クルマのミライNEWS

自動車コラムニスト 山本晋也がクルマのミライに関するニュースをお伝えします。

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道路交通法

電動アシスト自転車の平均速度を見れば、車道を走るべきとわかる

約30分間走行での平均速度が15km/h超。たしかに車道を走るべき「軽車両」だ

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自転車というのは、法的に「軽車両」に分類されるモビリティであり、基本的には車道を走行するよう定められております。

この点については、ずいぶんと啓もうが進んできたと感じる今日この頃です。

一方で13歳未満の子どもと70歳以上の高齢者については自転車乗車時であっても歩道を走行することが認められるという例外については、あまり認知が進んでいないことは気になる…といった内容のコラムを書いたばかりなのですが、それでも電動アシスト自転車については年齢にかかわらず車道の走行が基本とすべきかもしれません。



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交通安全の合い言葉「ダイヤの先には横断歩道」

信号のない横断歩道の手前にはダイヤのカタチ(ひし形)をした道路標示があります
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いろいろご意見ありましょうが、交通事故の発生件数が減っているのはハードウェアとインフラの進化というのが持論。

たしかに運転手の安全意識を高めることは重要ですが、そうした啓蒙活動は長らく行なわれてきたわけで、ここ10年内の大幅な事故減少は、AEBS(衝突被害軽減ブレーキ)に代表されるADAS(先進運転支援システム)の進化が大きく貢献しているのだろうと思う次第であります。

その上で、ADASでは減らせないと感じるのが信号のない横断歩道における事故。法律上は横断しようとしている歩行者を優先して、車両は停止する義務があるのですが、なかなかそうはいっていないのも事実。もっとも、コンプライアンス意識の高まりからか、横断歩道における歩行者優先を順守する意識も強まっているという印象もありますが……。



とはいえ、信号のない横断歩道を認識してから両サイドの歩道に目をやり、横断しようとしている歩行者を見つけて、減速・停止するというのは運転手の力量によっては難しいと感じるのも事実でしょう。

そのために覚えておきたいのが、タイトルにもした「ダイヤの先には横断歩道」という合い言葉。路面にダイヤマークを見つけたら減速する意識が街乗りでの安全運転には大事というわけです。続きを読む

自転車と自動車、同じ車両として共存共栄を考えると……

自転車は車道走行が大基本なのはコンセンサスがとれてきた。次は追い越しポイントの相互理解が混合交通での課題?



ここ数年、自転車愛好家の方が増えている印象あり。とくに休日ともなれば、幹線道路でも観光道路でもサイクリストの方を見かけるケースが増えております。そして、きちんとしたサイクリストの方ほどちゃんと車道を走っているのでした。

なにしろ、道路交通法では自転車は軽車両であり、基本的には車道を走るべきと定められておりますから。たしかに、いわゆるママチャリなどでは歩道を走っているケースも見受けられますし、道路交通法的にいっても『著しく自動車などの交通量が多く、かつ、車道の幅が狭いなどのために、追越しをしようとする自動車などの接触事故の危険がある場合など、普通自転車の通行の安全を確保するためやむを得ないと認められるとき』は、普通自転車であっても歩道を走っていいとなっておりますが、あくまで例外的規定というのが基本的なスタンスであって、歩道を走っていいのは『13歳未満の子供や70歳以上の高齢者、身体の不自由な人が普通自転車を運転しているとき』に限った話となっております。

※参考リンク:https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/bicyclette/jmp/bicyclette.pdf

とはいえ、ここでいう『追越しをしようとする自動車などの接触事故の危険がある場合』という項目については、もう少し啓もうするなり、サイクリストとドライバーの間でなんらかのコンセンサスが必要と思えるのも事実。もしドライバーのスキル不足でサイクリストが事故に巻き込まれると、スピードが出ているほど重大インシデントにつながる可能性大ですから。





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