クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします
二輪・四輪にかかわらずパーソナルモビリティが、どのように変わっていくかを考察します

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GAZOORACING

カナードがかっこよすぎるプリウス「Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition」

WECマシンにインスパイア系カスタマイズを受けたプリウスがル・マンで世界初公開

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世界三大レースのひとつ「ル・マン24時間」が今年度で記念すべき100周年。というわけで関連イベントがめじろおしのよう。そんな中、トヨタ(GAZOOレーシング)がコンセプトカー“Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition”を初披露しております。

メーカー発表によれば『新型プリウスをベースに、WEC参戦車両GR010 HYBRIDからインスパイアされた専用のホイールやエアロパーツなどの装着により、優れた走行パフォーマンスを実現する』コンセプトカーということで、はたして市販前提なのか、プロモーション向けのデザインスタディなのかは不明ながら、たしかにWECマシンのエッセンスを見事に量産車で表現している一台というのが第一印象。




とくにWECマシンへのインスパイア度が高いと感じたのは、レイズホイールのチョイスと、フロントバンパーに埋め込まれたマルチヘッドランプ。片側4灯のデザインはGR010 HYBRIDがプリウスの中に溶け込んだように感じさせてくれ、モータースポーツが量産モデルのブランディングに活用する好例といった印象も受けるのでした。

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GR86/BRZのプロトタイプを見た! 両車の異なるポイントをお伝えします

エンジン制御プログラム、足回りなど専用セッティングとして差別化。スタビの付き方やハブキャリアの材質も異なる!

本来であれば年始の東京オートサロンでプロトタイプを発表する予定であったろう新型86/BRZ。トヨタ版はGR86と名前を変え、SUBARU版はBRZのままそれぞれ正常進化を遂げています。初代モデルから、この2台はトヨタとスバルの方向性の違いから細かいセッティングを変えていたことで知られていますが、フルモデルチェンジした2代目ではそうした違いがより明確になっているのでした。

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※画像は新型BRZ(プロトタイプ)

というわけで、公表されている範囲でGR86とBRZの違いをまとめておきましょう。

まずエンジンは従来モデルをボアアップした2.4リッター仕様で、コンロッドの設計も大きく変えた高回転タイプのボクサーエンジン。いまどき自然吸気を選んだのは、GR86/BRZの特徴である低いノーズを維持するためだとか。

そして、エンジン制御のちがいとしては「なまし制御定数」と「アクセル-トルク特性」がポイント。

「なまし制御」は過渡特性をマイルドにするというニュアンスの制御ですが、GR86ではほとんどの領域でなまし制御を使わず、一方BRZでは中間域ではなまし制御を積極的に採用することで、日常で感じるスポーツ性の違いを出している模様。こちらはGR86のMTとAT、BRZのMTとATでそれぞれ異なるセッティングになっているのだとか。

さらにアクセル操作に対して要求トルクを演算する「アクセル-トルク特性」でもGR86とBRZでは異なる制御にしているということで、アクセルの踏み方に対する力の発生具合も異なっているとのこと。とはいえ、全開時には同じようなマップとなっているようでパフォーマンスとしての差はないというのがプロトタイプに乗った印象。なお、この制御についてはGR86のMTとBRZのMTは別プログラムとなっていますが、ATについては両車に共通制御にしているということです。



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トヨタとダイハツの合計でコペンの月販は484台。S660を引き離す

2020年3月の販売実績は、ダイハツ・コペンが247台、トヨタGRコペンが237台

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毎月発表される自動車の通称名別販売実績を見る際、どうしても売れているクルマに注目しがちですが、軽自動車の発表で毎月のようにチェックしているのはS660とコペンの販売状況。

とはいえ、コペンはGR SPORTをトヨタで売っていることもあって販売チャネル的には比較対象にならないほど有利な状況にあるわけで、このところコペンのほうが売れている状況が続いております。



具体的に、2020年3月の実績でいえばコペンはダイハツとトヨタの合計で484台。一方、S660は285台と、ダブルスコアではありませんが、だいぶ差がついてしまったなあと感じる販売状況になっているのでありました。

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