クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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ポルシェの電気自動車にエントリーグレード登場、航続距離431kmで1171万円はお買い得過ぎた

911カレラのエントリーグレードが1398万円であることを思うと、タイカンの1170万円はさらにリーズナブルに見えてくる!

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ポルシェの電気自動車(BEV)として登場した「タイカン」ファミリーは前後アクスルにモーターを配置した4WDが基本でしたが、ついにRWD(後輪駆動)のエントリーグレードが登場。オプションでのパワーアップも可能ですが、基本となるスペックは次の通り。

バッテリー総電力量:79.2kWh
公称出力:240kW
最高出力:300kW(オーバーブースト時)
一充電航続距離:431km
メーカー希望小売価格:1170万円

いやはや、さすがポルシェのBEVといったところで、なかなか庶民は届かない価格でありますが、BEVとしてのスペックは価格に見合たものといえそう。というより、同じポルシェの911カレラと比べてもお買い得と感じるのでありました。

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もはやマンション感覚の価格帯、新型911ターボSの予約受注が始まった

911ターボS 2892万円、911ターボSカブリオレ 3180万円。いずれも右ハンドル、2ペダル仕様のみ

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ポルシェジャパンから「新型911ターボSの予約受注を開始」というシンプルな発表あり。

発表されたのはメーカー希望小売価格が「911ターボS 2892万円、911ターボSカブリオレ 3180万円」になるという情報のみで、納車の予定時期も明記されていないのですが、それは新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でスケジュールが見えないということを示しているのかどうか?






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ポルシェが911ターボ用にカーボンホイールはオプション設定、はたしてお値段は?

ポルシェより、911ターボSエクスクルーシブシリーズのオプションとして20インチカーボンホイールをラインナップするとの発表あり。2018年の初頭にも入手可能になるという新しいカーボンホイール(フロント9 J x 20、リア11.5 J x 20)の画像や動画が公開されております。

カーボンを編み上げて作ったリムに200以上のカーボンパーツを貼り付けて製作
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単体重量や価格といった詳細情報はおいおい発表となる模様ですが、ひとまず単体重量で20%軽量化(8.5kg)、強度で20%アップといった数字が発表されております。計算すれば単体重量は出てきそうですが、前後でサイズが異なるので詳細は今後に期待といったところでしょうか。

お値段についても、このオプションが用意される911ターボSエクスクルーシブのメーカー希望小売価格が33,340,000円でありますので、推して知るべしでありましょう(汗) そして911ターボSエクスクルーシブの専用オプションでありますから、当然のようにセンターロック式となっております、ハイ。

同時に公開された動画では製造工程の一部も公開されております。中でも、巨大なマシンで編み上げたリムベースに、治具を使って成型したカーボンパーツを貼り付けていく様子を見ることができるのは貴重なシーンなのでは? そして、ブレイディング(円筒織り)といえばレクサスLFAのボディパーツ製造にも使われていた記憶がありますが、おそらくそれよりも巨大なマシンの人間とのサイズ比に驚かされるムービーでありました。


以前、BMW M4にオプション設定されるカーボン・アルミのハイブリッドホイールでは、重量と造形自由度のバランスからスポーク部分はアルミを使うのがベターという話でしたが、そこにはターゲットとする価格との関係もあったはずで、3000万円オーバーのクルマに対する専用オプションだから可能なカーボンホイール(センターロック部分は金属ですが)が可能になったのでありましょう、おそらく。

それにしても、スーパーカー的なオプションアイテム。世界的な好況というか、格差拡大を感じるカーボンホイールでありました…。

精進します。
  




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ポルシェ新世代エンジンもショートストローク・ビッグボア

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ポルシェの新型718ボクスターが搭載する4気筒エンジンは2.0リッターと2.5リッターの2本立て。いずれもシングルターボで、後者にはVTG(可変ノズルタービン)を採用しているというのが特徴ですが、その排気量の違いはボアによるもので、圧縮比(9.8)、レブリミット(7500rpm)は共通。

