クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

YouTubeチャンネルで動画を公開しています。チャンネル登録よろしくお願いします。お問合わせや情報などは、こちらのアドレスまで ysplaning@gmail.com   Instagramでも情報発信しています   Facebookページ随時更新中 noteで無料&投げ銭方式のコンテンツを公開しています。

2サイクル

2サイクルオイルで贅沢するのはコスパがいい!

Amazonで872円で売っているカストロール「 POWER1 RACING 2T(500ml)」を、原付二種スクーターに入れたら驚きの大変身 

IMG_2522

入手から、そろそろ一年になろうかとしいる原付二種スクーター「アドレスV100」は、当時のスタンダードといえる空冷2サイクルの単気筒エンジンを積んでいるモデルですが、2サイクルエンジンといえばオイルを燃やしながら走るエンジンもであります。そんなわけでガソリンほどのペースではないものの、2サイクル用オイルを補充しないといけないのでありました。



過去には2サイクル用オイルに、スーパーゾイルの添加剤を足したらどうなる? といった内容のブログエントリも上げておりますが、今回はオイル自体を高性能タイプに変えてみたというわけ。これまでは、ホンダ純正2サイクルオイルを使っていましたが、今回選んだのは Castrol POWER1 RACING 2T(500ml)。もっとも高性能タイプといっても、購入価格は872円(Amazon価格)ということで、まあラーメン一杯ぶんくらいの出費なわけですが……。

続きを読む

2スト空冷エンジンの原付二種スクーターは意外な燃費性能を有している?

ツーリング燃費は40km/L超、街乗り燃費でも30km/Lを超えてきた。燃費だけなら2020年代でも合格点か?

IMG_1645_Moment 

あえて2021年に手に入れた空冷エンジンのスクーター、スズキ・アドレスV100(CE13A 後期型)。

2スト(2サイクル)エンジンということもあって、趣味の世界の乗り物になるかと思いきや、メットインスペースの収納力は十分にありますし、意外にも日常の足として活躍してくれております。

たしかに今どきのインジェクションに比べるとスマートとはいえず、エンジン始動でグズるときもありますが、白煙はそれほど出してはいないと感じて(信じて)おります。

ところで、昔ながらの2ストエンジンの燃費性能はどれほどのものなのか。満タンにしても1000円でお釣りがくるくらいのタンク容量なので、さほど燃費は気にしていなかったのですが、環境負荷的な意味で気になったので走行距離と使用燃料の数字から計算してみることにしたのでした。

それを映像としてまとめたのがこちら↓

続きを読む

納車から10日で200km走行。アドレスV100(CE13A)のファーストインプレッション

50km/hからの加速感は2スト的で期待通り。スタートダッシュがイマイチなのは仕様?

IMG_0881

このスクーター、何かおわかりでしょうか。2000年代に販売されていたスズキの原付二種スクーター「アドレスV100」で、エンジンは2スト(2サイクル)の99cc。燃料供給装置はもちろんキャブという時代のメットインスクーターなのでした。

以前から、左手でリアブレーキをかける感覚を学びたいと思いスクーターを探していたのですが、たまたま立ち寄った中古バイク屋さんの店先で偶然の出会いをしたアドレスV100にピピッときてしまい、あえて2021年に2ストエンジンを味わうという決断をすることに。

そんなアドレスが納車されたのが5月後半で、10日足らずで200km以上を走ってしまうというお気に入りぶりであります。そんなわけで、リターンライダーが日常の足としてアドレスV100を導入してのファーストインプレッションを箇条書きすると次の通り。

  • 予想より白煙は掃き出さない
  • 信号待ちなどでは2スト独特の匂いが強い
  • ゼロ発進では期待ほどの加速感じゃない
  • 50km/hを超えるとグンと伸びる感じが2スト的
  • フロントディスクブレーキはコントロール性があって乗りやすい
  • リアのドラムブレーキは必要十分な効きだけれど調整はしづらい
  • シートは十分なクッション性
  • 街乗りレベルではサスペンション関連の不満なし
  • 手持ちのXLサイズのフルフェイスヘルメットはメットインスペースに収まりそうもない

それにしても2ストの匂いというのは2021年には少々気が引けるもの。とはいえ、それを非日常的なファンにつながる要素として楽しむことができているので、どんどん愛着が増していきそうな予感です。


