クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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CX-3

【悲報】マツダCX-3の開発責任者が酒気帯び運転と万引きで捕まるという失態

マツダCX-3の開発主査が”土曜日の午前10時”に酒気帯び運転で現行犯逮捕された

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マツダでCX-3の開発主査などを務めている人物が、酒気帯び運転および窃盗(万引き)の容疑で逮捕されたという報道あり。個人攻撃をする気もありませんし、一次情報にリーチできてもいないので、個人名については触れずにおきますが、自動車メーカーでそれなりの立場にある人物が酒気帯び運転というのは、あまりにも自覚がないというか、残念という以外に感想がない事件。酒気帯びについては現行犯逮捕ということで、言い逃れできない状況なのもそうした印象を強くするところ。

もしかすると、アルコール依存症のような理由があるのかもしれませんが、そうであればなおさらクルマの運転はしないなどの対応ができたはずですし、はたして今回の飲酒運転がたまたまなのか、常習していたのかによっては、管理責任も問われることにもなりそう。まあ、立場を考えると懲戒免職などの厳しい処分として、そこからはマツダと関係のない人物とするのかもしれませんが……。いずれにしても年の瀬に、こうした対応をする羽目になった部署の方には同情してしまいます。




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唯一ともいえるウィークポイントを克服したマツダCX-3 1.5の特別仕様車はねらい目でしょ

装備充実はうれしいポイントだけど、ベース車から28万円プラスは微妙かも?

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マツダのSUVラインナップにおける末弟「CX-3」に特別仕様車『アーバンドレッサー』が登場。人工皮革によるシート、スエード調人工皮革を多用したインパネなどゴージャスな雰囲気のキャビンに仕立てたほか、MRCC(マツダ・レーダークルーズコントロール・全車速対応型)や360°ビューモニター、シートヒーター、ステアリングヒーターなどを特別装備した一台となっております。

しかもベース車を15S Touringとすることで、価格を抑えているのも魅力。メーカー希望小売価格はFWDで227万1500円、4WDは250万1700円とコストパフォーマンスの良さげに感じるものなのでした。もっとも、ベースグレードに対して約25万円高になっておりますので、機能からすると割高な印象もあり。とはいえ、CX-3の1.5リッターガソリンエンジン車にはオプション設定さえ用意されていないMRCCが標準装備されるというのは、ロングツーリングの快適性とコストをバランスさせたいと考えているユーザーにとっては大きなアドバンテージというか、注目ポイントとなりそう。





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ハイブリッドはコスパ最強に見えるトヨタ・ヤリスクロス。ガソリン車のライバルCX-3と比べてみると?

ヤリスクロスのガソリン車は1.5リッター3気筒エンジン。5月に追加設定されたマツダCX-3の1.5ガソリン車と比べてみるとちょっと高かった!

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ハイブリッドでライバル(ホンダ・ヴェゼルや日産キックス)と比較すると、価格も安く燃費が優秀といった具合にコストパフォーマンスが際立つトヨタの新型SUV「ヤリスクロス」。



そのラインナップにはガソリン車もあるわけで、コンパクトSUVのライバルとしてマツダCX-3と比べてみることに。というのも、CX-3には2020年5月の商品改良で1.5リッターガソリンエンジン車が追加されているから。さすがに何年も前のモデルと最新車を比べるのはアンフェアに思えますが、追加設定とはいえ登場して3か月ほどのCX-3 1.5であればフレッシュさでもいい勝負となりそうですので。

というわけで、ひとまず気になるスペックを並べてみたのがこちら。

ヤリスクロスCX-3
グレードX(2WD)15S(2WD)
全長4180mm4275mm
全幅1765mm1765mm
全高1590mm1550mm
車両重量1110kg1210kg
エンジン形式直列3気筒直列4気筒
総排気量1490cc1496cc
最高出力88kW82kW
最大トルク145Nm144Nm
WLTC燃費20.2km/L17.0km/L
価格189万6000円189万2000円

エンジンスペックは3気筒のヤリスクロスが少々上回っていますが、逆に4気筒エンジンのCX-3のほうが数千円ですがメーカー希望小売価格は安いのでした。また、車両重量で100kg異なるのは気になりますし、その違いが燃費性能にも影響している部分はあるのでしょうが、一方で全高をみるとCX-3は1550mmでいわゆる多くの立体駐車場に対応したサイズなのはアドバンテージといえそう。

