで損得の話でいうとリセールを考慮したときに、どちらが有利なのかも考慮すべき。出たばかりのクルマ相場も形成されていないので実際のところは不明ですが、いまの市場トレンドだとハイブリッドが優勢な気もしますが、さて?



精進します。
  







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ダウンサイジングターボはハイブリッドの代替にはならない?

鋳物のパイピングが個人的には注目ポイントなホンダの1.5リッターガソリンターボですが、一部に「ハイブリッドのかわりに拡大する」といった報道もあるようで。

たしかに、ダウンサイジングターボというのは、環境指向の過給エンジンという側面もありますが、それをもってハイブリッドの代替ユニットというのは、どこか違和感なのです。

現時点で、ホンダ車において1.5リッターのダウンサイジングターボとワンモーターハイブリッドの両方を搭載しているのはジェイドですが、その最高出力とモード燃費の関係は以下の通り。

i-DCDスポーツハイブリッド:152馬力(システム出力) 24.2~25.0km/L
VTECターボ:150馬力 18.0km/L

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ジェイドのターボ「RS」オトナな味に物欲刺激される


ホンダ・ジェイド初試乗。4座+αの6シーター

スペックの数字でいっても最大トルクは違いますし、以前のエントリで触れているように乗り味もかなーり異なります。最高出力に劣るターボエンジンですが、実際の印象としては、ターボのほうがトルクフルでパフォーマンスを実感できるのでありました。

とはいえ、モード燃費の数字に見える差はおそらく埋めがたいもの。やはりエネルギーの回生できる量というのはストップ&ゴーをメインとしたシーンでいえば影響大で、ハイブリッドの優位性にダウンサイジング過給エンジンで追いつくのは難しいという印象。

そしてジェイドに関していえば、いずれのパワートレーンでも車両重量は1510kgと同じなのもダウンサイジングターボのメリットを感じづらい部分。この重量、けっしてターボエンジン車に補強などの装備を与えているからだけでなく、補機類を含めたターボエンジンと、それに対応したCVTが重くなっているのも理由といいますから、ハイブリッドに対する、駆動バッテリーを積まなくて済むことによる軽さというのも、それほど期待できないようでありますし…(出汁)

というわけで、ホンダについてはダウンサイジングターボの拡大はあるでしょうが、それはハイブリッドの代替ではなく、2.0~2.4リッターの自然吸気エンジンの置換とみるのが妥当なのであろうと思う今日このごろでありました。

精進します。














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鋳物のパイピングが萌ポイントなホンダ1.5ターボ

2015年のVTECターボは三菱TD025タービンを使っていることをジェイドRS ”ターボ” の取材時に確認したわけですが、TDタービンだからというのは関係なく、このエンジン単体を見ているだけで、非常に物欲が刺激されたことを思い出したのでした。

そのポイントが写っている画像がこちら。
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ところで、ジェイドの車両重量はハイブリッドとターボ(RS)のいずれも1510kgとなっております。通常、ハイブリッドは駆動バッテリーを搭載する分だけ重くなるというイメージもありますが、ハイブリッドとダウンサイジングターボの重さが同じなのは違和感で、最初は誤植かと思ったのですが、さにあらず。

たしかにハイブリッドとダウンサイジングターボでは重量が同一で、様々な要因ありなのですが、根本的にいえば、ハイブリッドのパワートレインとダウンサイジングターボ(トランスミッション込)で比べると後者が重いのだそうで。

その理由には高トルク対応のCVTが求められる強度などもあるそうですが、エンジン単体でみても重量を感じさせるものであります。

とくに前置きインタークーラーの出入口のパイピング。オーバーハングにある部品ですから軽量化したいところですが、ここに鋳物のそれを使っているのは、時代に逆行している感もありですが、個人的には萌ポイント。

鋳物を使うというのは樹脂やゴムのパイピングによる変形によるレスポンス悪化を嫌ってのことでしょうが、それだけではなく、将来的なハイブースト仕様を意識しての選択なのかもしれないなどと妄想膨らむのでありました。

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精進します。














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ホンダ・グレイス175万円のガソリン車はカローラを切り崩すか?

ホンダ・シャトルが発売一か月で受注1万台超  という発表のあった翌日、メカニズム的には兄弟モデルといえるコンパクトセダン「グレイス」に直噴ガソリン仕様が追加設定されております。

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ガソリン車のパワートレインは、L15B・1.5リッター直噴+CVTというコンビネーションでありまして、まあシャトルと同じ。最高出力(97kW)や最大トルク(155Nm)、そしてモード燃費(21.8km/L)も同一であります。

まさにカローラにアクシオとフィールダーがあるように、ホンダの小型車にグレイスとシャトルがあって、それぞれに1.5リッター級のハイブリッドとガソリン車があるという、見事にドメスティックなマーケットを意識したライバル関係が、ここに完成というところでしょうか。

もっとも、グレイスの場合はデビュー当初の月販3000台ペースが、このところ1600~1800台と落ち込んでいますから、テコ入れ的な印象もあって、ライバルと競う前に、自身の足元を固めるフェイズかもしれません(汗)




なお、自販連のデータによれば2015年5月の新車販売はカローラ(セダン、ワゴン合計)が8920台で登録車のランキングでは2位。対して、ホンダ勢はシャトル(2938台・19位)+グレイス(1655台・28位)の計4593台。 カローラという名前に、いまだブランド力があることを考えると、その半分のセールスというのは健闘しているという印象もありますし、グレイスに廉価なガソリン車が加わったことで伸びることができれば、カローラ・イーターとしてシャトル&グレイスが勝負権を手にするのかもしれませんが、さて?


精進します。










 


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