クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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電費

軽BEV「eKクロスEV」の電費が良すぎて驚いた!

カタログスペックは20kWhで180km。エアコンオフでの実電費は13.4km/kWhだった

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BEV(電気自動車)は本質的に近距離ユースで使うのが向いている面があります。一定速度の高速巡行というのはエンジン車では高効率ゾーンですが、BEVにとってけっして効率がいいシチュエーションとはいえません。

また航続距離を伸ばすために多量のバッテリーを積むというのは生産コストや生産時のCO2排出量を増やしてしまいますし、普段は使わない領域のバッテリーは単なる重しになってしまいます。BEVのバッテリー搭載量については「大は小を兼ねる」ではなく「適材適所」的な考え方が必要です。

その意味では、エンジン車においても近距離ユースと割り切りやすい軽自動車はBEVとの相性がいいカテゴリーといえます。必要最低限のバッテリーを積んでおくことで軽量かつ安値に仕上げるという判断が商品企画としてしやすいからです。

というわけで、大注目の新型・電気自動車「eKクロスEV」に試乗してまいりました。

その感想は動画で見ていただければ幸いですが、とにかく軽自動車として最上級といえる走りに仕上がっていたのが印象的。なにより車両価格を除けば、経済性においても軽自動車に求められるリーズナブルさを実現していたことが、電動化時代の軽自動車像として理想的パッケージと感じたのでした。


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最後の走行は9.2km/kWh! 日産リーフ、3年半の電費を振り返る

初代・後期型のリーフに乗った期間は2018年4月~2021年10月。記録に残る月間電費を一挙公開

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自動車コラムニスト・山本晋也として、電気自動車のあるカーライフを体験してみようという狙いで初代の日産リーフを購入したのは2018年4月。

リーフのオーナーになると日産のサービスにより、月間平均電費のデータがオンラインで確認できるようになります。クルマを手放すとサービスから退会するのでオンラインで確認できなくなりますが、サービスが利用できるようになった2018年6月からリーフを手放した2021年10月までの月間電費を記録しておきましたので、振り返りということで公開させていただきます。



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アクセルペダル操作の最小単位を細かくすることがエコドライブにつながります

アクセルペダルを足首で動かすのではなく、小指を曲げて踏むイメージだと微妙なコントロールがしやすくなる



ちょっと過激に「小指で踏め」と言い切ったサムネイルをあてた動画をYouTubeで公開しました。内容としては、エコドライブのアクセルワークについて自分なりの意見を勝手に喋っているだけというもので、エビデンスのない単なる経験則だったりするのですが……。

で、アクセルペダルを小指で踏むというのはじつは意識していたことではなく、自然と身についたテクニックというか、自分の足癖をふと冷静に自分の運転を見つめてみて気が付いたポイント。より具体的にいえば、右足をアクセルペダルの上に置いた状態で、踏み込むときに小指を曲げるように力を入れていることに気が付いたのでありました。


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電気自動車リーフ1.8万km走行後のフロントタイヤ。外側が摩耗気味な理由とは?

電費を稼ぐために最小解の減速でコーナリングしようとする傾向がタイヤの減り方に現れた?

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走行距離8500kmほどで中古で購入したリーフ(AZE0)のオドメーターがようやく1.9万kmに届きました。コロナ禍で出かける機会が減っていたわけではなく、そもそもこのくらいのペースでしかクルマに乗らない生活なので、自分としては予想通りなのですが、さすがに2万kmに近づいてきてタイヤ由来のノイズが目立つようになってきたというか、グリップ感も下がってきた印象。

というわけで、あらためてタイヤの状態をみようとステアリングを目いっぱい切って、iPhoneでパチリしたのが、この画像。見ての通り、右フロントで向かって左側がアウト、右側がイン。そして、じっくり見ていくとトレッド外側が明らかに摩耗が進んでいるのがわかるのでした。






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電気自動車は渋滞にハマると電費がよくなる説(汗)

高速道路と街道を使ったルートで平均速度30km/h台のドライブで、過去最高レベルの好電費を実現した!

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こちらの写真を撮ったのは千葉県・柏 国道16号線沿いにある日産ディーラー。ZESP(ゼロエミッションサポートプログラム)を利用せずとも無料で利用できる充電器というのは久しぶりに見ましたし、世代的にもかなりクラシックなCHAdeMOの機械だなぁと、思わずiPhoneのカメラ機能を立ち上げてしまったわけです。

それにしても16号の渋滞ぶりには閉口させられました。この日は10kmを走るのに1時間近いというほどダラダラと流れている状態だったのです。幸い、余裕を見ていたので予定には間に合いましたが……。

とはいえ、渋滞も悪いことばかりではありません。エンジン車にとっては渋滞というのは無駄に化石燃料を燃やすシチュエーションですが、動いていないときのエネルギー消費を最小限に抑えることのできる電気自動車にとってはそうしたデメリットがないことを再確認できたから。





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初代リーフで高速道路を走る。80km/hと100km/hで消費電力はどう違う?

消費電力の違いは航続距離にダイレクトに影響するが、勾配を利用して速度を上げるのはアリ



先日、愛車の初代リーフでの高速ドライブにおいて電費(航続距離)の心配なく走れるようになったというエントリをあげましたが、航続距離をそこそこ読めるようになった理由は、自分なりに電気自動車を安定して走らせることができるスキルを身に着けたと感じているから。

アクセル操作や速度感と電費の関係が肌感覚でわかると、バッテリー残量と目的地(充電スポット)までのどの程度の余裕をもって辿り着けるのかをそれなりに予測できるようになり、それが安心感につながるというわけです。


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