思えば、2007年6月に某・大統領からお預かりして以来ですから、もう丸6年を過ぎたのでしょうか、いまだ我が家には1986年式のスクーターが動態保存(?)されております。

とはいえ、もう二ヶ月以上走らせていないので、エンジンが回るかどうか、バッテリーの充電なども含めて、簡単にチェック。無事にエンジンはかかりましたが……。



動画ではわかりづらいかもしれませんが、排気音も白煙も、やはり2st。ホンダ純正2stオイルですが、ほのかに甘い香りがすると感じてしまうのは、自分が2st世代だからなのでしょうか。

そんなノスタルジーに浸りながらも、この白煙を見ていると、環境性能的に原付きスクーターから2stが消滅してしまったのも納得。動態保存といいながらも、公道走行はせずに保管しておくが吉、なのかもしれないなどと思ってしまったり。いやいや、やっぱりモビリティは走らせてナンボでしょう、とも思ってみたり。なんとも複雑な気分。

20年前であれば、そんなことを感じなかったのは、きっと周囲の乗り物が出す排気がおしなべて汚く、原付きスクーターのそれが気になるレベルではなかったからなのでしょう。絶対性能はもちろんですが、排ガスは相対的な”汚さ”が評価というか許容に影響するのだな、と再確認でもあります。

じつは、オーバーホールしてから未使用の純正キャブやらスペアカウルやシートなどもありますし、そもそも某・大統領からお預かりしているマシンですから、処分する気は毛頭なし。ただ、ヒトケタ万円で電動化できるキットなどあったら、コンバージョンしてみたいという妄想もしてしまいます。

それくらい2stの白煙は2013年のいまには違和感だったのです。この動画はチョークが戻って、アイドリング回転が低くなっている状態ですが、エンジン始動直後はちょっと近所迷惑だな~と反省してしまうくらいの白煙でありましたし(汗)。


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