クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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ARIYA

試乗なし、納車は一年後でも受注好調な日産アリアの売れ筋とは?

初期ユーザーはハイパフォーマンスを求めている傾向で、リセールバリューはどうなる?

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日産のパフォーマンス系かつSUVスタイルの電気自動車「アリア」のローンチエディションとなるlimitedが好調なスタートダッシュを切ったようです。予約開始から10日で、3936台の受注を集めたということで、補助金を考慮しても500万円を超えるクルマとしては、かなりの売れ行きといえそう。



というわけで、メーカー発表によるグレード別の台数は次の通り。参考までに価格も記しておきましょう。

B6・FWD 1139台 660万円
B6・4WD   583台 720万600円
B9・FWD   433台 740万800円
B9・4WD 1781台 790万200円

エントリーグレードと最上級グレードに人気が二分されるという、ちょっと珍しい結果となっているのでした。この手のローンチエディションに飛びつくユーザー層では最上級が売れる傾向にあるので、B9・4WDが最人気なのは納得ですが……。

なお、B6というのはバッテリー総電力量が66kWhという意味で、B9は91kWhというのが違い。それにより、最高出力・一充電航続距離・加速性能なども異なっております。なお、メーカー発表の最高速はFWDが160km/hで、4WDは200km/h。航続距離が610kmともっとも長いB9・FWDが初期受注台数ではもっとも少ないということは距離よりもパフォーマンス重視なのがアリアにおけるユーザーニーズであると捉えるべきかもしれません。


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日産の新型電気自動車「アリア」が正式発表。特別仕様車は660万円からの価格設定だが…

初代リーフオーナーとしては食指は動かないというのが本音のプレミアム系電気自動車

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2021年6月4日、日産自動車が新型電気自動車「アリア」を正式発表。といってもローンチエディション的な特別仕様車の予約を開始(納車は2022年冬以降)というだけでカタログモデルについては価格情報も出てきておりませんし、航続距離などのスペックについても社内計測値というレベルの発表で、正式な発売開始は、もうちょっと先というのが正直なところでありますが……。

そんなアリアの情報については、こちらの記事でまとめているのでご覧いただくとして、現役のリーフオーナーとしてアリアは価格を含めてどのように感じたのかといえば、現時点では選択肢には入らないといったところ。スペック的には魅力的な部分もありますが、自分の求める・考える電気自動車像とはちょっと違うという印象なのでありました。




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レクサスが電気自動車コンセプトを発表するもスペックが平凡すぎる……

2025年イメージのEVコンセプトとしてはリチウムイオン電池かつ航続距離600kmのスペックは期待はずれか?



レクサスが2025年までに実現することを見据えたEVコンセプトカー「LF-Z Electrified」を発表。



リアの高出力モーターによるエモーショナルな走りを表現したスタイリング、ボディ全体をスピンドルグリルとしたスピンドルボディデザイン、そして四輪駆動力制御技術「DIRECT4」を搭載などがセールスポイントとなっている電気自動車でありますが、はたして2025年ターゲットのコンセプトカーとして、そのスペックに納得できるかといえば疑問。

ブランド性や価格帯ではライバルではないかもしれませんが、2021年中に登場するという日産のまったく新しい電気自動車アリアとスペックを比較してみると0-100km/h加速以外は大差ない印象。かたや市販予定車でありますから、もし2025年に出るクルマとして考えると物足りないというのが正直な感想なのでありました。




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【動画】2021年是非とも味わってみたいBEVの一番手「日産アリア」に大注目

エントリーグレードで約500万円、2021年中ごろ発売予定の日産のEV専用モデル第二弾に興味津々

2020年は国産新車ラインナップにおいて豊作ぞろいという声もありますが、その流れは2021年にも続きそうな予感。その筆頭候補と個人的に考えているのが、2020年に発表済みの日産の100%電気自動車「ARIYA(アリア)」であります。



こちらの動画は、横浜にある日産のヘッドクォーターにて撮影したもの。市販前のモデルだけにロープで囲われていて、ペタペタと触ることはできないのですが、これほど間近に見ることができるのは、市販目前という雰囲気でありますし、車両の仕上がりもまさに市販車といった雰囲気。フロントマスクはゴージャスですが、じつはボディはさほどグラマラスではなく、取り回しも良さそうな感じは好印象といったところでしょうか。





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物理スイッチを廃したという電気自動車「アリア」のインパネ。惜しむらくはCMSの未採用

2つの大型ディスプレイを並べた電気自動車「アリア」のインパネ。新しいといえば新しいが……

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おおよそ500万円台からの価格帯で用意されるという日産の新しいBEV(電気自動車)「アリア」が気になる今日この頃。おそらく安いほうのグレードでもバッテリー総電力量が65kWhであることを考えると補助金を前提にして車両価格が500万円相当になるという発表は、コストパフォーマンスが高いと言わざるを得ませんから。

そんなアリアのインパネは、たしかに2021年に登場するBEVとして、ちょうどいい塩梅と感じるものであります。二つの大型ディスプレイを並べ、さらにインパネから起動ボタンを除く物理スイッチのほとんどを廃したデザインは、BEVらしいと思えるもので、大型センターコンソールが電動で動かせるというのも、車格を考えると贅沢といえ、そこに所有欲を満たす要素を感じますので。
ダッシュボートには従来のような物理的なスイッチは無く、クルマの電源を入れるとアイコンが浮かび上がります。このスイッチは単なるタッチセンサーではなく、運転中でも操作感がわかるように振動するハプティクススイッチになっています。幅が広いセンターコンソールは、ドライバーのシートポジションに合わせて電動で前後に動かすことが可能です。その上には「アドバンスド アンビエント ライティング」が施された新デザインのシフトノブが配置され、センターコンソール内にはQi規格のワイヤレスチャージャーが搭載されています。



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意外? ボディサイズや重量の近いRAV4 PHVとARIYAを比べてみる

2020年話題の2台。RAV4 PHVとARIYAは車格が同じプラグイン車

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ハイブリッド王国といえる日本市場ですが、一方でプラグインハイブリッドはさほど売れないといったトレンドを打破したのがトヨタのパフォーマンス系プラグインハイブリッド「RAV4 PHV」。あまりの売れっぷりに受注停止するほどで、電動化への理解が進んでいるというか、やはり通常のモデルより高いクルマを買おうというユーザー層にとってはハイパフォーマンスというのは重要なファクターなのだなぁと思ったりするわけですが、そうしたトレンド分析が正しいとすれば、こちらもそれなりに売れちゃいそうと感じているのが、日産のBEV(バッテリーEV)「ARIYA(アリア)」。

まだ発売まで間があるということで大まかなスペックは公開されたものの、価格は未公表なアリアですが、補助金を考慮するとユーザー負担は500万円~とアナウンスがありました。先日、Honda eのCEV補助金を試算するというエントリをあげましたが、事実上の補助金上限が42万円であることを考えると、アリアのスターティングプライスは税抜き496.5万円あたりと考えるのが妥当。RAV4 PHVの最上級グレードの税抜き価格は490万円ですから、補助金を考えるとRAV4 PHVよりARIYAのほうがわずかながら手が届きやすい可能性があるのかも、と思ってみたりする今日この頃なのでした。





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