クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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HYUNDAI

充填済み水素タンクモジュールを交換するというトヨタの提案

水素インフラを整備するのは難しい? 大型輸送車両に向けたトヨタの新提案は水素貯蔵モジュールごと交換してしまうというアイデア

  

2022年3月16日から18日まで東京ビッグサイトでFC EXPOが開催されるのに合わせて、様々な発表がなされていますが、トヨタが水素貯蔵モジュールというアイデアを発表しております。

ユニットの構造自体はMIRAIなど量産FCV(燃料電池車)で培った樹脂製タンクをベースに、水素センサーや自動遮断弁などの安全装置をインテグレートしたというもので、水素インフラを整備しきれないエリアにおいて簡易的なオフサイト水素ステーション的に使うことを想定しているというもの。

さらに動画にあるように大型輸送車両に交換型タンクのごとく利用するというアイデアもある模様。動画のように大型トラクターであれば水素ステーションで充填できるわけですが、船舶や鉄道車両であれば充填済み水素モジュールを交換するタイプの運用というのは「アリ中のアリ」といえるソリューションになるのでは?


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スバル・ソルテラとヒョンデ・アイオニック5を比べてみる

ボディサイズは近しい2台。2WDと4WDを設定するのも共通だが、ソルテラはFWDベース、アイオニック5はRWDベースと完全に異なる

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 SUBARU SOLTERRA

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 HYUNDAI IONIQ5

欧州では新車販売の5台に1台は電気自動車になっているというイメージで、クルマの電動化がいっそう加速しているというのが世界の潮流。そんなこともあってか、仕事・取材でも電気自動車に乗る機会が増えております。直近でいえば2月にはヒョンデ・アイオニック5とスバル・ソルテラという国内外の、しかしSUVスタイルの電気自動車に試乗する機会があったのでした。

当たり前の話ですが、いずれも実績ある量産メーカーの作ですから、電気自動車だからと構えなくともナチュラルに運転できるのは当然です。よりナチュラルというかエンジン車から乗り換えても自然なのはソルテラ、電気自動車らしい未来感をハンドリングで表現しているのはアイオニック5という違いはありますが……。いずれにしても、見た目もコンセプトも似ている部分がある2台。その主要スペックを比較してみようというのが当エントリの主旨となります。試乗記についてはWEBメディアに掲載されている以下リンク先のコラムなどもご覧ください。





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ヒョンデの本命、電気自動車「アイオニック5」はゲームがリアルになった走り味だった

リア駆動を基本とした電気自動車。フィードバックは希薄ながらリニアで質量を感じさせないハンドリングはハンコンを使ってゲームに没頭している気分になる?



昨日のエントリで触れたヒョンデ(HYUNDAI)の燃料電池車「ネッソ」につづき、電気自動車「アイオニック5」に試乗した第一印象をお伝えしましょう。冒頭に貼ったYouTube動画は、初試乗の際に撮った目線ムービーを軽く編集したもので、基本的には乗って出しといえる噓偽りのない感想。

乗り始めたときは、どこか引き気味というか様子見で運転していますが、徐々にアイオニック5のよさを活かす乗り方に気付いて夢中になっていくという変化がお楽しみいただけると思います。とくに動画30分過ぎあたりからのワインディングシーンで、ステアリング操作とノーズの動き方がリンクしている様を見て頂ければ、その挙動はなかなかのものだと理解できるはず。カタログスペックで車重1990kgのクルマとは思えないシュアなハンドリングが好印象だったのでした。

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ヒョンデの燃料電池車「ネッソ」に乗った第一印象はクラウンSUVだった

水素ステーションが近所にあったら欲しいと思う、国産からの乗り換えでも自然に感じる出来映え


 
2022年2月にヒョンデ モビリティ ジャパンとして日本での乗用車販売に参入することを発表した現代自動車。その先兵ともいえる燃料電池車「NEXO(ネッソ)」を公道で試乗することができました。

くわしくは、carview! に寄稿した試乗レポートや、冒頭に貼った”駄々洩れ”系のインカー映像をご覧いただきたいのですが、結論をいえばヒョンデの燃料電池車は、非常に絶妙に日本仕様へローカライズされていたことが印象深い一台となっておりました。



それは右ハンドル、右側ウインカーというコクピットの基本配置だけでなく、ペダル類のレイアウトについても右ハンドル化のネガを感じさせないものだったのです。最近では国産車でもグローバルモデルでは左ハンドル優先の基本設計で、右ハンドルはどこか我慢を強いられる仕様になっていることも珍しくない中で、ここまで日本市場で不満のない右ハンドル仕様に仕立ててきたというだけで本気ぶりがわかるというもの。

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ヒョンデが導入する「IONIQ5」はコスパ抜群の電気自動車だった

メーカー希望小売価格は479万円~589万円。後輪駆動を基本とした電気自動車


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2022年2月8日、現代自動車(ヒョンデ)が日本での乗用車販売を再開することを発表しました。そのラインナップは、燃料電池車のNEXO(ネッソ)と電気自動車のIONIQ5(アイオニックファイブ)。完全にゼロエミッションのブランドとして新たなマーケティングを進めていくといったところでしょうか。

そして、この2台で販売のメインとなるのは電気自動車IONIQ5でありましょう。

 

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HYUNDAI(ヒョンデ)の乗用車が日本市場に再上陸。燃料電池車の本気販売に大注目

2009年撤退からの再挑戦。ヒュンダイあらためヒュンデ。日本ではZEV専業ブランドとして生まれ変わった




現代自動車あらためヒョンデが日本に再上陸することを発表しております。

これまでも観光バス「ユニバース」を販売していましたから、日本法人は存在していたのですが、2009年に撤退した乗用車部門での再チャレンジというわけです。

2022年1月1日に、日本法人の社名を「現代自動車ジャパン」から「ヒョンデ モビリティ ジャパン」に変更しておりましたし、電気自動車「IONIQ5(アイオニックファイブ)」や燃料電池車「NEXO(ネッソ)」のテスト車が日本の路上で確認されていましたから、再上陸は時間の問題と見られていました。

そして新生ヒョンデは、そのIONIQ5とNEXOというZEV(ゼロエミッションビークル)専業ブランドとして日本市場への再上陸をすると正式発表に至ったのでした。続きを読む
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