クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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EPB

ホンダN-BOXがマイナーチェンジ。EPB標準化で価格19,800円アップはオトクだ!

マイナーチェンジの内容としては電子制御パーキングブレーキの全車標準化だけで内外装はそのまま。ホンダセンシングのACC機能が渋滞対応に進化

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日本で一番売れている軽自動車というキャッチフレーズもお馴染みになりすぎたホンダN-BOXは、じつは毎年のようにバージョンアップを図っていて、前回のマイナーチェンジ(2020年12月)では、カスタム系のフロントナンバーを中央配置にするなどエクステリアの変更を実施しているのでした。

そんな進化は今年も続きます。2021年12月16日、N-BOX誕生10周年を迎えたその日に発表されたマイナーチェンジの内容は、なんと「EPB(電子制御パーキングブレーキ)の全車標準装備化」というものでありました。



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ダイハツ・タントがマイナーチェンジでオートホールド付きEPBを標準装備

スーパーハイトワゴンとしては日産・三菱に次ぐEPBの設定で、同カテゴリーの力関係は変わってくるか?

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軽自動車の主流といえるスーパーハイトワゴン・カテゴリー。その元祖的存在といえるのがダイハツ・タントですが、現時点での販売実績ではホンダN-BOXやスズキ・スペーシアの後塵を拝している状況。同社の新世代アーキテクチャDNGAを採用した初モデルであり、開発にはかなり力を注いだタントですが苦戦しているという印象が強いのでした。



そんなタントがマイナーチェンジを実施。その内容をまとめると以下の通り。

ターボエンジン車に、電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールド機能、コーナリングトレースアシストの3アイテムを標準装備化。

オートホールド機能付きEPBというのは軽自動車も広まっているところでありますし、ライバルであるN-BOXやスペーシアには備わっていない機能(日産ルークス、三菱eKには設定ありますが)なので、商品力をグッと上げたという印象で、販売現場でもアピールしやすいのでは?

なお、コーナリングトレースアシストとは、走行中カーブの差し掛かりでドライバーのブレーキを補助し、遠心力に負けず安定した姿勢を保つ機能ということであります。

そのほか、ボディ色にプラムブラウンクリスタルマイカやターコイズブルーマイカメタリックを追加したのもマイナーチェンジの変更点といったところでしょうか。

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新型アクア、ほんとうに足踏み式パーキングブレーキでいいの?

トヨタのコンパクトカーに足りないのは電動パーキングブレーキ。上級志向のアクアでも足踏み式パーキングブレーキなのは残念ポイント

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トヨタのハイブリッド専用コンパクトカー「アクア」が10年を過ぎてのフルモデルチェンジ。10年間も作られてきたことで、そのままフェードアウトの可能性もありかと思いきや、アクアという絶対的なブランドをあっさり捨てるなんてもったいないことはしない、手堅さもトヨタは持っているのでした。



そんな新型アクア、フルモデルチェンジを機に前型より価格を大幅にアップさせ、同じ3気筒エンジンを積むヤリスハイブリッドより若干高い価格帯にシフトしたわけですが、ヤリスの上級版という位置づけにするのであれば「これは欲しかった」と思う機能が、EPBこと電動パーキングブレーキ。実車で確認していないのでわかりませんが、少なくとも公開されているインテリア画像で見る限り、パーキングブレーキは足踏み式となっている模様。

日産ノート、ホンダ・フィットともEPBを備えておりますし、当然ながら赤信号などでブレーキペダルから足を離しても停止保持を続けるオートホールド機能もついております。

オートホールド付きEPB、日常的にメリットを感じられますし、慣れてしまうと「なくてはならない」と感じるほどいい意味で中毒性のある機能。それがアクアには備わっていないのです。パーキングブレーキの戻し忘れ警告ブザーを備えるくらいであれば、EPBを採用すべきだったのでは? としみじみ思うのでした。

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【マイナーチェンジ】キング・オブ・軽自動車、ホンダN-BOXの隠れた進化ポイントとは?

圧倒的なブランド力を持つN-BOX、しかしEPB、全車速対応ACC、ハイブリッド……などなど持たない機能も目立つようになってきた

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2020年の暮れも押し迫った12月24日、キング・オブ・軽自動車として名高いホンダN-BOXがマイナーチェンジを発表。上に画像を貼った標準車ではフロントグリルのメッキ部分の面積を拡大、さらにアンダーグリルにメッキ加飾のラインを入れるなど、確実にユーザー層の好みを捉えた進化を遂げているのでした。



メーカー発表のほうでは、そうしたスタイリング変更とリアパーキングセンサーの増量(?)くらいにしか触れられていませんが、じつはメカニズムについてもひっそりと進化を遂げているのでした。その最大のトピックスがCVTに関するものでありましょう。




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ホンダN-WGN、EPBのトラブルシュート完了。リコールを届出

N-WGNのEPB不具合は、モーターとスプリングの二か所に原因があった
9月から生産が止まっていたホンダN-WGN。その理由はEPBにエラーが出て、パーキングブレーキが作動しないことがあるという不具合にあったわけですが、ようやく解決策に目処が立った模様。というわけで、EPBに関するリコールが届出されております。生産と止めていた関係もあってリコール対象は1万台足らずでありました。
今回のリコール内容を見ると、EPB不具合の原因となったのは二か所。ひとつはEPBを動かすモーターで、製造上での甘さがあって断線したと検知してしまうことでエラーが出てしまうというもの。

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ホンダN-WGNがEPBの不具合で生産休止中という話について

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原因不明のEPBエラーが出ると、パーキングブレーキ機能がキャンセルされてしまう
先日、ホンダのハイトワゴン軽自動車「N-WGN」が生産を止めているという報道がありましたが、中の人にそのあたりの事情について話を聞いてまいりました。

結論からいうと、EPB(電動パーキングブレーキ)由来のエラーが起きることがあり、そうなるとパーキングブレーキが無効になってしまうというのが症状。そして、明確な原因を説明できる状況ではない(つまり、原因については究明中)、そのために生産を止めているというのが現時点でのファクト。

どの程度の頻度でコーションが出て、EPBがキャンセルされてしまうのかという数字については把握しきれていないようですが、少なくとも9000台ほどのN-WGNがすでに市場に出回っている状況で、どのクルマでも発生しているという話ではないようなので、100%起きるトラブルではない模様。だからこそ原因解明に時間がかかっているのかもしれません。





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