クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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CROSSTREK

スバル・ストロングハイブリッドのトランスアクスル生産工場潜入記?

国内向け初のストロングハイブリッド・トランスアクスルは専用工場で作られていた!

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スバル初のストロングハイブリッドが、クロストレックに搭載されてローンチされたのは2024年後半における国産車ニュースの中でも記憶に残るもの。高出力モーターにより幅広い領域でEV走行が可能なストロングハイブリッド自体は珍しいものではありませんが、スバルの国内向けラインナップとしてはストロングハイブリッドは初搭載となりますので。



もっとも、ストロングハイブリッドを積んだにしてはWLTCモード燃費が18.9km/Lという数値は物足りないというのが個人的な第一印象ではありました。とはいえ、スバルのコアテクノロジーであり、ブランドアイデンティティでもある「シンメトリカルAWD」を採用しているということは前後をつなぐプロペラシャフトは必要となりますし、その重量や抵抗は燃費にネガといえますからモード燃費が20km/Lに達しなかったのは”スバルのストロングハイブリッド”としては仕方ないことかもしれませんが…。

さて、そんなスバルのストロングハイブリッドは水平対向エンジンやシンメトリカルAWDという独自のメカニズムに組み合わせる関係から、構造的には専用設計とならざるを得ず、結果としてハイブリッド・トランスアクスルについてスバル内製となっているのでした。

そんな専用トランスアクスルを生産している北本工場を取材した際に撮ることができたのが、こちらのショート動画。真新しい機械が導入された実質・新工場といえる空気を感じ取っていただけますでしょうか?




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悲報?朗報?妥当? クロストレック・ストロングハイブリッドは383万3500円からの価格

同じTHSファミリーでみるとカローラクロスとRAV4の中間ポジションは絶妙といえそう

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10月の段階で技術的な発表のなされていた、SUBARUクロストレックe-BOXER(ストロングハイブリッド)が正式発表と相成りました。技術発表の通り、エンジンは専用セッティングの2.5L 水平対向 4気筒で、そこに最高出力88kWの駆動用モーターのほか、発電用モーター、リチウムイオン電池などを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。これまでスバルが展開してきたマイルドハイブリッドと違い、モーターの走行領域を大幅に増やしたストロングタイプのハイブリッドとなったことがメカニズムにおける注目点。

そしてユーザー視点でいうと気になっていたのは価格と燃費ではないでしょうか。

正式発表に伴い、 ストロングハイブリッドの「Premium S:HEV」というグレード名も含め、そのあたりの数値も公表されております。ちなみに、上級グレードは Premium S:HEV EXとなり、こちらは高度運転支援システム「アイサイトX」や12.3インチフル液晶メーターなどで差別化しております。

メーカー希望小売価格
 Premium S:HEV :383万3500円(ルーフレール付388万8500円)
 Premium S:HEV EX:405万3500円(同410万8500円)

SUBARU CROSSTREK  Premium S:HEV EX 主要諸元
全長:4480mm
全幅:1800mm
全高:1575mm
ホイールベース:2670mm
駆動方式:AWD(全輪駆動)
車両重量:1660kg
WLTCモード燃費:18.9km/L
燃料タンク:63L
エンジン最高出力:118kW
エンジン最大トルク:209Nm
モーター最高出力:88kW
モーター最大トルク:270Nm

ストロングハイブリッド化の影響なのか全高が1550mmを超えてしまっているのは、これまでクロストレックの持っていたチャームポイントをスポイルしてしまうという点で気になりますし、WLTCモード燃費が20km/L台に届かなかったのは残念な気もしますが、大筋としては想像通りの数字ではないでしょうか。

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新型車 スバル・クロストレックはパワートレイン1種、2グレード構成になりそう

グレード名は未公開ながら、17インチのエントリーグレード、18インチの上級グレードを設定する

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先日、こちらでも紹介したようにSUBARU XVあらため「クロストレック」が世界初公開されました。



全体的なイメージとしては、基本アーキテクチャーはプラットフォーム、パワートレインともにキャリーオーバーで、スタイリングもキープコンセプト。そこにレヴォーグなどの上級モデルに採用したメカニズム(インナーフレーム構造、11.6インチ大型センターインフォメーションディスプレイなど)を追加することでレベルアップしたニューモデルといったところでしょうか。

現行モデルのXVは1.6リッター水平対向エンジンと2.0リッター水平対向エンジン+マイルドハイブリッドという2種類のパワートレインを積んでいますが、新型クロストレックのパワートレインは2.0リッターマイルドハイブリッドのe-BOXER一択となるよう。グレード構成についても、エントリーグレードと上級グレードの2タイプを軸とする模様です。



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SUBARU XVあらため「CROSSTREK(クロストレック)」が日本で世界初公開

プラットフォームやパワートレインはキャリーオーバー、全長は短く、全幅と全高はキープ。扱いやすさは維持したクロスオーバーSUV

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SUBARUの北米におけるドル箱モデル「CROSSTREK(クロストレック)」がフルモデルチェンジを日本で世界初公開されております。日本的には「SUBARU XV」がフルモデルチェンジを機に、グローバル統一ネームに改名したという捉え方もできるかもしれませんが、クロストレックというブランニューモデルとして、新しいユーザー層にも訴求しようということでしょうか。




日本で発表されたプロトタイプのボディサイズは、全長4480mm・全幅1800mm・全高1580mmで基本的には従来モデルと同等もしくは数mm小さいくらいのサイズ感。フルモデルチェンジによってボディが大きくなってしまうクルマが多い中で、取り回し性をキープしているというのは、このクラスのSUVとしては価値ある判断では?




もうひとつ注目したいのは、ステレオカメラを使った先進運転支援システム「アイサイト」に広角単眼カメラをプラスすることで歩行者などの飛び出しに対応する能力を高めていること。これは2030年にスバル車による交通死亡事故ゼロを目指すという同社の目標を達成するために必要な進化ということですが、そこそこ手頃なボディサイズと合わせて高齢ドライバーにおすすめしたいモデルの最右翼といえるかもしれません。



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