クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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CR-V

オーバークオリティゆえコストダウンの余地ありな燃料電池車CR-V e:FCEV

CR-V e:FCEVを見た・乗った・聞いた…800万円超の価格も納得の贅沢すぎる中身に驚愕

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クルマ好きの中でもあまり話題になっていないかもしれません、2024年ホンダは新しい燃料電池車「CR-V e:FCEV」のリース販売を開始しております。すでに静的確認をする機会は得ており『モーターファン別冊最新EVのすべて』という紙媒体に寄稿していたのですが、ようやく公道試乗することができたのでした。そんなわけで、以下のように試乗コラムが公開されております。

 

手短にまとめると「量産ボディを使った派生型で、外部充電機能を有することで短距離はEVとして運用可能な燃料電池車」というのがCR-V e:FCEVのプロフィール。試乗した第一印象は「燃料電池車特有の吸気コンプレッサーの音がほとんど気にならないレベルまで抑え込まれていて、EV並みの静かさを実現している」というものでした。燃料電池車は電動車両なので静かなのは当たり前と思うかもしれませんが、空気を吸って水素と反応させるという燃料電池の仕組みから、純粋にバッテリーから電力を引き出して利用するだけのEVよりはノイズ要素が多く、EV並みに静かな燃料電池車というのはけっこう驚きの事実だったりするわけです、個人的には。

なにしろ、20年前にホンダが作った燃料電池車は、むしろノイズがドライビングの刺激になるくらい騒々しいキャビンでしたので(汗)


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マイナーチェンジしたホンダCR-VのライバルはRAV4か、ハリアーか

ハイブリッドシステムの呼称変更だけでなく、本革シートの最上級グレード「BLACK EDITION」を新設定

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ホンダのロングセラーSUVモデル「CR-V」がマイナーチェンジ。トヨタからハリアーが発売になった翌日のマイナーチェンジ発表というのは、絶妙で思わずライバル比較したくなってしまうタイミングでは? そう、もともとというかグローバルにはトヨタでいえばRAV4のライバルであるCR-Vですが、国内でのポジションからするとハリアーと比較すべきかもしれませんので。


それは価格帯からも一目瞭然。

今回のマイナーチェンジで「e:HEV」と名前を変えた2.0リッター・ハイブリッド車の価格帯は3,925,900円~4,558,400円。1.5リッターターボ車は3,361,600円~4,188,800円。

かつてのライバル(?)、RAV4の価格帯は2.5リッター・ハイブリッドは3,202,200円~3,817,800円で、2.0リッターガソリン車が2,608,200円~3,137,400円。

そして、新型ハリアーの価格帯は同じく2.5リッター・ハイブリッドが3,580,000円~5,040,000円となり、2.0リッターガソリン車が2,990,000円~4,430,000円。

CR-Vのガソリンターボ車には3列シート仕様があるため、そのぶん価格が高くなっている面もありますが、大きくいうとRAV4とハリアーの中間的な価格帯で、どちらかといえばハリアー寄りという印象であります。

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ホンダのUS市場を支える「CR-V」が現地で二十歳のアニバーサリー

2016年のセールスは357,335台、シビックに次ぐアメリカ市場の柱
2016年、ホンダのアメリカ市場でのセールストップ3は以下の通り

シビック:366,927台
CR-V:357,335台
アコード:345,225台

といった具合に、ホンダアメリカの三本柱の一角として安定した売上を記録しているクロスオーバーSUV「CR-V」が、初代の誕生から20年を迎えるのであります、2017年には。
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それにしても、1995年に日本専用車としてCR-Vがデビューしたときには、トヨタRAV4によって、乗用タイプのクロスオーバー市場が確立されていたにせよ、日本のクロカン四駆ブームに合わせた、あくまでもメインストリームではない商品企画であり、グローバル展開をするとは、まして北米市場の中心モデルになるとは思いも寄らなかったモデルといえるのでは?

その初代モデルが北米市場に投入されたのが1997年ということで、2017年は20歳のアニバーサリーというわけで、様々なプロモーションが行なわれるのでありましょう、おそらく。2016年12月のUS市場での販売台数を見ると、前年同月比25.6%増しと絶好調の現行型がデビューしたのは2016年10月。1.5リッターのダウンサイジングターボを中心とした展開が、彼の地で評価されているというのは注目ポイントのひとつでしょうか。ちなみに、トランスミッションはCVT、ステップAT信仰もずいぶんと和らいできたようです、ハイ(汗)

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精進します。
  




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リッター100馬力、あれから25年のホンダDTEC

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パリモーターショーで、ホンダUKで作るハイパワー版の1.6リッターi-DTECディーゼルエンジンと9速ATを積んだCR-Vのマイナーチェンジを発表。


そのスペックは、1.6リッターディーゼルながら、最高出力は160馬力、最大トルクは350Nm。

思えば、1.6リッター(テンロク)で、160馬力という「リッターあたり100馬力」というインパクトある数字を最初に見せてくれたのはホンダがVTEC技術を初投入したB16Aエンジン(もちろんガソリン)でありました。

ディーゼルターボですから、最大トルクでハイレビングのガソリンエンジンを凌駕しているのは当然ですが、それにしても、ディーゼルで「リッター100馬力」のテンロクエンジンというのはインパクト大。そして、こうしたエンジンは市場ニーズが生み出したのだろうなー、と思う次第。

『需要あるところで生産する』というホンダの生産現地化は、企業理念であり、昨日今日の製造業の空洞化でいわれるトレンドとは年季の違う信念といえるものですが、もちろん製品にもそうした理念によるローカライズ化、ニーズに合わせた商品企画が感じられるのです、エエ。


【追記的ツイート】




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