クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースやコラムをお伝えします。

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CX-5

【SKYACTIV-G】ハイドロラッシュアジャスターで気筒休止システムを実現【MAZDA】

気筒休止システムを新採用したマツダの4気筒ガソリンエンジン

低負荷状態での気筒休止は、限定されたシチュエーションでのみ有効とはいえ、内燃機関の効率アップにおいて明確に効果を発揮するアプローチ。そして、ついにマツダSKYACTIV-Gが採用したということで、そのメカニズムを解説するプロモーションムービーが公開されております。

気筒休止というのは、単に燃料噴射と点火を止めるだけでなく、バルブ駆動を止めないとポンピングロス的には無意味になってしまうので、いかに特定シリンダーだけバルブ駆動を止めるのかがポイントになるわけですが、マツダが用いたのはハイドロラッシュアジャスターをフリーにすることでバルブ駆動を止めてしまおうというもの。どうせラッシュアジャスターは必要という仕組みであれば、最小限の機能追加で気筒休止システムを実現するという合理的な設計と思えるのでした。

それだけにとどまらず、吸気によるタンブル流(縦渦)を強めることで均質な燃焼を実現、ススの発生を抑えているというのは、いかにもマツダらしいもの。ガソリン直噴エンジンでも微粒子物質の抑制が課題となり、GPFの採用が求められる昨今のトレンドを十分に意識したものであり、エンジンの性能を上げることで後処理を最小限にとどめ、コストを抑えるというアプローチはSKYACTIV-Dとの共通性というか、同社のエンジン開発哲学を感じずにはいられないのでありますが、さて?

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精進します。
  




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マツダのSKYACTIV-D 2.2に5つのリコール、気になるのは…

元祖クリーンディーゼル的なイメージで展開しているマツダSKYACTIV-D 2.2がリコールの届出です。対象となるのは、CX-5、アクセラ、アテンザの計172,095台。対象外も含まれている台数とはいえ、そこそこの規模のリコールといえましょうか。
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インジェクター・リターンホース・ECUの3か所5種類のリコールを届出
リコールの不具合として挙げられているのは、インジェクター取付ナットの締結力不適切、燃料リターンホースの取扱い不明確、そして3つの制御プログラム・バグであります。
ディーゼルエンジンにおいて、減速時のエンジン制御が不適切なため、気筒内圧力が低下し、吸気バルブの閉じ力が低くなることがある。そのため、吸気バルブとバルブシート間に煤が挟まり圧縮不良となって、エンジン回転が不安定になるほか、最悪の場合、エンストに至るおそれがある。
そのほかプログラム・バグの中身は、インジェクターへの過電流によるエンスト(不具合報告数:98件)、過回転制御の不具合によるエンジン焼き付き(同:46件)といったもので、いずれも深刻な内容。リコール対象でありますから、シビアな問題なのは当たり前ですけれども。
もありましたので、2.2リッターのディーゼルエンジンにおいてもススの堆積によるエンジンストールという制御プログラムによる問題が起きることは想定内であります。市場からの報告件数が、このススによるものだけで370件と少なくありません。オーナーからすれば「ついに!」という思いを抱いている方もいらっしゃるのでしょうか、やはり。

それにしてもリコールというのは、基本的に対策ができてから実施されるものでありますから、プログラム系のリコールに時間がかかるというのは仕方がないとは思いつつ、プログラムの書き換えで解決するのであれば、通信なりで自動的に書き換わるとより便利だろうなと思ってみたり。その一方で、通信で書き換えられるということはハッキングの危険性も増すので、書き換えはOBDコネクターを介する方式に留めておくのが吉とも思う今日このごろであります、エエ。


精進します。
  




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新旧CX-5、「リズム」から「スピード」へ。デザイン思想の違いを感じる視点

マツダCX-5はフルモデルチェンジで「構え」から「加速」へスピードアップ
というわけで、新型CX-5が正式発表。発売開始は2017年2月2日ですから、まだティザー中といえるのかもしれません。そうしたティザーの一環として、すでに各所で公開されていたわけですが、新型CX-5のアピアランスは、従来からの「魂動」というデザインの基本はそのままに、新たなステップを感じさせるものといえそう。

その違いをもっとも感じるのが、この角度から見たキャラクターライン(ドアやフェンダーパネルをつまみ上げた部分)だと思うのですが、さて?

新型CX-5
フロントからリアへと一気に突き抜ける動きでスピード感を表現。

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旧型CX-5
力強く機能的なSUVらしさと、研ぎ澄ませたマツダらしい生命力と躍動感を表現したエクステリアデザイン。

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ちなみに、こちらのツイートに貼ったリンクが旧型デビュー時のニュースリリース。上で示した引用は、それぞれのニュースリリースからであります。

旧型はネコ科の動物がグッと踏ん張って、今まさにジャンプしようとしている瞬間を捉えたものだとするならば、新型はチーターのように草原を駆け抜けている瞬間の伸びやかな様子を示しているというイメージでしょうか。物理的なサイズ感によりスタンスを強めたことが、スピード感とSUVらしさを両立しているという印象も受けるのです、ハイ。

詳しくは、こちらに速報を寄稿予定(まさに現在進行中)ですので、よろしくお願いする次第です(汗)

精進します。


  




周波数コントロール済? SKYACTIV-Dのサウンドは共通?

