クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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GAZOOレーシング

トヨタGAZOO Racing、全日本ラリーJN1クラスに本気の2台体制で参戦発表

開発スピードを上げ、トラブルシューティングにもプラスになる2台体制での参戦は本気度MAX。まさしくワークス活動の全日本ラリー仕様GRヤリスの実力は?

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新型コロナウイルスの影響で、地域によっては緊急事態宣言が発出されていたりする今日この頃ですが、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)の全日本ラリー活動について注目すべき発表あり。



さて、あらためて整理しておくとTGRによる全日本ラリー活動というのは、トヨタ社内の凄腕技能養成部が中心となっている活動で、純粋なモータースポーツ運営組織ではないものの、ある意味ではモータースポーツ活動を「走る実験室」と呼んでいた時代の純粋なワークス活動に近い活動といえるもの。

悪くいえば、モータースポーツで勝つためのずる賢さみたいな部分にウイークポイントのある組織という印象もあるのですが、それでも全日本ラリーにおいては下位クラスからしっかりと経験を積んで、ついに最高峰であるJN1クラスにたどり着いたのかと思うと感慨ひとしお。



そのあたりの背景については、こちらの本「GRのすべてVOL.3」に寄稿した、現在もチーム監督を務める豊岡 悟志さん(トヨタ自動車 凄腕技能養成部)のインタビューで書いていますので、お目通しいただければ幸いです。
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これは新しい!トヨタGRが競技車両の個人売買サービスを開始

ニッチな価値を持つ競技車両を適正にトレード。個人売買により裾野の拡大が期待できるか?

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TOYOTA GAZOO Racing(TGR)が、モータースポーツの拡大を狙った新サービス「TGR TRADE」をローンチ。競技用車両特化の個人間売買サイトであります。

公道走行ができない競技専用車両はもちろん、ナンバー付きであってもラリーやレース、ジムカーナにダートトライアルなどで使われた競技車両というのは通常の中古車市場では取引の対象にならないというか、まず適正な取引がされないというイメージが強く、また探すのも一苦労。ここ数年はネットオークションやSNSを通じて、そうした通常の市場では価値が正当に評価されないマシンが取引されてきたという現状もありますが、なかなか売りたい人と欲しい人のマッチングは難しかった印象もあり。

そんな中、TGRが始めた新サービスは国内の競技活動の活性化を願って始めた、というのがポイント。新カテゴリーにステップアップしたいユーザーが、これまで使っていたマシンを希望の価格で売ることで次の競技車を作る資金になり得ますし、これから始めようというユーザーにとってはリーズナブルに即参戦可能なマシンが手に入るということで、モータースポーツのハードルが下がるというWin-Winのサービスといえそう。


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217万1100円は超お買い得! ヤリスカップカーはトヨタに良心を感じまくり

小改造でモータースポーツ参戦可能。CVT仕様も気になる新生ヤリスカップカー

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2020年、トヨタのエントリーモデルとして長年親しまれてきた「ヴィッツ」がグローバルネームの「ヤリス」となってフルモデルチェンジ。同時に、これまた長い間エントリーレースとして多くのドライバーを育ててきた「ヴィッツレース」もメーカーサポートがなくなり終ってしまうことが既定路線だったのですが、そのカテゴリーそのものが消えてしまうことはなく、しっかり「ヤリスカップ」として存続することがアナウンスされたのでした。同時に、ワンメイクレースの基本となるイコールコンディションを守るためのカップカーの発売も発表されております。



それにしても、ロールケージやサスペンションといった基本アイテムを備えたカップカーが、6速MT車で217万1100円、CVT車で238万100円という価格設定は内容を考えるといかにもリーズナブル。タイヤとアルミホイール、フルバケシートは別途購入する必要もありますが、そのあたりを付属していないのはスポンサーの関係から自由度を高めておきたいという面もあるでしょうし、また今までレースに参加していたエントラントであれば、すでの所有しているので流用することが多いという状況を踏まえた好判断といえましょうか。

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トヨタ・スープラがパワーアップを発表。スポーツカーとしては正しいけれど買い時がわからなくなる?

欲しいときに買うべきスポーツカーになった。はたしてリセールバリューのコントロールは?


スポーツカーといえば常に進化することで『最新が最良』であるべきと言われることもありますが、トヨタGRスープラもそうした路線の模様。フロリダ州デイトナでエンジンに改良を加え最高出力を高めたGRスープラ(3.0L)を発表であります(日本での発売は2020年秋以降)。

アメリカ表記における最高出力は、これまでの335hp/5,000-6,500rpmから382hp/5,800-6,500rpmへと約14%も向上。その手法について、日本のニュースリリースでは触れられていないようですが、北米のリリースでは以下のように記されているのでした……。


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いまさらですが、GRヤリスのアンベール動画。そして、YouTubeのチャンネル名を変えてみた

東京オートサロンで世界初公開されたGRヤリス、そのアンベールの瞬間を振り返る


いよいよYouTubeチャンネルを持つことがフリーランスの必須条件となってきそうな雰囲気。今さらという印象もありますが、YouTubeに動画をあげることが限られた技能で、それがビジネス面での差別化につながっていた時代が終わりを告げようとしているのかもしれません。

ところで、自分がYouTubeにチャンネルを開設したのは2006/10/29のこと。動画は300本以上をアップロードしているのですが、基本的にはブログに貼る目的で使っていたので(当初のYouTubeってそんな位置づけでした)、ちゃんとしたコンテンツにしているものは少ないのでした。

実際、映像もスマホで撮っているものがほとんどで、編集もWindowsに標準搭載されているアプリを利用しているレベル。そもそも、現在のYouTubeに求められるような動画を作るスキルはありませんので。

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先行予約が2週間で2000台というGRヤリス。生産能力は対応できるのか?

コンベアレスのGR FACTORYで生産予定のGRヤリス。タクトタイムはいかほど? カーボンルーフの生産性は?
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東京オートサロン2020にて発表されたGRヤリス。同時にファーストエディションのWEB先行予約もはじまったわけですが、なんと最初の2週間で2000台ものオーダーを集めたというから驚き。いっても400万円以上するクルマを”みずてん”で買おうというユーザーがそれだけいるということですから。転売狙いにしても、自動車の取引を考えると売価はともかく買い取り価格にプレミアがつく(メーカー希望小売価格を上回る)ということは考えづらく、実際にほしい人がそれだけいるというわけです。

WEB先行予約の締め切りは6月30日となっておりますので、このペースでいくと事前予約で数万台が売れてしまいそう。まあ徐々に落ち着いてくるでしょうから、すでにペースダウンはしているはず。それでも1万台を超えるバックオーダーを抱えそうな勢いであります。

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