クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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CEV補助金

ホンダのBEV「Honda e」の価格が判明。標準車でリーフNISMOより高い!

BEVとして買うのではなく、可愛いパートナーとして選ばれることで売れるイメージか?

すでにティザー的にほとんどの情報がわかっていたホンダの電気自動車(BEV)専用モデル「Honda e」のメーカー希望小売価格と発売日が公表されました。発売日は2020年10月30日。価格は消費税込みで、標準車が451万円、装備の充実したAdvanceグレードでは495万円。

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カメラモニタリングシステム(CMS)を標準装備するなどした、その未来的なルックス。CMS用ディスプレイを含めて5つのモニターがずらっと並んだインパネなど2020年に登場するBEVにふさわしい雰囲気を持っていますし、「OK Honda」と呼びかけて起動させるクラウドAIを利用したパーソナルアシスタント機能などもそうした未来的魅力を高めております。

とはいえ、とはいえBEVの機能(航続距離や最高出力など)としてみると割高感はいなめず。しかも航続距離が短めなことでCEV補助金も満額の42万円がもらえず、Advanceグレードでは計算上は168,000円でしかないというのは、BEVマニアが買う商品企画ではないなと感じるところ。

補助金の計算方法はこちらを参照ください↓






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JC08モード航続距離308kmのHonda e、CEV補助金を試算してみる

CEV補助金の計算方法は「走行可能距離1kmごとに2000円×(一充電走行距離-200)」で導かれる

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ホンダのEV専用モデル「Honda e」の詳細があきらかになってきております。EVというと気になるのが一充電での航続可能距離だったりするわけですが、昨日のエントリでも紹介したようにHonda e標準車の一充電走行距離はWLTCモードで283km、JC08モードで308km。そして、なぜいまどきJC08モードでの計測が必要なのかといえば、それはCEV(クリーンエネルギー自動車)補助金に深く関係してくるからなのでした。



こちらのリンク先にもあるように、3ナンバーのEVにおける補助金の計算式は次の通り。

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ここで用いられる一充電走行距離がJC08モードでの計測データによる、というルールになっているので、日本でEVを売るにはJC08モードが重要になってくるのであります。ただし上限は40万円と決まっておりますので、航続可能距離を伸ばしたからといって青天井で補助金が増えていくということはありませんので、あしからず。

さらに給電機能を装備しているクルマにおいては上限金額にかかわらず2万円を増額するというルールになっております。


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日産リーフNISMO 429万4400円、オプションのレカロシートは37万4000円

ステアリングギア比変更というワークスならではのチューニング。バネレートアップとアクセルマップの変更も効いている!



日産の電気自動車(BEV)、リーフのスポーティグレードといえるリーフNISMOが2020年モデルへとマイナーチェンジというかバージョンアップ。パワートレインのハードウェアやNISMO仕様オリジナルの外観はそのままに、シャシー系に大幅に手を入れております。

その内容をピックアップすると以下の通り。
  • バネレートアップ(フロント14%、リア25%)
  • ダンパー減衰力の変更
  • リアバンプラバーのウレタン化
  • ステアリングギア比変更(18.3→14.9)
  • VCM・TCSのリセッティング
最後のVCM(制御コンピュータ)、TCS(トラクションコントロール)の変更というのはピークパワーはそのままに過渡特性を変えて、よりレスポンス重視にしたということのよう。もともとモーターのレスポンスは鋭いわけですが、実際には乗りやすさを考えて抑えているというのが実情。本来の性能を引き出してあげたといったところでしょうか。それでも性能を解放するというほどではないはずで、このあたりがモーターの末恐ろしいところでもあります。


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Peugeot e-208、国内向けではBセグ初の量産EVはバッテリー総電力量が素敵すぎた

バッテリー総電力量は50kWh、航続可能距離は340km。日常で使いたいフレンドリーEVは欧州カーオブザイヤーCar

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2020年の欧州カーオブザイヤーを受賞したプジョーのBセグメント・コンパクトハッチ「208」がついに日本上陸。従来から定評ある1.2リッター3気筒ガソリンターボ(8速AT)をラインナップするのに加え、BEV(バッテリーEV)である「e-208」も同時に発表したのが注目点。同社いわく「日本における初のBセグメントのEV」であり、その価格もかなり戦略的なものとなっているのも注目度を高めるポイントであります。

その電動パワートレインの主なスペックを整理すると次の通り。

●Peugeot e-208
モーター最高出力:100 kW
モーター最大トルク:260 Nm
バッテリー総電力量:50 kWh
航続可能距離:340 km(欧州モード)

これらのスペック、日本を代表するBEVである日産リーフの標準車を上回るというのが驚きであります。

●NISSAN LEAF
モーター最高出力:110 kW
モーター最大トルク:320 Nm
バッテリー総電力量:40 kWh
航続可能距離:322 km(WLTCモード)

CセグメントのリーフとBセグメントのe-208を比較するのは適当でない面もありますが、バッテリー総電力量でe-208が上回っているのは驚き。ちなみに、モーターの出力というのはインバーター制御次第でどうにでもなる部分があり、e-208のバッテリー総電力量を考えるとポテンシャル的にはリーフと同等の性能にすることも難しくはないだろうと予想するところであります。




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