クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします
二輪・四輪にかかわらずパーソナルモビリティが、どのように変わっていくかを考察します

YouTubeチャンネルで動画を公開しています。チャンネル登録よろしくお願いします。お問合わせや情報などは、こちらのアドレスまで ysplaning@gmail.com   Instagramでも情報発信しています   Facebookページ随時更新中 noteで無料&投げ銭方式のコンテンツを公開しています。

ADAS

雪の日に気を付けたい。カメラ式先進運転支援システムの弱点とは

ワイパーをしっかり動かして「センサーの視界を確保」しないとシステムエラーが起きることがある

IMG_2163 

先日、雪が舞ったとき、愛車(スズキ・エブリイバン)のメーターに『システム一時停止』の表示が出ました。ワーニングランプからもわかるように衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報機能がロスと状態になっております。

その理由は、右側に記されているように「視界不良」によるもの……。

もちろん普通に雪が降った程度で、こうした状態になるはずもなく、これはワイパーをインターバルモードで作動させたことで、わざと出した表示であります。

逆にいえば、ワイパーを適切に動かさないと先進運転支援システムは正常に作動しないというわけです。

続きを読む

スズキ・スペーシアギアの特別仕様車「MY STYLE」は200万円以上の価値がある?!

NAエンジンのマイルドハイブリッド仕様でFF 179万3000円、4WD 191万2900円はスーパーハイトワゴン軽自動車としては高価に見えるが…

2021-12-04 (2)

スズキのスーパーハイトワゴン軽自動車「スペーシア」シリーズがマイナーチェンジを実施。マイナーチェンジの内容としては、後述するコネクテッドサービスへの対応がメインとなりますが、それだけにとどまらず商品改良も実施しております。

そんなトピックスのひとつが特別仕様車「MY STYLE」の追加設定。もともとスペーシア・シリーズにはSUVテイストに仕上げた「スペーシアギア」という派生モデルがありましたが、今回のマイナーチェンジにあわせてスペーシアギアの特別仕様車としてMY STYLEが登場しているのでした。

スタイリングの基本はそのままにホワイトルーフと組み合わせた4パターンのボディカラー、ホワイト仕立てのアルミホイールなどで”ゆるキャン”な雰囲気に仕立て上げた特別仕様車といったところでしょうか。ブラウン、アイボリー、ブラック、ブルーの4色はなかなか個性的で、カラーリングで商品力を高めているといえそうです。

 続きを読む

ACCの加速もスパルタンなメガーヌR.S.トロフィーのオートマ車

FF世界最速を感じさせる運転支援システムの味つけがバランスしている、メガーヌ・ルノー・スポール・トロフィーの走り



先日、機会があってルノー・メガーヌR.S.(ルノー・スポール)トロフィーEDCに乗ることができたのでした。車両価格は504万円、試乗車は16万円の有料色ジョン シリウス Mということで、なかなかに高価なFWDスポーツでありました。

トランスミッションはEDC(6速DCT)で、いってみれば2ペダルのオートマ車。EPBやACCなどを装備した快適系ホットハッチという一面も持つスポーツモデルでもありました。

とはいえ、メガーヌR.S.といえば歴代のコンセプトが「FF世界最速」でありますから基本的にスパルタンな走り味であることは想像に難くないでしょう。

冒頭の動画でも話しているように、サスペンションはハードな仕上げで、ご覧のような街乗りでも、なかなかに刺激的なフィーリングでありました。もっとも、サーキットに持ち込むと物足りないかもしれませんが、今回はそこまでは確認しておりませんので、あくまでそんな印象があるという話であります、悪しからず。


続きを読む

自動運転レベル2相当のACCは運転支援システムだからユーザーの使い方で安全性に差が生まれる

雨の日などスリッピーな路面ではドライバー監視を強めると同時に、車間距離設定も意識して調整すべし



最近のニューモデルは走りや燃費においては大差なくなってしまい、いまやADAS(Advanced Driver Assistance Systems:先進運転支援システム)の機能差や仕上がりによって差別化される時代だったりします。

とはいえ、いわゆる自動運転のレベル分けでいうと公式にレベル3に到達しているのはホンダ・レジェンドのホンダセンシング・エリートのみ。それ以外のADASはいずれもレベル2止まりというのが現状。それでもハンズオフできる自動運転レベル2については「レベル2+」といった表現をすることもありますが、あくまで俗称であって基準が曖昧な表現なのであまり使わないほうがいいと思うこともしばしば。

ところで、高速道路で使えるADASといえば、先行車との車間を保つACC(アダプティブクルーズコントロール)と区画線を認識して車線中央を維持する操舵アシストが双璧ですが、ACCについてはユーザーが車間距離を設定できるようになっております。その意味を、あらためて考えてみたいというのが、上に貼った動画のテーマ。


続きを読む

史上初!日本から交通事故死者が消えた日

2021年4月8日、記録上初めて交通事故による死者がゼロになった!

jiko_chousakan
毎日新聞の報道によると、2021年4月8日に交通事故の統計を取るようになって初めて、死亡者(24時間内)がゼロになったことが警察庁のまとめによって判明したとのこと。

ここ数年、かなりの勢いで交通事故および死者数が減っていますから、いつかは交通事故での死亡者がゼロになる日がくるとは期待していましたが、予想より早く死亡事故ゼロに日がやってきたというのは、やはりAEB(衝突被害軽減ブレーキ)をはじめとするADAS(先進運転支援システム)の普及が進んでいるゆえでありましょう。





続きを読む

東北道での多重事故、最新の運転支援システムがあれば起きなかった?

ホワイトアウトの影響だとすればカメラ系センサーは使い物にならない可能性大。ミリ波レーダーなら何とかなるか?

2021年1月18日、東北道・古河インターあたりで3桁のクルマが絡む多重衝突事故が起きたとの報道あり。まずは亡くなられた方のご冥福をお祈りいたしますし、ケガをされた方にお見舞い申し上げます。



さて、主な事故原因としては「ホワイトアウト」によると報道されております。ホワイトアウトとは吹雪などによって周りがすべて真っ白にみえてしまい、実質的に視界が失われる状態を指すといえますが、そうなってしまうとドライバーとしては成す術なしというのが正直なところで、その場で停まってしまうクルマと、そのまま走ろうとするクルマが混在していれば、多重衝突事故が起きてしまうのもやむなしでありましょう。






続きを読む
記事検索
アクセスカウンター
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