クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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AZ-1

マツダ乗用車のルーツは、あの軽自動車。そして思い出すこと

マツダのルーツは「R360クーペ」。そしてデザインの基本もクーペスタイルにある


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マツダが100周年特別記念車を全登録車ラインナップに設定しているそうですが、そのモチーフとなったのは同社として初めての乗用車である「R360クーペ」というのを聞いて、思い出したのがこのクルマ。そうオートザムAZ-1であります。

なぜ思い出したのかといえば、R360クーペがマツダ初の軽乗用車であるとすれば、マツダとしてオリジナル設計の最後の軽乗用車がAZ-1だから。マツダ独自の軽自動車は「R360クーペ」に始まり「AZ-1」で終わったといえるのです。そう捉えるとマツダのクルマづくりのスタンスはユニーク極まりないと思えてきます。





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つま先が床に触れるかどうか、ヤマハ・テネレ700はハードルが高すぎた!?

またがるのに一苦労、そして路上で乗れる感じがしないという……
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東京モーターショーで撮影した画像を作業用PCから保存用HDDに移そうかと思い眺めていると、こんな画像を発見いたしました。ヤマハのブースで”またがりOK”で展示されていたテネレ700にまたがってみたところ、であります。見ての通り、身長163cmの短足体型にとっては、あまりにも無謀なチャレンジでありました。脚が攣るくらいの勢いで伸ばしても、つま先がツンツンと床につくかつかないかといった状態。正直、これで街乗りをするというのは現実的ではないというのが正直な感想。かなりのメタボでありますからサスペンションは沈み込んでいるはずなのですが……。

ホンダのブースでアフリカツインにまたがったときには、なんとかなりそうと感じるくらいには足先が接地したのでこちらもいけるかと思いましたが、いやはや似ているようでテネレ700のほうがハードコアな感じでありました。ちなみに、この状態で右足はステップ上であります。

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しみじみ原点回帰。1989年の東京モーターショー #44thTMS

10月30日からの一般公開に向けて、東京モーターショーのプロモーションも盛んになっております。

各自動車メーカーもSNSの活用などを含めて、モーターショームードを盛り上げておりますが、今回のプロモーションでは公式(自工会)も含め、ヘリテージやヒストリーといったコンテンツを紹介することで、歴史的な価値というか、重みをアピールしている模様。


そういえば、企業公式アカウントで先行する日産は、2009年の第41回 東京モーターショーでツイッターアカウントを運用はじめていたそうで。

ところで、東京モーターショーといえば、いまや東京ビッグサイトが会場ですが、自分的には幕張メッセ世代。

たしか幕張メッセのこけら落としとなった1989年のモーターショー、会場に足を運んだものです。

そして、そのショーにおける、マイ・フェイバリット・ショーカーは、マツダのブースにあったのでした。

後に仕事で、プライベートで、その市販版を何年も乗ることになるとは、当時は想像もできませんでしたが(というか、市販されるとさえ思わなかった)。

ショーネーム「AZ550スポーツ」を目にしてから、市販名「オートザム AZ-1」を日常的に乗ることになった数年間。その経験は無視できないもので、なんらか自分らしさにつながっている原点なのかもしれないと、この懐かしい画像から思い出すのでした。

それにしても若かった。いまは、AZ-1に乗り込むことさえできないでしょうから(汗)



ところで、正確にいえば所有していたのはAZ-1の兄弟車「スズキCARA」だったのですが、それはともかく1989年の東京モーターショーといえば、スズキも550ccエンジンで、カプチーノのプロトタイプを展示したショーでもありました。
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このときのインパクトは、もしかすると軽自動車の2シータースポーツというカテゴリへの親和性が高い世代を生み出したのかもしれません。

精進します。














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もうすぐ「身近」なミッドシップが復活しそうですが……

いろいろウワサになっているところからすると、そう遠くない時期に、まあまあ身近というか、手の届きそうな価格帯のミッドシップカーが登場しそうなわけですが。

ミッドシップに何を求めているのか、公道で味わえる領域で何が楽しめるのか、はたして気分の問題なのか。


久しぶりの「身近」なミッドシップだけに、現代のレベルに求められるイージーさや安全性から、ミッドシップ2シーターへのニーズや必要条件を再定義することから始めないといけないのだろうな、と思う次第。


こちらの画像、かつてトヨタ博物館に展示されたこともあるトヨタMR2のプロトタイプですが、この時期に流行ったミッドシップ2シーターというのは、スーパーカー気分を味わえるセクレタリーカーといった位置づけだった印象強し。

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スーパーカー気分として、低く尖ったノーズ、リトラクタブルヘッドライトといったエクステリアがあり、また室内でいえば、ドライバーの後方から聞こえるエンジンサウンドも欠かせない要素であったのでしょう。

実際、MR2(AW11)には一時期持っていたこともあるのですが、耳のすぐ後ろから聞こえてくる吸気音は独特。それを味わうために、性能を無視してむき出しタイプのエアクリーナーにしていたこともあるほど。

運動性能などドライバーのスキルに影響されない部分で、ミッドシップらしさを味わうためにには、聞こえてくる方向も含めてエンジンサウンドが有効な要素のひとつだろうな、とは感じるのでありました。

もちろん、街乗りレベルの速度であっても、交差点を曲がってアクセルを踏むだけで、リアタイヤがグッと沈み込む感覚はミッドシップやリアエンジンに特有のもので、それもまたも日常域で感じられるミッドシップらしさなのでしょう。

そうした特性は、三菱アイが出たときにも感じたところ。比較的ホイールベースは長いアイですからミッドシップのセンシティブな雰囲気はなくマイルドに仕上がっているのですが、加速時の沈み込み感はミッドシップらしいもので、いやむしろリアエンジン的なトラクション感をしっかりと味わうことができたのは鮮明に記憶に残っているのでした。

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そして、軽自動車ミッドシップの個人的な経験でいえば、AZ-1やキャラに乗っていた時期があるので思うところはまだまだありますが、その辺りはあらためて整理したいところではあります。


精進します。





AZ550の夢が現実に! 新型コペンは、スチールモノコックでバスタブを作る?


スポーツカーとして求められるボディ剛性を骨格のみで確保する新骨格構造「D-Frame(ディーフレーム)」を採用しています。

というわけで、これからクルマ関連メディアを賑わすであろう、新型コペンのボディ関連情報が公開されたわけですが、モーターショーやオートサロンでアピールしてきた『着せ替えボディ』は、市販モデルにも継承される模様。

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着せ替えボディということは、アウターパネルは完全にカウルであって、応力を受ける構造にはなっていないということですが、だからといってロータス・エリーゼのようなアルミバスタブのボディというわけでもありません。
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真横からの構造イメージがわかりやすいのですが、結論としてはスチールモノコックでバスタブと前後フレームを作って、そこにエンジンやサスペンションを付けて、アウターパネルはカウル扱いで付けたボディという理解をしております、いまのところ。
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そう、この構造は珍しいようで、アイデアとしてはオートザムAZ-1(画像はスズキ・キャラ)の二番煎じ的かも? もっともAZ-1がやろうとして出来なかった着せ替えボディ(カウル)が、ようやく実現しそうなのは、AZ-1の好きな自分としては感慨ひとしおなのでありました。
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