クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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F1

ホンダのF1パワーユニットが有終の美、マックス・フェルスタッペン選手が年間チャンピオンに

今年で終わりになると決まったから出し惜しみなく投入した新技術がチャンピオンを呼び寄せたか

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多くの報道やSNSにあふれる感動の声からもご存知のように、ホンダのパワーユニットを積んだレッドブルを駆るマックス・フェルスタッペン選手が2021年のF1ワールドチャンピオンとなりました。



ホンダのパワーユニットを積んだF1マシンでドライバーチャンピオンが生まれるのは1991年のアイルトン・セナ選手以来というから、本当に久しぶりの戴冠といえます。

もっとも個人的には驚きというよりも、予想通りの結果という印象もあり。実際、2018年にこんなエントリを拙ブログにあげていたほどですので……。



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ホンダNSXが2022年12月の生産終了を発表。F1参戦終了との関係は?

2021年8月12日(北米時間)に最初で最後の限定車タイプSが発表される!

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Hondaのチャレンジの象徴「NSX」が2022年いっぱいでの生産終了を発表。現行モデルの誕生は2016年1月でありましたから実質的に7年間のモデルライフとなるというわけです。これが長いのか短いのかは議論があるところでしょうが、少なくとも初代NSXのモデルライフ(1990年~2005年)に比べると約半分の長さだったというのは単純な事実といったところでしょうか。

あわせてファイナルエディションとなる限定車「タイプS」が世界350台限定で発売されるということもアナウンスされております(日本向けは30台)。タイプSがどのような仕様になるのか、現時点では上の画像でもわかるようにマットカラーの設定があるくらいしか公表されておりませんが、アメリカ時間8月12日にその詳細は明らかになる模様。

 

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有言実行、スーパールーキー角田裕毅選手がF1開幕戦で9位入賞!

「自分の長所はブレーキングとオーバーテイク」という角田裕毅選手がいきなりパフォーマンスを発揮した!

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2021年のF1はホンダがパワーユニットのサプライヤーとして最後のシーズンであり、また7年ぶりに日本人F1パイロットが復活した年として、今まで以上に注目を集めているのでは? 

それが角田裕毅選手、久しぶりに日本人が走るF1を見ることができるとあってSNSでもファンが盛り上がっている様子が見て取れるのでありました。

しかも角田選手、開幕戦で9位入賞して、いきなりポイントゲットというのですから、ますます盛り上がること必至。



そんな角田選手、開幕前にオンラインでの記者会見を開催。小生も参加してご本人の口から意気込みを聞く機会があったのでした。 続きを読む

最長で2025年までホンダのパワーユニットはF1で活躍する?!

ホンダのF1参戦終了がF1パワートレインの開発凍結につながった?

2021年を最後に、F1参戦終了を宣言しているホンダ。そのブランド・コミュニケーション本部の渡辺本部長より、このようなメッセージが発表されました。

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レッドブルとの具体的な関係を明記していない感じが、なんとも煮え切らないというか、このメッセージだけではF1参戦終了後のホンダが、どのようにレッドブルF1と関わっていくのかわかりづらいのですが、言ってみれば2021年にホンダが提供するパワーユニットは、そのまま2022年のレッドブルとアルファタウリに搭載されるという話を、ホンダの立場で説明しようとすると、このあたりの表現が限界というところでしょうか。

というわけで、レッドブル側からの発表となるのが、こちらのツイート群。





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ホンダがF1参戦終了、市販車との関連性を考えると納得かも?

市販車は電動化時代。F1はプレミアム系、ハイパフォーマンス系ブランドしか意味がなくなっている

ご存知のようにホンダが第四期F1プロジェクトを2021年で終了させることを発表しました。


F1ファン、ホンダファンからすれば「せっかく勝てるようになってきたのに」というところでしょうが、経営判断からするとこれ以上の投資効果が見込めないということなのでしょう。それは欧州のCO2排出量規制に合致した市販車ラインナップをアピールするのにF1の宣伝効果はマッチしないということかもしれません。そんなこんなを思いつきでしゃべっているのが、こちらの動画。



そしてブランディング的な視点から、F1参戦終了とHonda eのデビューを絡めて考察したのが、こちらのコラム。



いずれも量産メーカーにとってF1を頂点としたモータースポーツ活動そのものがブランド価値を高める効果はなくなりつつある、という見立てが根底にある切りくちとなっております。100年に一度といわれる自動車の大変革期、いわゆるCASEと称される「自動運転・電動化・コネクテッド・シェアリング」といった要素のいずれにもモータースポーツは反発する存在といえますから。もしCASE時代にモータースポーツでブランディングをするならば、自動運転の電気自動車による競争というフォーマットを生み出すべきかもしれない、そんな風に思う今日この頃なのでした。




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ルノーF1チームからアルピーヌF1への改称をブランディング的に考えると…

ルノースポールを縮小して、アルピーヌの守備範囲を拡大する未来が見える!

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イタリアGPの決勝直前、ルノーから2021年シーズンに向けてチーム名称変更の発表あり。これまでルノーDPワールドF1チームとして運営してきましたが、アルピーヌF1チームになるのだとか。

パワーユニットの名称は「Renault E-TECH hybrid」ということなので、ルノーが完全になくなるわけではなく、ルノーの中にスポーツブランドとして「アルピーヌ」があるといったポジションを明確に示す名称変更で、アルピーヌ・ブランドを強化する狙いがあるのは明らか。そういえば、アライアンスを組んでいる日産も新しい商品計画ではスポーツカーを重視すると発表していましたが、なにか似たような方向性のブランディングを感じてしまうのは気のせいでしょうか。

さらに気になるのはルノー・ブランドの中にアルピーヌとルノースポールが並び立つことで、ブランド価値が分散することになりますし、ブランドのリーダーとしてリソースを集中することがスマートであることを考えると、ルノースポールをアルピーヌに吸収させて整理するのではな? などと思ったりするわけです。





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