クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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電気自動車

ホンダの電動・軽商用車「N-VAN e:」は最大積載量300kg

2024年春発売、ホンダの軽商用EVがティザーサイトをオープン

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前々からホンダが軽商用EVを出すということは経営計画として明言されていたわけですが、その第一弾となる「N-VAN e:」のティザーサイトが公開され、様々な情報が明らかになっております。

個人的に注目すべき情報を整理すると以下の3点でしょうか。

一充電航続距離の目標:210km以上
最大積載量:300kg(エンジン仕様のN-VANは350kg)
一般向け含む3グレード構成




グレード構成については、オンライン専売のタンデム2シーター仕様「L2」と業務向けの「L4」、そしてレジャーユースを意識したと思われる「FUN」という3グレード。L2とL4は普通充電のみ対応で、急速充電はオプションとなっているのはコストダウンに見えるかもしれませんが、充電コストを考えるとビジネスユースでは普通充電一択なのは言うまでもなく、万が一の急速充電に対応するために車両コストを上げるというのも”あり得ない”という賢明な判断をしたのであろうと思われます。続きを読む

デリカミニの記事を「CARトップ」2023年6月号に寄稿しています

デリカミニはニッチ商品じゃない! 軽スーパーハイトワゴンのメインユーザーに受け入れられるスタイルを目指した結果だった!!

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2023年上半期における国産車の最注目モデルといえる三菱デリカミニ。注目度の高さは発売開始を前に1万台近い受注を集めているというエピソードが示す通りですが、何度か取材してく中で気付いたのは、デリカミニはけっしてニッチ狙いではないということ。

スライドドアを持つ軽スーパーハイトワゴンのクロスオーバーSUVといえば、スズキ・スペーシアギア、ダイハツ・タントファンクロスといったモデルもあるわけですが、いずれにしてもスペーシアやタントといった王道があっての付加価値商品といった位置づけ。

そのため、趣味性の強いこだわりユーザーを狙った商品企画と理解できるわけです。つまり、あくまでも王道があってのサブラインといえるでしょう。

一方で、デリカミニについては、ハードウェアの構成や車両型式の上ではeKスペースのバリエーションともいえるのですが、独立した車名としたことにより単独モデルとして認識されるのが立ち位置としての違い。

商品企画としても、軽スーパーハイトワゴンのメインユーザー層をまっすぐに狙ったという点ではスペーシアギアやタントファンクロスとは異なるという印象であります。

そのあたりの話を、4月26日発売のCARトップ6月号(交通タイムス社)にて4ページに渡り書いています。お手にとっていただければ幸いです。



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悲報? 朗報? ソニーホンダ・カーは「アフィーラ」という名前になる

ソニー・ホンダモビリティの生み出すクルマは、SONYでもHondaでもなく「AFEELA」というブランドで展開

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日本が誇るビッグブランド、SONYとHondaが協業して電気自動車を生み出すというのは自動車ファンのみならず大きな注目を集めているトピックですが、両社のJVであるソニー・ホンダモビリティが初めてとなるプロトタイプ(量産前提の試作車)をCES2023にて発表。

冒頭に貼ったキービジュアルからすると、意外にオーソドックスなサイズ感の4ドアサルーンという印象も受けますが、はたして、「ソニーカー」と通称されることもあった同社の生み出すクルマには「AFEELA(アフィーラ)」というブランドが使われることも明らかとなりました。



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電気自動車のSクラス、メルセデスEQS日本発売。245kW・568Nm・700km・1578万円

全長:5225mm・全幅:1925mm・全高:1520mm・車両重量:2530kg・バッテリー総電力量:107.8kWh。そしてCd値は0.20 !!

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メルセデスの電気自動車(BEV))フラッグシップ「EQS」が日本に正式上陸。メルセデスベンツ日本より導入が発表されております。

グレード構成とメーカー希望小売価格は次の通り。絶対的には高価ですが、BEVとしては十分にリーズナブルという印象もありなのでした。

EQS450+:1578万円
AMG EQS 53 4MATIC+:2372万円

グレード名からも想像つくようにEQS450+は標準的で、EQS 53はAMGのパワフル仕様。前者はRWD、後者は4WDとなっているのは、BEVのパワフル仕様は前後ツインモーターにするということでしょうか。

 

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トヨタが新しい電気自動車として発表したシルエットがプリウスの進化形

中国向けセダンスタイルのBEV「bZ3」をBYDと共同開発。気になるのは同時に発表されたシルエット画像…

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トヨタが中国市場向けにセダン型のBEV(電気自動車)を発表。すでに発表されているように、この新型BEVの開発においては、いまや世界的なバッテリーメーカーとなったBYDとの共同開発というスキームが利用されているとのことです。

 

そのあたりの情報については、トヨタ発表のニュースリリースを見ていただいてもいいでしょうし、また上の貼ってあるよう手短にまとめたコラムも用意させていただきました。

そしてトヨタの発表で気になるのは、リアでスパッと断ち切ったようなボディシルエットをチラ見せした、開発中のbZシリーズの新モデルという情報。続きを読む

レクサスUX300eが大幅進化を発表。バッテリーを54.4kWhから72.8kWhへ増量

現行・日本仕様のWLTCモード航続距離は367km、プロトタイプの欧州WLTMモード航続距離は450km

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レクサスの小型BEV(電気自動車)UX300eが大幅な性能アップを果たすことを発表、欧州仕様のプロトタイプの画像を公開しております。



注目は現行モデルに対して、大幅にバッテリー総電力量を増やしてきたことでしょうか。発表されているプロトタイプのスペックを引用すると以下の通り。

UX300e 主要諸元(欧州仕様・プロトタイプ)
航続距離 450km(欧州WLTC値)
電費 166.7Wh/km(欧州WLTC値)
総電力量 72.8kWh
急速充電規格 CHAdeMO
最高出力(kW) 150
最大トルク(Nm) 300

UX300e 主要諸元(日本仕様・2022モデル)
航続距離 367km(WLTCモード)
電費 140Wh/km(WLTCモード)
総電力量 54.4kWh
急速充電規格 CHAdeMO
最高出力(kW) 150
最大トルク(Nm) 300

数値を見比べてみると、バッテリー総電力量を1.3倍に増やして、航続距離を伸ばしたといえそう。モードが異なるので単純比較できないものの、電費についてはダウンしているように見えます。つまりバッテリーをいっぱい積んで力技で航続距離を伸ばしたので重くなったぶん、電費が悪くなるのも止む無しというアプローチのように思えてしまうのでした。

日本での発表だけみると、そうしたネガティブな印象を受けてしまいますが、欧州仕様で比較すると実態としては、そのあたりも進化している模様。
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