カタログスペックは20kWhで180km。エアコンオフでの実電費は13.4km/kWhだった

BEV(電気自動車)は本質的に近距離ユースで使うのが向いている面があります。一定速度の高速巡行というのはエンジン車では高効率ゾーンですが、BEVにとってけっして効率がいいシチュエーションとはいえません。
また航続距離を伸ばすために多量のバッテリーを積むというのは生産コストや生産時のCO2排出量を増やしてしまいますし、普段は使わない領域のバッテリーは単なる重しになってしまいます。BEVのバッテリー搭載量については「大は小を兼ねる」ではなく「適材適所」的な考え方が必要です。
その意味では、エンジン車においても近距離ユースと割り切りやすい軽自動車はBEVとの相性がいいカテゴリーといえます。必要最低限のバッテリーを積んでおくことで軽量かつ安値に仕上げるという判断が商品企画としてしやすいからです。
というわけで、大注目の新型・電気自動車「eKクロスEV」に試乗してまいりました。
その感想は動画で見ていただければ幸いですが、とにかく軽自動車として最上級といえる走りに仕上がっていたのが印象的。なにより車両価格を除けば、経済性においても軽自動車に求められるリーズナブルさを実現していたことが、電動化時代の軽自動車像として理想的パッケージと感じたのでした。
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BEV(電気自動車)は本質的に近距離ユースで使うのが向いている面があります。一定速度の高速巡行というのはエンジン車では高効率ゾーンですが、BEVにとってけっして効率がいいシチュエーションとはいえません。
また航続距離を伸ばすために多量のバッテリーを積むというのは生産コストや生産時のCO2排出量を増やしてしまいますし、普段は使わない領域のバッテリーは単なる重しになってしまいます。BEVのバッテリー搭載量については「大は小を兼ねる」ではなく「適材適所」的な考え方が必要です。
その意味では、エンジン車においても近距離ユースと割り切りやすい軽自動車はBEVとの相性がいいカテゴリーといえます。必要最低限のバッテリーを積んでおくことで軽量かつ安値に仕上げるという判断が商品企画としてしやすいからです。
というわけで、大注目の新型・電気自動車「eKクロスEV」に試乗してまいりました。
その感想は動画で見ていただければ幸いですが、とにかく軽自動車として最上級といえる走りに仕上がっていたのが印象的。なにより車両価格を除けば、経済性においても軽自動車に求められるリーズナブルさを実現していたことが、電動化時代の軽自動車像として理想的パッケージと感じたのでした。
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