クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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48V

ご近所回遊マシンであれば低電圧のライトなBEVが最適解と感じた

シトロエンの超小型電動モビリティ「アミ」は合理的な設計がフランス車を実感させます

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先日、ヴァレオの手掛けた小さなBEV(電気自動車)2台に試乗する機会がありました。ヴァレオというのはフランスに本社を置くメガサプライヤーで、いわゆるCASE革命についていえばA(オートノマス=自動運転)に重要なLIDARのようなセンサーで世界一の実績を積み重ねている有力サプライヤー。もちろんE(エレクトリック=電動化)においても様々なソリューションを提供しているのでした。

そんなヴァレオの特徴といえるのが48Vの低電圧・電動ユニットに注力していること。低電圧ゆえの安全対策におけるハードルの低さ、コストを下げられるというメリットを推しているサプライヤーの最右翼であります。





そのあたりのアレコレについては、リンクを貼ったコラムのほうでお読みいただくとして、ここではヴァレオの作った48Vライトシティーカーのディテールをクローズアップしていきたいと思う次第。まずは、その走りっぷりをご確認ください。48Vという低電圧とは思えない鋭い加速を見せてくれたのでした。



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ランボルギーニ・カウンタック復活! 6.5リッターV12+電気モーターで819馬力

帰ってきたCountach LPI 800-4のパワートレインは、785馬力のV12エンジンと34馬力の電気モーターを組み合わせる

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日本にスーパーカー・ブームを巻き起こした主役といえる伝説のスーパーカー「ランボルギーニ・カウンタック」が『Countach LPI 800-4』となって復活です。

本来はカウンタックではなく、クンタッチと読むべしという意見もありますが、リンク先の日本法人もカウンタックとカタカナ表記していますので、日本においてはカウンタックが正しい読み方ということでファイナルアンサーでしょうか(汗)





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でかいグリルのBMW 4シリーズが正式発表。キドニーグリルこそDNAと主張

キドニーグリルはBMWブランドのDNA。だから大きくなることは正しい

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BMWの新型4シリーズクーペが本国でフォトデビュー。本国でのローンチは2020年10月ということで、おそらく日本上陸は年明けあたりになるでしょうが、デザインスタディなどでも話題になっていた大きすぎるキドニーグリルは、たしかに市販バージョンの新型4シリーズに与えられていたのでした。

とはいえ、BMWのコンセプトムービーを見ると、このグリルはBMWブランドのDNAであって欠かせないものだということで、殊更に強調するのは正しいのだと主張しております。いろいろな見方はありましょうが、ひとまずのブランディングとしてはグリルの大型化を進めていくのは正義と考えているのでありましょう。

もっとも、向かって右側の下側にミリ波レーダーのカバーらしきものが見えているのは、すなわちグリルとしての機能性でこのサイズにしたわけではないということであります。このように見える部分で単なる意匠に過ぎないということを示してしまっているのは少々興ざめではありますが、まあ近年のキドニーグリルの多くで半分以上は穴が開いてないことを考えると、いまさらの指摘かもしれません……。
 
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アウディが電動コンプレッサーを市販開始。インタークーラーに直接、過給したエアを送り込む

アウディの電動ターボ・ディーゼルがついに市販モデルに搭載であります。そのニューモデルとはアウディSQ7。そして、V8ディーゼル(4.0リッター・バンク角90度)の向かって右側のインタークーラー奥に見えるのが、最高回転数7万rpmという電動コンプレッサー。
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実車も見ていなければ、レイアウトはこのイラストのみの確認なのでありますが、ターボチャージャーと直列にレイアウトしているのではなく、インタークーラーに対して並列に空気を送り込んでいるようで、吸気レイアウトが左右独立しているのならば、片バンクにしか過給していないということになりそう。インタークーラーから上がっていくパイプが左右のサージタンクをつなぐアルミパーツらしき大物に接続しているようにも見えますが、さて?

もちろん、電動コンプレッサーの目的はターボラグの解消でありますから、その辺りはあまり気にすることではないのかもしれません。それにしても、電動コンプレッサーでサージ圧を上げておけるということは、すなわち停止状態でブーストをかけておけるということであって、それがフルブーストでなくとも、たしかに出足には効果的であろうな、とも思うのでありました。

実際にはアクセルも踏んでいない状態でコンプレッサーを動かさないでしょうけれど、ローンチコントロール的なスイッチで任意に過給できたら面白そうではあります、ハイ(汗)

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そんなアウディSQ7、電動コンプレッサーのほかに前後の可変スタビライザー制御も48Vの電装系としているそうで、そのために専用リチウムイオン電池を置いているという贅沢仕様。とはいえ、ドイツのメーカーを中心にトレンドといえる48V電装系は、まだまだ過渡期ということも実感。パワーウインドウやオーディオ、各種照明などまでを48Vに置き換えて、車両全体をカバーするのは難しい(ナンセンス?)ということでありましょうか。


精進します。








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BOSCHの低電圧ハイブリッドシステム、その生産開始は2017年

BOSCHの48Vハイブリッド といえば、2015年人とくるまのテクノロジー展でもシステムを提示していましたが、あらためてロードマップが発表されておりました。

48Vの低電圧ハイブリッドシステムの第一世代が生産開始となるのは2017年頃。そのスタータージェネレターの出力は10kW、150Nmで、約15%の省燃費性能が期待できる、とか。 

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ちなみに、ハイブリッドシステム専用にリチウムイオン電池を積む、スズキのマイルドハイブリッドのスタータージェネレターのスペックは2.3kW、50Nm(ソリオの場合)となっておりますので、それに比べると、アシスト量はだいぶ増えそうな印象なのですが、BOSCHのシステムにしても車両全体を48Vにするわけではなく。

結局は、スズキがやっているようにハイブリッド用に専用バッテリーを積むというのであれば、その生産開始が2017年というロードマップは、ちょっと遅いような気がするのですが、さて?



精進します。













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