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日産の新型SUV「KICKS(キックス)」販売間近。ライバルとスペック比較

ティザーサイトではe-POWERというパワートレインの情報しかないブランニューSUV。先行発売しているタイ仕様のスペックをライバルと並べて比べてみる

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新型コロナウイルス(COVID-19)により緊急事態宣言が解除され、世の中は一気に動き出したようです。COVID-19の特性を考えると、完全に制圧したわけでもなく、特効薬も開発されていない段階で、急激に社会活動が元に戻ろうとするのはけっしてウェルカムではなく、まだまだ配慮すべき点は多々あるはずとも思いますが、トヨタをはじめ自動車メーカー各社が連日のように特別仕様車や商品改良のニュースリリースを発表しているのは、少しでもはやく経済を回すぞ! という強い意志を感じる部分があるのも事実。そして、日産は2020年6月5日に、間もなく日本国内でローンチされる新型SUV「KICKS(キックス)」のティザーサイトをオープンしております。


そのティザーサイトでは、前後燈火類やフロントのクローズアップなどディテールを見せるばかりで全体像は隠した状態ですが、それでもe-POWERと日産が呼ぶシリーズハイブリッドを搭載していることは、トップ画像において明らかにしているのでした。もっとも、キックスについては、すでにタイで生産が始まり、市販も進んでいるので本来であれば隠す必要もないとは思う部分もあるのですが…。 続きを読む

マツダの”クリーンディーゼル”のスス問題ふたたび……

エンジン制御プログラムのリコールと内部や部品洗浄で対策するにも限界あり?
いまさら驚くことではありませんが、マツダの小排気量クリーンディーゼルSKYACTIV-D 1.5に2つの不具合を改善するためのリコールが届出されております。
① ディーゼルエンジンにおいて、エンジンの保護制御が不適切なため、無負荷状態でアクセルを全開した際に燃焼異常が発生しても、エンジン保護機能が作動しない。そのため、燃焼異常により燃焼圧力が上昇し、最悪の場合、エンジンが破損するおそれがある。
② ディーゼルエンジンにおいて、低車速で加減速する走行を繰り返すと、燃焼時に発生する煤の量が増え、インジェクタ噴孔部に堆積し、燃料の噴霧状態が悪化することで、さらに煤の量が増え、排気側バルブガイド周辺に堆積することがある。そのため、排気バルブが動きにくくなり、圧縮低下による加速不良や車体振動が発生するとともに、エンジン警告灯が点灯あるいはグローランプが点滅し、最悪の場合、エンジンが停止するおそれがある。
とくに②のススが堆積してしまうことへの対策は2016年9月に出ているリコールの再対策といえるもので、結局のところ街乗りメインでローコンプディーゼルを使うというのは適材適所とはいえなかったということになりそうな気もしますが、さて? もっとも、マツダ的には新世代のガソリンエンジン「SKYACTIV-X」を推していくでしょうから、ディーゼルを抜本的に進化させるというよりは、対策しつつ、”D”から”X”へシフトしようという算段かもしれません、エエ……。

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精進します。
  




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マツダ・デミオが売れていない?! 2年で販売台数が半減

日本市場のSKYACTIV離れか、ターゲット層を全食いしてしまったか?
2016年10月のデミオ&CX-3商品改良でマツダの国内販売は上向くか? と思いきや、まだまだ数字は厳しいようです。
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マイナーチェンジにより商品力を上げたはずのデミオですが、2017年1月の国内販売は4,224台(前年同月比-39.2%)と厳しい状況。しかも、2016年1月も前年同月比−21.7%と落ち込んでいましたので、一昨年から比べると半減といった状況であります。実際、2015年1月のデミオ国内販売台数は8,863台(前年同月比+163.7%)でありましたから。
デミオに限らず、マツダの新世代商品群についてはSKYACTIV-D(クリーンディーゼル)が差別化ポイントになりますが、先日のSKYACTIV-D2.2のリコールなどからわかるように、近距離ユースには向かないというディーゼルエンジンの特性をユーザーがしっかりと把握してくると、デミオの属するカテゴリーでは対ハイブリッドの戦いが厳しくなるのは自明。トヨタやホンダのハイブリッドに加え、日産e-POWER(シリーズハイブリッド)が登場したのも、クリーンディーゼルには逆風なのかもしれませんが、さて?




精進します。
  




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