クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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KICKS

スタイリッシュ系SUVという共通点はあれど日産キックスとトヨタC-HRを比較するのは疑問

ともにハイブリッドSUVであり価格帯は近い印象ながら、車格としては異なるキックスとC-HR

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日産から新型SUV「KICKS(キックス)」が登場して、そのライバルにトヨタC-HRを挙げた記事なども見かけるのですが、そこに若干の違和感を覚えている今日この頃。たしかに、ハイブリッドパワートレインのSUVという点でいえば(C-HRのハイブリッド車はFWDのみの設定)、似ている部分はありますし、どちらもデザインコンシャスな商品企画という部分でも共通点はありますが、とはいえ車格が異なっていると感じるから。

それは、突出した排気量などパワートレインが変わったものでない限り、いわゆる車格(セグメント)というのは主に全長でわけられると考えるのが基本だから。こちらの記事でも比較しているように、キックスのライバルとしてふさわしいのはボディサイズ的にいえばMAZDA CX-3であり、またパワートレイン含めたセグメント的にはホンダ・ヴェゼルを当てるのがふさわしく、C-HRはセグメント的にひとつ上に感じるのでありました。







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「ついにSUVも電気で走る時代へ。」というからプラグイン化と思った【日産キックス】

「e-POWER」のアピールポイントがブレていないのは理解しつつ、RAV4 PHVが出た直後に『ついにSUVも電気で走る時代へ。』というキャッチコピーに苦笑

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ついに日産からブランニューの小型SUV「キックス」が正式公開。発売は2020年6月30日と発表されております。実質的にモノグレードといえるキックスの駆動方式はFWDのみで、メーカー希望小売価格は2,759,900円から2.869,900円。

日産のコアテクノロジーになりつつある「プロパイロット」はじめADAS機能においてリードしている面はありますが、直接的なライバルになるホンダ・ヴェゼルでいうと同価格帯なのはハイブリッドRS(2,862,037円)と思うと、ちょっと価格競争力的には厳しいというのが第一印象だったりして。

まあ、それよりも苦笑してしまったのが公式ホームページに掲げられているキャッチコピー。このエントリでもトップに貼らせていただきましたが、「ついにSUVも電気で走る時代へ。」となっているのでした。







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北米で日産が新型SUV「ローグ」発表、日本では次期エクストレイルになる?!

キーワードは「Family hub」。まさにヤングファミリーを狙った新型ローグの発売は2020年秋

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先日、日産が今後18か月に新発売するという12車種を発表したことは当ブログでも紹介しましたし、YouTubeにも動画をあげておりますが、そこに含まれていた「Rouge」が北米で発表されております。おそらく日本では次期エクストレイルとなるであろう「ローグ」はプラットフォームから完全に新規となったフルモデルチェンジで、微妙に全長が短くなったといいますから、カテゴリーというかセグメントというか、ターゲットユーザー層にも変化があるのかもしれません。

ターゲットユーザーがファミリー層であることは、新型ローグのインテリアコンセプトが「Family Hub」とされていることからも明確に感じられるのですが、だからといってスマートな方向にシフトするのではなく、よりSUVらしい力強さを感じさせるアピアランスになっていると感じるところ。フロントのVモーショングリルは大きくなっていますし、サイド面の強い張りは上級SUVの雰囲気をまとっているといえるのでは? 

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日産の新型SUV「KICKS(キックス)」販売間近。ライバルとスペック比較

ティザーサイトではe-POWERというパワートレインの情報しかないブランニューSUV。先行発売しているタイ仕様のスペックをライバルと並べて比べてみる

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新型コロナウイルス(COVID-19)により緊急事態宣言が解除され、世の中は一気に動き出したようです。COVID-19の特性を考えると、完全に制圧したわけでもなく、特効薬も開発されていない段階で、急激に社会活動が元に戻ろうとするのはけっしてウェルカムではなく、まだまだ配慮すべき点は多々あるはずとも思いますが、トヨタをはじめ自動車メーカー各社が連日のように特別仕様車や商品改良のニュースリリースを発表しているのは、少しでもはやく経済を回すぞ! という強い意志を感じる部分があるのも事実。そして、日産は2020年6月5日に、間もなく日本国内でローンチされる新型SUV「KICKS(キックス)」のティザーサイトをオープンしております。


そのティザーサイトでは、前後燈火類やフロントのクローズアップなどディテールを見せるばかりで全体像は隠した状態ですが、それでもe-POWERと日産が呼ぶシリーズハイブリッドを搭載していることは、トップ画像において明らかにしているのでした。もっとも、キックスについては、すでにタイで生産が始まり、市販も進んでいるので本来であれば隠す必要もないとは思う部分もあるのですが…。 続きを読む
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