クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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レーシングに水平対向エンジンは不利なのだろうか

ポルシェがWECマシンに使っている90度V型4気筒直噴ターボの本体を初公開したわけですが、なぜにポルシェの市販スポーツカーにおけるアイデンティティといえる水平対向レイアウトではなく、V型なのかと思うわけです。水平対向4気筒エンジンにしておけば、新しい718ボクスターとリンクさせた濃厚なプロモーションもできそうでありますし…。

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というわけで、片側バンクを切り取って、水平対向になるよう貼り付けてみると……。






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なるほど、ドライサンプでクランク軸とその先にあるトランスミッションを低く車体に搭載するには、水平対向エンジンは排気系のレイアウトに苦労するといいますか、収まらないのでありました。いやはやマーケティングだのプロモーションだの、有利不利という以前の問題のようであります、ハイ(汗)



精進します。








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2015、WECの最有力チームとなるであろうポルシェが始動

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ポルシェのWEC LMP1ワークスチームが来シーズンに向けて2014年モデルの919ハイブリッドでテストをしたとのこと。
ニコ・ヒュルケンベルグの加入、そして3台目となる919ハイブリッドの投入により2015年のル・マン24時間レースにおけるポルシェワークスチーム
2014年はトヨタチームがコンストラクターズ&ドライバーのダブルタイトルを獲得したWECではありますが、肝心かなめのル・マンはアウディが勝利。トヨタのターゲットはル・マン制覇に向かっているのでしょうが、おそらく2015年のル・マンで最有力なのは2シーズン目にして、体制を整えつつあるポルシェなのでありましょう。

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なんだかんだ、ル・マンに3台を走らせるという、ドライバーラインナップを含めて、体制を作れるだけの予算とチームの魅力と余力が、まさにチームの総合力という印象ありますので。

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こうしたシーズンオフのテストに関するリリースが出せるというのも含めてのチーム力。むしろ、自分自身のスキルとしてレーシングの優劣は判断できないだけに、周辺の要素から判断する他ないのも事実ですが(汗)


精進します。






 

ポルシェ919ハイブリッドのプロモーションムービー萌え



In the LMP1-class of the FIA World Endurance Championship 2014, it is all about bringing optimal energy efficiency together with maximum performance. Take a look at our technology concept of the Porsche 919 Hybrid in this clip.

今季からWECにワークス参戦するポルシェのマシン「919ハイブリッド」のハイブリッドシステムについての解説的プロモーションムービー。

ハイブリッドの構成要素として紹介されている順に記すと、

エンジン部のエキゾーストを利用した熱発電
助手席部分に置かれたリチウムイオン電池
フロントを駆動するモーターと回生ブレーキ


という感じになりましょうか。

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駆動系をカテゴライズすると、リアはエンジン、フロントはモーターと完全にセパレートしたパラレルハイブリッドの4WD。パラレルハイブリッドの4WDというのは、ポルシェだけでなくトヨタ、アウディとLMP1マシンは同じカテゴリになるのですが、トヨタがリアの駆動でエンジンとモーターをミックス(フロントはモーターのみ)させているのと対照的というか、シンプルな感じがして、これが24時間での耐久性を考慮したものなのかどうか、気になるところではあります。モータースポーツ、結果がすべての世界ではありますが、各社アプローチの方向も気になるLMP1でありました。

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