クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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ICC

【オートテスト】電気自動車でもモータースポーツは楽しめる!

1本30~40秒ほどのオートテスト、一回のアタックでバッテリーは2~3%を消費


というわけで、茨城中央サーキットまで無事に到着してオートテストに参戦。なんと100台も集まっているという盛況ぶりでしたが、練習走行1本、本番2本と計3本を走ることができるというタイムスケジュールとなっていたのは、ここまでたどり着いたクルマとしてはありがたい限りであります。

さて、スタート前の時点でバッテリーは80%程度の充電量。最低でも50%程度の電力は残しておかないと帰路で2回充電することにもなり兼ねません(日曜夕方の常磐道は渋滞することがあるので)から、逆算すると1本あたり6~7%の電力消費をしても大丈夫という計算になるわけです。

というわけで、まずは最初の練習走行はゆっくり目で様子見。ほとんどアクセルを全開にしない走らせ方ではバッテリーの温度上昇はありませんし、消費電力も2%ほど。もっとも速い人で30秒程度の短いコースを40秒以上かけて走ったのですから、そうそう大電流を使うシチュエーションでもなかったわけです。とはいえ、通常の街乗りであれば2%というのは4~5kmは走行できるだけの電力であって、やはりモータースポーツというのは、それが入門編のオートテストであってもエネルギーを使ってしまうのだなあ、と実感であります。

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【オートテスト】電気自動車で楽しめるモータースポーツを探して…

片道130kmを走ってジムカーナ場へ、3本走ってもバッテリーは平気だった?
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日産からリーフe+が出るなど、電気自動車の課題である航続距離についてはだいぶ解消されてきた印象もあるわけですが、自分が乗っている初代リーフ(AZE0・30kWh)の後続可能距離は現実的にいって満充電で200km程度。日常生活ではまったく不満はないのですが、モータースポーツを楽しむには難しいだろうなあ、と常々思っているのでした。電動パワートレインのリニア感からするとジムカーナなどを走らせたら楽しそうなのですが、競技中にバッテリーを使い果たしてしまったら結果は残りませんし、まして帰路にもつけないことになってしまいますので。とはいえ、実際に走らせてみないことにはと思っておりまして、しばらく前から機会を探していたのですが、ちょうど9月1日にICCこと茨城中央サーキットにて『茨城GRガレージ・オートテスト in ICC』なるイベントがあることを知り、参加してみることにした次第。

オートテストというのはパイロンジムカーナのようで、必ずバック走行が含まれるというもの。速度域は低く、ヘルメットなどの安全装備が不要なのと、助手席に人を乗せることができるのが特徴。というわけで、今回は小学生の息子(身長142cm)を連れてICCへと向かったのでした。

常磐道・土浦北インターから実質的には2回ウインカーを出すだけで到着するICCですが、じつは電気自動車のモータースポーツ参戦は往路から始まっております。まだまだ気温が30度を超える時期ですので、バッテリーの温度管理がパフォーマンスには重要なのでありました。しかも、自宅からは片道130km程度は走らねばなりませんので、途中での急速充電は必至。急速充電でもバッテリー温度は上がってしまいますから、そこを逆算して高速道路ではバッテリーの温度が上がらないように走らなくてはいけないのであります。リーフのバッテリーは空冷式なのでいったん温度が上がってしまうと、なかなか下がらないものですから。





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