クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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JATCO

CVT技術を応用したというジヤトコのトラック用e-axleが気になる

ツインモーターにも見える筐体。向かって左がモーター、右に変速機が収まる

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先日、パシフィコ横浜にて開催された「人とくるまのテクノロジー展2023 YOKOHAMA」を訪れたのですが、そこで気になったアイテムをボチボチ紹介していこうと思います。

まずはジヤトコの変速機構付きe-axle。



今更ながらe-axleというのはインバーター・モーター・デファレンシャルが一体化された電動ユニットで電装メーカーやトランスミッションメーカーが、各社のノウハウを活かして絶賛開発中のホットなアイテムであります。

ジヤトコが展示した変速機構付きe-axleはピックアップトラックなどの商用車向けのアイテムで、写真では分かりづらいかもしれませんが、向かって左にモーター(下部にインバーターを内蔵)を置き、右側に変速機構を置いているとのこと。後ろに見える半球状の部分がデファレンシャルになっているということで、後輪駆動ピックアップトラックのリアアクスルに搭載するといった想定のe-axleとなっているのでした。


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ジヤトコのパラレルHEVシステムは湿式と乾式のダブルクラッチ

モーターの後ろにCVTを置いて変速させるマイルドハイブリッド系トランスミッション
2019年の人とくるまのテクノロジー展 横浜、ジヤトコブースの注目は、世界初公開となる軽自動車向けトランスミッション「CVT-S」だったのかもしれませんが、個人的に気になったのはモーターを内蔵したパラレルハイブリッド型のマイルドハイブリッド用トランスミッションのコンセプトモデル。
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それなりにコンパクトな見た目や250Nmというトルク値から1.5~2.0LクラスのFWD用といった印象を受けるトランスミッションの構造は、エンジンとモーター、CVTと並んでいるもので、エンジンとモーターの間に乾式多板クラッチ(第一クラッチ)を置き、モーターとCVTの間には湿式多板クラッチ(第二クラッチ)を置くというもの。システムとしては日産エクストレイルハイブリッドのそれと同じレイアウトといえるもので、目新しいわけではないのですが、クラッチを二つ持つことでEV走行を可能にしたマイルドハイブリッドとしては、電動化が進む中で少なくないメーカーから引き合いがありそうな 印象を受けるユニットではあります。



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