ディーゼルサウンドを調律、マツダの求める音質は同じになる?

マツダの”SKYACTIV-D”クリーンディーゼルの進化は歩みを止めません。とくにディーゼル特有の音を低減するために生まれたのが、こちらの2つの技術。
● ナチュラル・サウンド・スムーザー
周波数帯3.5kHz付近のノック音の原因である、燃焼時のコネクティングロッドの伸縮にともない発生する振動を、ピストンピンに組み込まれたダンパーにより減衰させノック音を低減させます。

● ナチュラル・サウンド・周波数コントロール
周波数帯1.3kHz、1.7kHz、2.5kHz付近で発生するノック音は、エンジンの燃焼加振力と構造系共振の周波数のピークが重なることで増幅しています。燃焼噴射タイミングを0.1ミリ秒単位で制御することで、構造系共振の周波数のピークに、燃焼加振力の周波数の谷を重ねることで、お互いの振動を打ち消し、ノック音を低減しました。
これらは、1.5リッター、2.2リッター共に採用されているわけで、排気量に由来する音量などは別として、周波数的な意味では、そのサウンド(ノイズ?)は似てくるはず。

 

 

というわけで、デミオとCx-5とで聴き比べ。先入観もありますが、音質的にはかなり似ていると感じますが、さて?

なお、いずれもiPhone7での録画ですが、環境も違えば、条件も揃っていないので、音量の違いについては無視していただけますと幸いです(汗)

精進します。
  




 

クリーンディーゼルのミライを、某車の給油口に見る

ディーゼルのNOx処理にはAdBlue(尿素水)を使わざるを得ないのか…

間もなく市販が開始されるという某クリーンディーゼル車の給油リッドを開けてみると、そこには使っていない第二の注入口が準備されているのを発見。
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この「DIESEL」と書かれたキャップの横には、おそらくAdBlue(尿素水)の注入口が置かれるのでありましょう。たとえば、このように……
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この画像はメルセデスですが、こういった風に2つのキャップが並ぶ姿を想像するのが自然。つまり、現在はAdBlueによる後処理をしていないクルマも、将来の後処理を考慮しているといえるるわけです。もちろん、この手のエミッションというのは仕向地によって異なるので、法対応という点でいえば国内仕様にAdBlueによる処理が加わるという話ではありませんが、世界的な規制の共通化といったトレンドはもちろんのこと、「別の国では後処理をしているが、国内向けは処理なしのダブルスタンダード」というのは、先々批判されることもありましょうか。

すいぶん昔の話ですが、側面衝突の対応としてドア内にサイドインパクトビームを入れる入れないといった問題もありました。あれも軽量化と法規のバランスを考えると入れていないからといって単純に手抜きと否定できない部分もありますが、結果的に批判の対象になった記憶もあり。

というわけで、AdBlueの注入口になるであろう場所が用意されているということは、このクルマのボディには尿素SCRシステムを積むためのスペース(AdBlueタンクやそれ用の触媒)が用意されているわけで、そのあたりを意識して下から覗いて見るのも面白いかもしれません。
 

  
それにしても、乗用ディーゼルでもAdBlueがスタンダードになると潮目が変わりそうな気もしますが、さて?

精進します。



   




最新のマツダSKYACTIV-D 2.2のエンジンノイズはガソリン並

マツダ「ナチュラル・サウンド・スムーザー」の動画で効果に納得したわけですが、百聞は一見に如かずとばかりに実車のエンジンサウンド(アイドリング中)をフードを開けて確認。カチカチとした音は気になりますが、いやはやディーゼルという言葉からイメージするようなガラガラ音とは無縁の世界であります。


寄って撮影しているのでカチカチ音が聞こえるが、実際はガソリン並に静か

YouTubeにアップしている動画は、かなりクローズアップしているので、盛大なノイズに聞こえるかもしれませんが、実際の印象としては「ここまでノイズが抑えられていると、いよいよガソリンエンジンとエクスキューズなしで比較したい」と思えるほど。ローコンプディーゼルというマツダのアプローチに加え、独自技術「ナチュラル・サウンド・スムーザー」、「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」の効果が、ガソリン直噴エンジンと見紛うばかりの低ノイズエンジンを実現しているのでありましょう。
SKYACTIV-D 2.2エンジン主要諸元
排気量2,188cc
ボア×ストローク86.0×94.2
圧縮比14.0
最高出力129kW<175PS>/4,500rpm
最大トルク420N·m<42 .8kgf·m>/2,000rpm
燃費18.0km/L(2WD車)/17.2km/L(AWD車)
残念ながら駐車場内で移動するだけの印象しかないのですが、これだけ静粛性を増しているのであれば、早朝深夜の出入りでもディーゼルだからという理由で気を遣うことはなさそう。ススの問題やDPF再生などの課題が完全にクリアになっているというわけではないでしょうが、日常的にはディーゼルらしさを感じさせないパワーユニットに仕上がっていそうな印象ですが、さて?

というわけで、パーキングスピードでの印象と、エンジニアやデザイナーにインタビューした成果は、2016年12月26日発売の、こちらの一冊に寄稿予定。よろしくお願いする次第です、ハイ(汗)



デザインコンシャスなクルマだからこそ、グリルの分割線が気になるなあ。

Sinya Yamamotoさん(@sinyayamamoto)が投稿した写真 -


精進します。
  





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