続きを読む

1980年代の大気汚染ぶりを、昔のスクーター動画から思い出す

50cc原付スクーター最強、ホンダ・ビートの速さの秘密は可変チャンバーシステムにあり



先日、こんなツイートをしました。
軽自動車と原付というそれぞれのカテゴリーでエントリーとされている車種に同じ名前を使うというのは、その名前が持つキャラクター(親しみやすさなど)に似た部分があるのでは? という思考実験をしようかと考えてのツイートでしたが、それはさておきホンダ・ビートといえば軽自動車としては世界初のミッドシップでモノコックボディのオープン2シーターであり、原付スクーターでは「世界初の水冷2サイクルエンジンを搭載」したスポーツモデル。メカニズムへのこだわりという点でもキャラクターが似ていると思うわけです。

それにしても原付スクーターのビートが誕生したのは1983年、軽自動車のビートは1991年ですから、ほとんど間を置かずに名前を”使いまわした”わけで、それでもネガティブな印象がなかったのも、ビートという言葉の響きゆえでしょうか。ちなみに、軽自動車のビートについていえば、直前まで「デュオ」という名前が有力候補として検討されていたという話もあり。こちらも「ディオ」というスクーターと響きが似ているのは偶然ではないでしょう。ホンダには小さいバイクやクルマに似合う名前(響き)というノウハウがあると思われるわけです、ハイ。



続きを読む

2017年モデルながら大排気量2サイクルのキャブエンジンが味わえる乗り物とは?

vk540v_main
日本国内唯一のスノーモービル完成車メーカーであるヤマハ発動機から2017年モデル「VK540V」が発表。

記事キャッチにもあるように 業務用を前提とした機種でありますが、税込115万3440円という価格は、個人所有も可能な価格帯でありますし、なによりエンジンが総排気量535ccの2サイクル2気筒で、キャブレター仕様というのは、エミッション的な話は置いておくとして、いまどき新車で乗れるというのは貴重でありましょう。

そして、こうしたカテゴリーにおいて2サイクルエンジンが生き延びているということを気付いていなかったことに反省であります(汗)

精進します。








人気ブログランキングへ 

いまだから2ストチューニングが新鮮!


『2ストチューニング パワーの方程式』というキャッチに惹かれ、DVD付きとはいえ、74ページで1800円という、ちょっと高めの雑誌を買ってしまいました。



バイクは2サイクル! (と信念があるわけではないのですが、それしか所有したことがない)自分としては、これまでキャブを変えて吸気量を増やし、チャンバーの形状でトルクと回転域が変化するくらいしか認識のなかった2サイクルのチューニングについて、チューナーがどのように考えているのか、単純な好奇心からの購入であります。

いまさらですが、2サイクルのチューニングでは、一次圧縮・二次圧縮という言葉が使われております。

一次圧縮:クランクケース内圧
二次圧縮:シリンダーの圧縮(4サイクルの圧縮と同様)


自分の理解としては、ピストンが下ることでクランクケース容積が変化することによる混合気の与圧を一次圧縮と表現しているようで、クランクケースの容積によってそれをチューニングすることが重要、とのこと。

ピストンの重量アップというのはネガティブ要素なので、一次圧縮のために厚くしたりするのはNGでしょうが、要求強度の中で軽量化を考える4サイクルに対して、2サイクルでは一次圧縮を考慮したスカートやピストン裏の形状などあるのかどうか? ちょっと気になるのでした。

吸気の与圧として考えると、ターボやスーパーチャージャー、またラムエアによるインマニ圧アップのメリットに近い部分もあるのでしょうが、2サイクルの場合はリードバルブを押し開けて混合気を押しこむ(掃気)するわけで、より与圧の意味合いというか効果が大きいともいえそう。

ただ、クランクケース内圧をピストンが下死点に向かうときに生み出すものだとすると、ポンピングロスにはなっているはず。その意味では、クランク出力を利用して過給するスーパーチャージャーに近いイメージのエネルギーフローを想像してしまうのでもありました。


そんなこんなで、妄想。


ナンバーは生かしてありますが、保険は切っていて、完全に寝かせた状態のDJ-1L。パワートレインをバラしてみようかしら、などと思う今日このごろです。

精進します。



2014-06-02-18-03-42



記事検索
アクセスカウンター
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