クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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ACC

スズキ・スペーシアギアの特別仕様車「MY STYLE」は200万円以上の価値がある?!

NAエンジンのマイルドハイブリッド仕様でFF 179万3000円、4WD 191万2900円はスーパーハイトワゴン軽自動車としては高価に見えるが…

2021-12-04 (2)

スズキのスーパーハイトワゴン軽自動車「スペーシア」シリーズがマイナーチェンジを実施。マイナーチェンジの内容としては、後述するコネクテッドサービスへの対応がメインとなりますが、それだけにとどまらず商品改良も実施しております。

そんなトピックスのひとつが特別仕様車「MY STYLE」の追加設定。もともとスペーシア・シリーズにはSUVテイストに仕上げた「スペーシアギア」という派生モデルがありましたが、今回のマイナーチェンジにあわせてスペーシアギアの特別仕様車としてMY STYLEが登場しているのでした。

スタイリングの基本はそのままにホワイトルーフと組み合わせた4パターンのボディカラー、ホワイト仕立てのアルミホイールなどで”ゆるキャン”な雰囲気に仕立て上げた特別仕様車といったところでしょうか。ブラウン、アイボリー、ブラック、ブルーの4色はなかなか個性的で、カラーリングで商品力を高めているといえそうです。

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新型アクア、ほんとうに足踏み式パーキングブレーキでいいの?

トヨタのコンパクトカーに足りないのは電動パーキングブレーキ。上級志向のアクアでも足踏み式パーキングブレーキなのは残念ポイント

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トヨタのハイブリッド専用コンパクトカー「アクア」が10年を過ぎてのフルモデルチェンジ。10年間も作られてきたことで、そのままフェードアウトの可能性もありかと思いきや、アクアという絶対的なブランドをあっさり捨てるなんてもったいないことはしない、手堅さもトヨタは持っているのでした。



そんな新型アクア、フルモデルチェンジを機に前型より価格を大幅にアップさせ、同じ3気筒エンジンを積むヤリスハイブリッドより若干高い価格帯にシフトしたわけですが、ヤリスの上級版という位置づけにするのであれば「これは欲しかった」と思う機能が、EPBこと電動パーキングブレーキ。実車で確認していないのでわかりませんが、少なくとも公開されているインテリア画像で見る限り、パーキングブレーキは足踏み式となっている模様。

日産ノート、ホンダ・フィットともEPBを備えておりますし、当然ながら赤信号などでブレーキペダルから足を離しても停止保持を続けるオートホールド機能もついております。

オートホールド付きEPB、日常的にメリットを感じられますし、慣れてしまうと「なくてはならない」と感じるほどいい意味で中毒性のある機能。それがアクアには備わっていないのです。パーキングブレーキの戻し忘れ警告ブザーを備えるくらいであれば、EPBを採用すべきだったのでは? としみじみ思うのでした。

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ACCの加速もスパルタンなメガーヌR.S.トロフィーのオートマ車

FF世界最速を感じさせる運転支援システムの味つけがバランスしている、メガーヌ・ルノー・スポール・トロフィーの走り



先日、機会があってルノー・メガーヌR.S.(ルノー・スポール)トロフィーEDCに乗ることができたのでした。車両価格は504万円、試乗車は16万円の有料色ジョン シリウス Mということで、なかなかに高価なFWDスポーツでありました。

トランスミッションはEDC(6速DCT)で、いってみれば2ペダルのオートマ車。EPBやACCなどを装備した快適系ホットハッチという一面も持つスポーツモデルでもありました。

とはいえ、メガーヌR.S.といえば歴代のコンセプトが「FF世界最速」でありますから基本的にスパルタンな走り味であることは想像に難くないでしょう。

冒頭の動画でも話しているように、サスペンションはハードな仕上げで、ご覧のような街乗りでも、なかなかに刺激的なフィーリングでありました。もっとも、サーキットに持ち込むと物足りないかもしれませんが、今回はそこまでは確認しておりませんので、あくまでそんな印象があるという話であります、悪しからず。


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コロナ禍で売れている二輪、ETC割引特需がやって来る

ETC装着のバイクは、高速道路料金が37.5%オフになる制度が2022年度に始まる! そこで求められる機能とは?

 

既報の通り、二輪車の高速道路料金が安くなりそうです。とはいえ、恒久的なものではなく、あくまでも景気回復策の一環として、事前登録制で、土日祝日のみ、100km以上の利用という条件付き。そして値引き幅は37.5%となる模様(詳細は下にリンクしたニュース参照)。



道路への負荷による補修費を応分に負担するという発想からすれば、まだまだ二輪の高速料金は割高といえますが、いずれにしても負担減になる方策が増えていくのはライダーにとってウェルカムな話でありましょう。そうした話をしているのが冒頭に貼ったYouTube動画のメインテーマ。自分なりの造語でいば「ETC割引特需」が二輪人気を高めるのでは? という話でもあります。なんでもコロナ禍で密を避けるという流れが二輪の販売を増やしているようで、さらなる追い風になるともいえすかもしれません。


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自動運転レベル2相当のACCは運転支援システムだからユーザーの使い方で安全性に差が生まれる

雨の日などスリッピーな路面ではドライバー監視を強めると同時に、車間距離設定も意識して調整すべし



最近のニューモデルは走りや燃費においては大差なくなってしまい、いまやADAS(Advanced Driver Assistance Systems:先進運転支援システム)の機能差や仕上がりによって差別化される時代だったりします。

とはいえ、いわゆる自動運転のレベル分けでいうと公式にレベル3に到達しているのはホンダ・レジェンドのホンダセンシング・エリートのみ。それ以外のADASはいずれもレベル2止まりというのが現状。それでもハンズオフできる自動運転レベル2については「レベル2+」といった表現をすることもありますが、あくまで俗称であって基準が曖昧な表現なのであまり使わないほうがいいと思うこともしばしば。

ところで、高速道路で使えるADASといえば、先行車との車間を保つACC(アダプティブクルーズコントロール)と区画線を認識して車線中央を維持する操舵アシストが双璧ですが、ACCについてはユーザーが車間距離を設定できるようになっております。その意味を、あらためて考えてみたいというのが、上に貼った動画のテーマ。


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空調不要な春だから実現できる好燃費。WLTCモードを上回った理由とは

ホンダ「L15B」直噴 DOHC i-VTECエンジン+CVT。WLTC高速モード燃費18.9km/Lながらオンボード表示はハイブリッドに迫る

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春分の日を過ぎて、暑からず・寒からずでエアコン不要な季節がやって参りました。というわけで、非常に燃費に有利なシチュエーションということで、高速道路メインで移動する機会があったのでトリップメーターをリセットして区間燃費を測ってみることに。

クルマはホンダ・フリード+、1.5リッター直噴i-VTECエンジンを積んだCVTのFWD車であります。

トリップメーターの数字が34.6kmと短距離なので参考程度ですが、しかしながらオンボードでの燃費表示は21.4km/Lと、空気抵抗の大きなミニバンボディとしては予想外の好燃費を達成なのでありました。




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