そして、画像から小さい(狭い)エンジンという第一印象でしたが、やはりショートストロークでありました。

1988cc仕様 ボア 91.0mm ストローク 76.4mm
2497cc仕様 ボア 102.0mm ストローク 76.4mm


思わずスバルEJ系エンジンを思い出してしまうようなショートストロークぶり。水平対向4気筒ターボに歴史を持つスバルがスクエアなプロフィールのエンジン(FA20DIT)にしていますが、ポルシェは伝統のショートストロークを守っております。とはいえ、2.5リッターの100mmを超えるボアは、現代のトレンドから外れているようにも思うわけですが、そこは直噴のあれこれで工夫しているのであろうと想像できるところでもありましょう。

そして、このボア・ストロークは、新たに911カレラに搭載されたツインターボと同一という、典型的モジュール設計であるよう。

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911カレラのスペックは272kW、450Nmでありますので、220kW、380Nmという718ボクスターのそれと比べると、控えめな印象。出力系スペックでいえば、カレラSから2気筒を引いたバージョンが718ボクスターといったところでしょうか。

モジュール設計といえば、911ターボが搭載する3800ccエンジンのボア・ストロークは102.0mm・77.5mm。このピストンと718ボクスターSのそれに共通点があるのかどうか、気になるところ。そして、次期911ターボのボアが76.4mmにライトサイジングすることがあるのかどうかも、気になるのでありました(汗)

  

精進します。








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ついにポルシェ911もダウンサイジングターボ…

日本仕様の価格が1244~1813万円と発表されたポルシェのニュー911カレラ。なんといっても注目点はエンジンで、3.0リッターの水平対向6気筒ツインターボを搭載しているのであります。

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ポルシェだけあって、ダウンサイジングターボといった表現はしていないようですが、この排気量にして最大トルクが450~500Nmというスペックは、ハイパフォーマンスというよりはダウンサイジングといった印象を受けるのでありました。

ちなみに450Nmというと、日本仕様のメルセデスAMG A45の2.0リッター4気筒エンジンと同数値でありまして、3.0リッター6気筒としては余裕を残したスペックというか、もろもろのバランスを考慮したユニットといって差し支えないでしょう

そして画像で見る限りの印象では、ターボチャージャーは小さめで、ツインターボというのがNAエンジンからの乗り換えでも不満のない低速トルクを出すための選択であろうと、しみじみ思うのでありました。



それにしても、「3.0リッター水平対向6気筒ツインターボ」という言葉が持つ力といいますか、そのプロフィールと透視イラストに魅力は感じるものの、あまりにもリアリティの感じられないメーカー希望小売価格であります、ハイ(出汁)

精進します。
















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フロントフェンダー・アウトレットがトレンドになりそう

レーシングカーでは当たり前といえるフロントフェンダー上部のアウトレットですが、斜め上に抜くように配置した市販モデルがジュネーブショーにて登場。それも話題の2台が同じように採用しているのに注目。

ポルシェ911 GT3 RS 
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ホンダ シビック タイプR
2015Civic_Type_R001

いずれも画像では確認しづらいかもしれませんが、フロントフェンダー上部にエア・アウトレットが置かれております。

ポルシェのリリースによれば前軸のダウンフォース、アンチリフト性能を狙ったものだとか。一方、シビックタイプRはエンジンベイの熱抜きといった内容で紹介。似たようなアウトレットに見えて、その目的はじつは異なっているのでした。

リアエンジンのポルシェは、そのレイアウトとしては高速でのフロントリフトは気になる素性でありますから、ここまでやってフロントの接地を確保するというのは自然なのですが、それにしても市販状態でここまでやってくると、アフター市場でやることがなくなりそう……ということはないでしょう。

むしろ、ポルシェの影響を受けて、アフター市場でフロントフェンダーの上部に抜くアウトレットが増えそうな予感ではあります(これまではサイド抜きが定番だった印象ですので)。





それにしてもシビックタイプRのアウトレットがエンジンルームの熱抜きだとすると、どのような内部構造になっているのか興味津々なのでした。


精進します。





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